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◇ 悪辣極まる船場吉兆、吉兆グループの“汚点” 大阪商工会議所会頭が船場吉兆を批判(11月16日) 大阪商工会議所の野村明雄会頭(大阪ガス会長)は16日の定例記者会見で、大阪府警の家宅捜索を受けた船場吉兆を批判し「偽装表示は極めて不適切」と指摘した。 野村会頭は、船場吉兆について「浪速の食文化を支える重要な店だった。吉兆ブランドの評価は高く、お連れした国内外の客に喜んでもらえたのだが」と発言。同社の今後については「時間はかかるだろうが再発防止に努力し、老舗として必ずよみがえると思う」と述べた。 ※ 仕入れ先に責任をなすり付けたかと思えば、パート職員が勝手にした事と懲りずに責任転嫁。恥知らずにして、プライドの欠片すら持ち合わせていない体たらくと見える船場吉兆。 ◇ 船場吉兆の偽装表示、「同じ看板」グループ4社にも影響(11月17日) 高級料亭「船場吉兆」(大阪市)による偽装表示事件で、同じ吉兆ブランドを掲げる「本吉兆」(大阪市)、「東京吉兆」(東京都)、「京都吉兆」(京都市)、「神戸吉兆」(大阪市)のグループ4社には、予約キャンセルや抗議電話が入るなど影響が広がり始めた。 創業者の湯木貞一氏(1901〜1997)が築いた老舗の看板を継承し、背負ってきた子供や孫たち。互いに経営方針も扱う商品も異なる別会社だが、傷ついたブランドの立て直しには共に頭を痛めているようだ。 本家筋にあたる本吉兆では、大阪市内などのホテル店舗で、結納など慶事関係の予約キャンセルが数件出ている。貞一氏の男系の孫、湯木潤治社長(48)は「会社は違うと言っても、お客さんからすれば、同じ『吉兆』で、縁起が悪いとなってしまう。吉兆全体で一から出直すしかない」と、唇をかむ。 「百貨店などで販売する商品の売り上げが半減する可能性もある」と危惧するのは、東京吉兆。銀座の東京本店には抗議や苦情を訴える電話が相次ぎ、15日からは、お詫びなどを記した手紙を商品に添え始めた。 湯木俊治取締役(53)は「今回の件で私たちは高い授業料を払った。暖簾の価値は日々の積み重ねでしかない。これからも料理屋として当たり前のことを当たり前にやるだけ」と、信頼回復への姿勢を語る。「身内が多くの方々の信頼を裏切ったことについて私だけでなく『吉兆』の名を掲げて商売をさせて頂いている者は一様に、痛切な痛みを感じております」 京都吉兆の徳岡邦夫専務(47)は、自社のホームページにお詫びの言葉を連ねた。一方で、「グループ各社は完全に別の会社」「京都吉兆が扱う商品は、公的機関の調査で適切な消費、賞味期限管理、産地表示管理が確認されています」と強調し、消費者の不安払拭に懸命だ。 紅葉シーズンを迎え、嵐山本店は満室が続いていたが、宴会などにキャンセルが出たほか、おせち料理の予約も前年比6割程度にとどまっている。徳岡専務は「同じ吉兆の名を使いながら、これまであまりにも互いに関与しなさすぎた」と振り返る。 神戸吉兆も事件後、自社ホームページで「船場吉兆の方向性を正せなかったのかと責任を感じずにはいられない」と身内としての悔恨の情を記した。捜索当日は、予約なしの来店客が普段の週末より少なかったといい、湯木喜和社長(68)は「お得意さまからは、『元気出してや』と励ましの言葉をもらい、涙が出る思い。ただ、悪い影響がボディーブローのように表れてくるかもしれない」と、不安を募らせている。 船場吉兆の心斎橋店によく通ったという、「関西文学」編集長で評論家の河内厚郎さんは「盛りつけ一つにしても、歌舞伎好きだった貞一さんの流れを受け、華やかな一方でけばけばしさがなく、『はんなり』とした印象が吉兆の魅力だと感じていた。その土地に密着し客へのもてなしを大事にしてきたからこそ。もう一度原点に戻り、吉兆の魅力を取り戻してほしい」と話している。 ◇ 創業者・湯木貞一 昭和5年(1930年)に大阪で「御鯛茶処 吉兆」を開店。現在の「吉兆」グループの創業となる。茶の湯に根ざした料理は、季節を味わい、しつらえの演出が工夫され、「日本料理界は吉兆という風が吹いている」ともいわれた。その味と趣向を極め、気品のある日本料理は世界に誇るものとして、湯木は「世界の名物 日本料理」を標榜していた。 戦後間もなく、既にベーコンや牛肉、アスパラガスなどの新しい素材を取り入れ、松花堂弁当を考案するなど、常に創造をつづけた。その一方で、「食の基本と最高の料理は家庭にある」とし『暮らしの手帳』誌上の約20年にわたる連載で「吉兆の手の内も、洗いざらい」披露して日本料理を守り育てようと努めた。湯木の美意識の発露である美術品収集も有名で、茶の湯の道具を中心とした作品は「湯木美術館」に所蔵公開されている。昭和63年(1988年)、料理界で初めての文化功労者の顕彰を受けた。平成9年(1997年)逝去。享年95。 ※ 故・湯木貞一氏の名誉を傷つける不肖の後継者。われわれはブランドではなく、自らの味覚こそ信ずるべきだろう。ブランド偏重が、このような不心得者を生み出した。 ◇ 神戸吉兆のお詫び この度は、「船場吉兆」による不祥事に付きまして、深くお詫び申し上げます。同じ「吉兆」を冠する吉兆グループの一員として、皆様の信頼を裏切ることになり、申し訳ございません。重ねて深くお詫び申し上げます。 多くのお客様から沢山の厳しいご意見を頂戴しており、私どもも真摯に受け止めております。吉兆グループは現在、創業者湯木貞一の一男四女がそれぞれ独立して別法人を組織して、それぞれが独自に営業を致しております。 献立はもちろん、仕入れ先、給与、採用体系などを含む全ての経営方針が異なっております。ただ吉兆グループの中で同じ吉兆と名がつく店をする限りは、創業者湯木貞一の名に恥じないよう、お互いが切磋琢磨して努力するということが暗黙の了解となっておりました。その中での船場吉兆の不祥事は、同じ吉兆グループとして、船場吉兆の方向性を正せなかったのかと責任を感じずにはいられません。 私ども「神戸吉兆」は、今まで通り、味もさることながら先ず料理人の原点に立ち、素材の偽りやごまかし等のお客様の信頼を裏切るようなことは決して致しません。そしてこれからも引き続き、湯木貞一の指示した日本料理のあるべき道を、経営者を始め調理場、ホール、洗い場に至るまでスタッフ全員が一丸となって、愚直なまでに一日一日精進して参る覚悟であります。日本の四季おりおりの文化を「料理」という手段であらわし、「世界の名物日本料理」をモットーに、お客様にご愛顧承りますよう一層頑張って参ります。
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