今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

折りにふれ思う

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 ◇ ぎふ中日文化センター開講30周年記念 第62回岐阜中日文化サロン

    養老孟司(解剖学者) 演題『オヤとコドモのつきあい方』

    岩合光昭(動物写真) 演題『ネコからホッキョクグマまで』

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 養老孟司(ようろうたけし)

1937年、神奈川県生まれ。

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。
医学博士。

専門の解剖学に軸足を置きながらも、

趣味の昆虫採集など幅広い経験をもとに

社会や文化を鋭い視点で切り取る。

「からだの見方」でサントリー学芸賞。

ほかに「唯脳論」「バカの壁」など著書多数。


 ※ 今年6月に養老氏は、「『親になる』を考える会」の座長になっております。

 「『親になる』を考える会」設立 、少子化対策で養老氏ら(6月11日)

 親になることの意味を積極的にとらえ直し、家族の絆について新しい価値観を提案していくことで、少子化の流れを食い止めたいと、養老孟司東大名誉教授らが「『親になる』を考える会」の設立を11日、東京都内で発表した。

 養老氏を座長に、委員としてサッカーJリーグチェアマンの鬼武健二氏、子育て経験もある作家の鈴木光司氏、子育て団体の代表らが参加。養老氏らは「少子化とは“少親化”のこと」との視点から、公開シンポジウムや内部で議論を重ね、親になることの重要性を広く訴える考え。

 『親になる』を考える会 http://www.oyaninaru.jp/

 1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が少子化の目安となり、人口学では1.3を割った国を超少子化国と呼ぶ。日本は1975年に2.0を割り込んだまま減少傾向が続き、2005年は過去最低を5年連続で更新、1.25になった。

 晩婚・未婚化や働く女性の増加などが原因とされる。将来の働き手不足による経済成長の鈍化や、現役世代の税・社会保障負担の増加、社会の活力低下が懸念されている。

 ※ 昨今の若年世代の非正規雇用の増加を見れば、合計特殊出生率が「1」を割ることもそう遠い将来とも思えない。「雇用の多様化」なる規制緩和が若者を締め付け、ひいては日本経済の沈滞を招いている。そしてこれ以上、雇用が海外流出すれば、日本の消費経済は破綻するだろう。


 ◇ 養老孟司 演題『オヤとコドモのつきあい方』

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 日時:2007年12月2日(日) 13:00〜16:15
 会場:じゅうろくプラザ(岐阜市駅前)2階ホール
 聴衆:500〜600名ほど

 養老孟司氏の講演を拝聴するのは2回目だが、氏はその守備範囲が誠に広く、興にまかせて話す方なので話の方向が定まりません。ときたま、「えー、なに話してんだか分かんなくなったんですが…」ってことになります。でも、話しは抜群に面白い。


 ・とっても喰えないはなし

 バッタとかキリギリスを飼育している人が嘆いている。「この前、自家栽培の菜っ葉が切れてしまったので、スーパーで買った野菜を与えたらみんな死んでしまった」「バッタとかキリギリスが全滅するものを食べても平気な人間て、凄いんですね」。

 チベットでは鳥葬が行われていた。死者の肉体を丘の上で細かく砕いて鳥に食べさせるもの。それにより死者の霊魂は良い来世を迎えることが出来るという信仰である。だがチベットは、その鳥葬を取りやめた。なぜなら、最近の鳥たちが死者の肉体を食べてくれなくなったからだ。鳥あたまなどと侮蔑される鳥たちも、学習したらしい。人間を喰うと体に悪いと。この地上における最も危険な食べ物として、われら人間はトップクラスにランキングされる。


 ・違いの分かる子どもたち、全てを同化させる大人たち

 こども時代の全き感性を、教育により鈍磨させる。人は皆本来、絶対音感に近い感性を持ち合わせている。たとえば幼児期に「タカシちゃん」と呼ばれる際に、高い声で呼ばれた時と、低い声で呼ばれた時とでは、それは全く違うモノなのだ。だが、しだい次第に知恵がついてきて、高い声でも低い声でも“同じ”「タカシちゃん」と認識するようになる。それを親がとても喜んでくれる。かくて全き感性の幼児は、鈍感な大人たちに積極的に同化してゆく。その結果、感性はますます鈍磨する。


 ・よく遊ぶ子どもは、絶えずプログラミングしている

 幼児期は、言ってみれば大冒険大航海時代。日々、自分の世界を拡張している。ベビーベッドの中で自分の手のひらをかざして見る(入力)。さらに指を動かす(出力)。つねにフィードバックを繰り返して、自己の世界を獲得してゆく。ヒトは皆、超早産で産まれる。極めて安定した胎内から不安定な外界に意図的に早めに晒すその意味は? 脳に外界の刺激を受けさせ少しでも早く脳の発達を促すためである。これを思えば、乳母日傘がいかに大脳発達を疎外するか、容易に知れよう。

 子ども時代に、親の言うことをよく聞く世話のかからぬ子は、所詮は可もなく不可も無いところで終わってしまう。親の目からは不出来な子は、絶えず難問をクリアしてゆく才能を日々磨いていることになる。もしも出藍の誉れを望むならば、親の言うことを聞かぬ子に育てよう。

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 ・文武両道 → 知行合一 ⇒ 入出力のサイクル

 「文」は入力、「武」は出力。両者を互いにフィードバックして向上をめざす。陽明学の知行合一は、テロリストの理論武装に使われたが、もともとは入出力のサイクルを説いたもの。

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養老孟司の『バカの壁』と『超バカの壁』を読みましたが、どきりとしたり、吹き出したりとなかなか為になる本だと思います。意表を衝くとは、このような場合を言うのでしょうか。私など脳にカビが生えてますからね。

2007/12/3(月) 午前 3:48 [ kaz*_51** ]


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