|
◇ ソウルの南大門炎上、放火容疑で男を確保( 2008/2/12 ) ソウル中心部に位置する韓国国宝の南大門(崇礼門)の火災は11日未明、出火から約5時間半で鎮火した。石造りの土台の上に立つ木造の楼閣の2階部分は完全に崩壊し、1階部分も激しく損壊、韓国メディアは「全焼」と伝えました。 南大門 炎上 初期消火に当たった消防隊員が楼閣2階の出火現場とみられる場所で使い捨てライター2個を目撃していることや、出火直前に不審な男を見たとの情報が3件寄せられていることなどから、警察は放火の可能性があるとみて捜査している。聯合ニュースは11日、警察当局が南大門への放火の疑いで、70歳の男の身柄を確保したと伝えた。 警察と消防は合同で本格的な現場検証を実施、現場周辺に設置された監視カメラの映像の分析作業も進んでいる。政府は11日午前、韓悳洙首相の主宰で対策会議を開き、再発防止策などを論議。李明博次期大統領も現場を視察した。YTNテレビなどは、初期消火の失敗で被害が拡大したと指摘。文化財庁から慎重な消火作業を要請された消防当局が当初、徹底した放水や延焼防止措置を取らず、対応が後手に回ったと報じた。 ※「慎重な消火作業を要請」とは、破壊作業を禁ずるもの。小を惜しんで大を失するの愚。須らく指示は、現場から発せられるべきもの。あたら第一級の国宝を、むざむざと失った。 韓国の国宝第1号「南大門」焼け落ちる ※ 初期消火の失敗、現場の判断を無視した“国宝保護”の指示。 火災発生から崩壊まで ◇ 文化財庁 vs 消防防災庁、崇礼門火災で「責任攻防戦」 10日夜、発生した国宝第1号「崇礼門」(南大門)火災事件について、文化財庁と消防防災庁との間で微妙な責任攻防戦がおきています。11日、文化財庁によれば崇礼門に火災が発生した事実を初めて認知したのは10日夜9時10分頃で、崇礼門の楼閣で火花と煙が起こり始めた時刻の午後8時48分から20分余り過ぎた後であったことが確認された。 その上に、火災の事実は文化財庁のある職員がTVニュースで初めて知り、文化財庁は非常連絡網を稼動して、午後9時30分頃、建築文化財課長と文化財安全課長などを大田からソウルに急派したことが判明した。この過程で消防防災庁からは、火災発生40分余りが過ぎた後の午後9時25分になって、電話で通知を受けたことを文化財庁は把握した(21:40分ファックス通知)。 だがこれは火災発生10分余の後の午後8時59分、文化財庁に火災事実を通知し、午後9時35分頃、文化財庁から「火災鎮圧が優先であるから、国宝の崇礼門の一部を破棄してもかまわない」という協力を勝ち取ったという消防当局の主張とは全く違ったもので、今後、初期対応過程に対する調査過程で少なくない論議を産むものと予想される。 特に、初期鎮火過程で消防当局と文化財庁が過度に慎重に取り組み、屋根の解体作業が遅れて、火災を大きくしたという指摘に対しても、両機関が互いに違う意見を出している。消防当局のある関係者は「火災初期、ソウル消防本部が大田所在の文化財庁と火災鎮圧方式を議論したが、この過程で文化財庁が『文化財が失われないように慎重に火を消してくれ』と要請し、初期に積極的な消火をすることができなかった」と語った。 火災初期、崇礼門内部で消火作業をした消防救助隊員も「火災初期、崇礼門が国宝1号という象徴性のために、文化財庁で(発火地点付近を)壊さないようにした。壊さずには火を消すことができないのに、これが火災を大きくした」と語った。 反面、これに対して文化財庁のある関係者は「火災鎮圧は基本的に現場の消火責任者が状況を判断、決定するもので、文化財庁といちいち相談して、消火方法を決めることはできない」とし、「楼閣の屋根解体も文化財庁では早期にできるように通知したと理解している」と明らかにした。 同関係者はまた、「いくら木造建物といっても、火災が起きた後、5分にもならずに、現場に到着したのに、火が広がるのを防ぐことができなかったということが、まったく納得できない」とし、「ただし今回の火災を契機に文化財全般に対する総合的な防災対策が必要だということを今一度痛感する」と語った。一方、ソウル南大門警察署は崇礼門火災事件について、ソウル中区庁関係者な どを呼んで、文化財管理および監督怠慢などを調べるなど、管理に対する捜査を本格化した。 ◇ 南大門「発火」、屋根下は防焔処理なし 国宝1号の崇礼門(南大門)をあっという間に灰にしてしまった火災は、呆れ返るほどの人災であることが明らかになった。文化財庁と消防防災庁など、関係当局の油断と安易な管理・監督、不十分な対応などが綜合的にからんだ事故だったとの情況が、次から次へとあらわれている。文化財庁は崇礼門の復元作業は3年ほどかかり、予算は200億ウォンを必要とすると予想した。 ※ 復元しても、国宝が戻ることはない。思えば金閣も同様か。 11日、文化財庁と消防防災庁、警察などによれば、文化財庁が火災事故予防のために2004年に施した崇礼門「防焔塗布」作業で、文化財毀損の心配と予算不足などの理由で、丹青がある上部をまったく除いていたことが確認された。当時、塗布作業から除外された部分は、10日の火災の時、煙が集中的に発生して、「発火地点」と推定される所と同じ屋根下の部分だ。 木造建築物の崇礼門は6年ごとに、「タイメポクス3」という防焔剤を建物全体に塗布し、最近の塗布作業は2004年下半期に行われた。しかし、文化財庁は1992年と98年には、全体を防焔性塗布処理をしたが、2004年には丹青の部分の白化現象を憂慮して、上部は除いたまま底と柱だけに塗布作業をした。 当局の文化財管理・監督も非常に不十分だった。崇礼門は文化財保護法上、ソウル中区庁が管理団体と指定されている。しかし中区庁公園緑地課は午前10時から午後8時までを現場勤務時間に定め、その他の時間は無人警備業者に保安業務を預けたまま、まったく崇礼門を空けていた。しかも事故が起きた10日は休日で、現場勤務者が1人しかいなかった。 木造文化財は構造上、火災に脆弱にならざるをえないが、現行文化財保護法に消防設備設置などの細部規定がなく、消防設備を強制する根拠がない点も問題だ。消防当局はこの日、火災現場に初めて投入された消防隊員らが発火地点と推定される所で、ライター2個と木の枝を目撃したと明らかにし、放火である可能性がより一層高まった。 ソウル中部消防署の呉ヨンギュ鎮火チーム長は「現場に初めて入った消防隊員が崇礼門2階の『大きい柱』の下で使い捨てライター2個を見たと報告した」とし、「ライターが発見されたところは発火地点と予想される所」と明らかにした。警察と専門家など合同鑑識チームはこのライターを国立科学捜査研究所に送って、精密鑑識を依頼した。 ※ なんとなく、芥川の『羅生門(羅城門)』を想起させます。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




