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平成19年11月24日(土)昨夜:大相撲13日目、2敗は白鵬と千代大海。 11月24日は、スピノザの誕生日です。 ◇ バルフ・デ・スピノザ(Baruch de Spinoza)(1632〜1677) ユダヤの富裕な商人の子として、オランダ・アムステルダムに生まれる。ユダヤの教育を受けて、中世のユダヤとアラビアの哲学を研究し、その後、ヨーロッパの思想にふれ、自然科学や数学にも親しみ、ことにデカルトの哲学に興味を持ち、熱心に研究。 やがて「自然の中にある普遍的な法則」こそが唯一の「神」であると説いたため、ユダヤ教会から追われ、更には命までも狙われるようになる。彼は居所を転々とし、ハイデルベルグ大学の講師として招かれたりもしますが、これを断って当時最先端の技術であるレンズ磨きや、個人教授をしながら自らの思索を深めていきました。 彼の思想は汎神論と言われ、「我々の周りにあるものは全て神のあらわれである。自然が様々の姿や働きを示すのは神の永遠の力によるものである。全ての物体や精神は属性であり、神がその実在である」と説いた。 しかし当時、このような思想はキリスト教世界の唯一神を否定するものに他ならず、彼は危険人物と見做されます。1670年には、著者名を偽り発行元もドイツと偽って「神学・政治論」を出版しましたが、たちまちつきとめられ激しい排斥にあっています。 彼が1661年から書き始めた「エチカ」が、1675年、43歳の時に完成しましたが、1677年2月21日、肺結核で亡くなりました。彼は死期が近づいても、落ち着いていて、自らの草稿や書簡を整理したといいます。その遺体は友人たちの手によって葬られ、友人たちの手により密かに編集された「遺作集」が出版されました。他に、「知性改善論」「倫理学」「国家論」など。 11月24日の誕生花=がまずみ、花言葉は「愛は死より強し」。 ◇ 映画「フィクサー(The Fixer)」1968年、MGM アメリカの作家バーナード・マラムードが1967年に、ピューリツァー賞を獲得したベストセラー小説の映画化。(フィクサーと言うと、すぐに黒幕を想起するが、 fix は「固定する、修理する」などの意味。) 帝政末期のロシア。ウクライナのキエフでは、ユダヤ人排斥運動が烈しく行われていた。ヤコフ(アラン・ベイツ)は修理屋だが、妻レイズルに逃げられる始末。やがて、彼は無実の罪をきせられ長く獄に繋がれる。 しかし調査官のビビコフ(ダーク・ボガード)は事件の真相を見抜き、ヤコフを励まし正当な裁きを受けさせるべく奔放する。だが、ビビコフの存在そのものが政府にとっては邪魔になり、彼は自殺とみせかけて殺されてしまう。唯一の頼りであったビビコフが殺され、ヤコフは再び一人きりになってしまった。 だが彼は耐えた。いかなる拷問にも耐えた。そして正当なる裁判だけを望んだ。やがて、ヤコフの一件はヨーロッパ中に知れ渡るところとなり、世論も高まり裁判をせねばならぬところまで政府は追いつめられていった。 そして裁判の当日、よろつく足を踏みしめながら民衆の前に現れたヤコフ。長い獄中生活で身体こそボロボロだったが、その眼は異様に輝いていた。群衆の中に、かつて彼のもとを去った妻レイズルの姿もあった。 ※ 獄中のヤコフを支えたのが、スピノザの「エチカ」だった。 |

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