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またも農水相、祟られてます? 農水相にまた「カネの問題」が浮上した。太田誠一農林水産相の政治団体が、太田農水相の秘書官の自宅を事務所として届け、事務所費などとして、およそ2,300万円を計上していたことがわかり、太田農水相は、26日午前から始まった記者会見で釈明に追われた。 太田農水相は、26日朝の閣議後の記者会見で、事務費問題について、「人の見方なので指摘されれば検討はする。関係者とよく相談して対応したい」と述べた。太田農水相は「特に問題がないかというと、人の見方ですから。立派な事務所をほかに作るべきだったのか」と述べた。 この問題は、太田農水相が、自らの政治団体「太田誠一代議士を育てる会」の事務所として、都内にある秘書官の自宅を届け、「事務所のスペースがない」、「専門の事務員などがいない」などにもかかわらず、2005年と2006年の2年間で、あわせて2,345万円を経常経費として計上しているもの。さらに太田農水相は、記者会見で、「すべて公開している」、「活動実態がないということない」と釈明し、「あらためて調査したうえで、今後報告する」と述べた。 太田氏は「落選中は赤坂に事務所を借りていたが、17年の当選後、議員会館には置けないのでやむなく秘書の自宅に置いた」と説明。事務所費の内訳については「経費は実際に使用しているものを計上している。印刷物の仕事などに関わった非常勤職員への謝礼などだ」としたうえで、「いつまでにとは言えないが、領収書などを公開したい」と述べた。 町村信孝官房長官は26日午前、首相官邸で閣議前に太田誠一農林水産相に会い、この問題について説明を求めた。太田氏は「しっかりとやっている」と答えたという。この後、町村氏は記者会見で「政治資金の透明性確保はすべての政治家にとって大きな課題であり責任である。特に閣僚についてはより大きな責任があることは間違いない」と強調。その上で「事務所費の中にはいろいろな支出項目があり、秘書の自宅を事務所として届け出ていたからといって全部不正であるとは言い切れないのではないか」と述べ、太田氏を擁護した。進退については「そういうことをうんぬんする話ではない」と否定した。 自民党の麻生太郎幹事長は26日午前、役員会後の記者会見で「個人事務所なので説明責任は政治家個人に問われている」と言及を避けた。笹川堯総務会長は「国民から疑念を持たれないように大臣も我々も懸命に努力することが大切だ」と述べた。 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午前、都内で記者団に「臨時国会の開会前にお辞めになるしかないのではないか。福田康夫首相の任命責任も大きい」と述べた。 問い合わせ殺到の太田農相事務所、選挙に影響が…(8月26日) 太田誠一農相が秘書官宅を事務所として届け、経費を計上していたことが判明した26日、東京・永田町の太田農相の事務所には問い合わせが続き、事務員が困惑した表情で対応に追われた。 衆院第二議員会館内の事務所に女性事務員が現れたのは、午前9時前。すぐにかかってきた問い合わせの電話の対応に追われた。 「こちらでは分かる者がいません」「こちらに秘書らが来る予定は分かりません」と繰り返した。何人もの記者が説明を求めて事務所前に押しかけたが、同様の説明をし頭を下げた。結局、秘書官や公設秘書らは現れず、午前10時すぎに農水省で対応するとの連絡が入ると、事務員は急いで関係先に連絡をして回った。 「こちらでは何も分からないし、答えられない」。福岡市早良区の地元事務所も朝から秘書らが報道各社への対応に追われ、困惑した表情を見せた。 「消費者やかましい発言」に続く不祥事。秘書の1人は「こうマイナスの話ばかり出ると、近いうちにある総選挙への影響は否めない」と目を伏せた。 ◇ 太田農相の事務所費問題、政権に新たな火種 太田誠一農相に事務所費問題が浮上したことを受け、政府・与党からは26日午前、太田氏に「説明責任」を求める声が相次ぎ、事態が福田康夫首相の「任命責任」に及ばないように予防線を張る動きが浮上した。首相が熟慮の末に断行した内閣改造は、目立った政権浮揚効果を生まなかっただけでなく、臨時国会で野党に絶好の追及材料を提供したことになる。新テロ対策特別措置法の延長問題(公明党との綱引き)、総合経済対策のための補正予算編成に加え、首相はさらに新たな火種を抱え込んだ。 同日の自民党役員会では太田氏の問題は議題にならなかったが、麻生太郎幹事長は記者会見で「説明責任は、その政治家個人に問われている」と述べ、太田氏が説明責任を果たすべきだとの認識を示した。公明党幹部も同日朝、「事務所費を何に使っていたか、中身による」と述べるにとどめた。ただ、同党は次期衆院選をにらんで福田政権と距離を置きつつあり、党内では「次々に出てくれば、次の衆院選が戦いにくくなる」との声も出始めている。 首相が内閣改造をためらったのは、新閣僚に不祥事が発覚すれば政権の致命傷になりかねないと懸念したためでもある。「政治とカネ」を巡る問題で閣僚が相次いで辞任した安倍前内閣の反省から、首相周辺は今回、入閣候補者の周辺を事前に調べる「身体検査」を入念に行ったという。しかし、政府・与党内には調査の精度を疑問視する声も出ていた。 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、記者団に「首相の任命責任も大きい。太田氏が辞めなければ、徹底的に追及する」と述べ、太田氏の辞任を求める考えを強調した。 ◇ 過去にも“レイプ容認”発言も 事務所費問題が26日浮上した太田誠一農相は、食の安全をめぐり日本の消費者を「やかましい」と発言し物議を醸したほか、2003年にはレイプ容認とも受け取られかねない発言をするなど“失言、放言”を繰り返してきた。 8月10日のテレビ番組で「消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、応えざるを得ない」などと発言。食品偽装問題や中国製ギョーザ事件が相次ぐ中、野党から批判が噴出。福田康夫首相も「あまり適切な言葉でない」と苦言を呈した。 2003年6月には、当時問題となっていた女子大生集団暴行事件をめぐり、「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」などと話し問題化。同年11月の総選挙で民主党新人に敗れる憂き目にあった。 自民党福岡県連では、次期衆院選での当選を危ぶむ声も出ていたが、解散・総選挙がささやかれる中での農相就任に、地元事務所では「選挙への追い風になる」と期待が高まっていた矢先だっただけに…。 |

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