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◇ 空を見ろ! 飛行機だ、ロケットだ、いえ、工具入り鞄です。 宇宙ごみになった鞄 双眼鏡で目撃相次ぐ(11月26日) 船外活動中の飛行士のヘルメットにつけられたカメラがとらえた=NASAテレビ、AP 【ワシントン=勝田敏彦】 NASAのスペースシャトル・エンデバーの宇宙飛行士が船外活動中に紛失し、宇宙ごみとなった工具入り鞄が、相次いで目撃されています。太陽光を反射し、肉眼でなんとか見える6等星に近い明るさがあるという。 紛失した鞄は国際宇宙ステーション(ISS)に近い軌道を持つことがすでに計算されている。米やカナダのアマチュア天文ファンが双眼鏡などで見つけてインターネットで報告している。白っぽくて、太陽光を反射しやすいらしい。AP通信によると、中には特殊工具が入っており、総額10万ドル(約950万円)の価値があると言う。
スペースデブリ(space debris、宇宙ゴミ)
何らかの意味がある活動を行うことなく地球の衛星軌道上を周回している 人工物体。宇宙開発に伴い、その数は年々増え続け、対策が不可欠。
意図的なデブリの散布
プロジェクト・ウェストフォードと呼ばれる実験が、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のリンカーン研究所によって1963年に行われた。これは長さ2cmの銅製の針を高度3500〜3800km、傾斜角87〜96度の軌道に散布し、これに電波を反射させることで長距離通信を可能にするものだった。当初の目的は達成されたものの散布された針は実に4億8千万個に及び、国際的な批判を浴びた。現在でも多くの針が軌道上を周回しております。 デブリが新たなデブリを生み出す悪循環 1981年、「コスモス1275」が破壊され、300個以上のデブリとなった。この衛星には圧力容器のような爆発の原因となりうる内部構造が無いため、デブリとの衝突が疑われている。 1996年、フランスの人工衛星「セリース (Cerise) 」がデブリと衝突し、衛星の一部が本体からもぎ取られて新たなデブリになった。 2006年、ロシアの静止衛星「エクスプレスAM11 (Express-AM11) 」がデブリとの衝突によって機能不全に陥り、静止軌道から墓場軌道へ移動させられた。
恐るべき微小デブリの衝突痕
宇宙空間に長期間曝露されていた物体の表面には、多数の微小なクレーターが出来る。衝突したのがメテオロイドかデブリかは、クレーターの底に付着した残留物を分析したり、クレーターの形状から衝突速度を推定することで判断できる。 1983年に打ち上げられたスペースシャトル・チャレンジャー (STS-7) では、軌道上で窓ガラスに何らかの物体(おそらく人工衛星から剥がれた塗料の粉だろうと考えられている)が衝突し、深さ約0.5mmの微小クレーターが出来た。 1984年、チャレンジャー (STS-41-C) はソーラーマックスの外壁2.5平方メートルを回収したが、その表面には約3年間の曝露により、1000個ものクレーターが作られていた。このうちの約7割が人工的なデブリによるものとされている。 (※ メテオロイド:宇宙塵、微小な隕石、流星物質) |

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