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平成20年12月10日(水)昨日:「小泉路線勢力」60人が会合、首相揺さぶり。 主要メディアが内閣支持率急落で足並みを揃えた世論調査報道から一夜明けた9日、自民党内で麻生首相と政策面で一線を画す「小泉改革継承」勢力や中堅若手グループが相次いで会合を開いた。直ちに「麻生降ろし」に走るというより、衆院選への危機感から政界流動化に布石を打つ動きと見られる。首相周辺は強く警戒し、「反麻生」の押さえ込みに躍起。 「3年前の選挙を思い起こしてほしい。不可解な行動をしている方々の多くは郵政民営化反対が間違いだったと誓約書まで書いて復党したことを忘れてほしくない」。 9日、自民党本部8階で開いた「郵政民営化を堅持し推進する集い」で、呼びかけ人の一人、小泉純一郎元首相は冒頭の挨拶で、党内で浮上した郵政民営化見直し論を強く牽制した。 会合には、中川秀直元幹事長や小池百合子元防衛相、小泉チルドレンら小泉改革路線の推進を訴える面々が顔を揃えた。郵政反対組の議員を復党させた安倍元首相も参加し、「郵政民営化を進めていくということは、すでに決断をした話だ」と語った。 麻生首相は、郵政反対組で一度は自民党を離れ、後に復党した山口俊一氏を首相補佐官に起用。こうした復党組が「郵政研究会」を10月に立ち上げ、民営化見直し論議を始めている。党内にはさらに民営化に慎重な郵政研究会のほか、民営化を検証するために党政務調査会のもとに設置された「郵政民営化見直しプロジェクトチーム」もある。PT座長の中谷元・元防衛庁長官は「対立するものではない」と語るが、民営化論議が党内で再燃すれば党内分裂の引き金を引きかねない。 会合では、道路特定財源の一般財源化など改革路線の後退に対する危機感を訴える声も出た。山本一太参院議員は「今の党内は、非常時だからと、まるで昔のバラマキに戻したらいいというような議論になっている」と訴えた。 議連の呼びかけ人の一人である中川氏が会合後、記者団に「我々が逆コースを歩んでいないということを国民に伝える意味がある」と強調。郵政民営化をはじめ、道路特定財源の一般財源化、歳出削減・抑制方針の転換など、「小泉改革」が骨抜きになることへの警戒感が強く、首相の政権運営を注視する構えだ。 12月10日は、山本七平忌です。(1991年没、享年70) 1921年12月18日、東京府荏原郡三軒茶屋(現・東京都世田谷区三軒茶屋)で、クリスチャンの両親(山本文之助、八重)の長男として生まれる。「七平」は神の安息日生まれから命名された。兄弟姉妹は姉二人と妹一人。1937年、青山学院教会で洗礼を受ける。 1942年9月、太平洋戦争中のため、青山学院専門部高等商業学部を21歳で繰り上げ卒業。10月、第二乙種合格で徴兵され、陸軍近衛野砲連隊へ入隊。その後、愛知県豊橋市の豊橋陸軍第一予備士官学校に入学。 1944年5月、第103師団砲兵隊本部付陸軍砲兵見習士官として門司を出航、ルソン島における戦闘に参加。1945年8月15日、ルソン島北端のアパリで終戦を迎える。同年9月16日、マニラの捕虜収容所に移送される。1947年、帰国。 1956年、世田谷区の自宅で聖書学を専門とする出版社・山本書店株式会社を創業。のち山本書店は新宿区市ヶ谷に移転。 1970年、イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』を山本書店より出版。 1979年、大平内閣の諮問機関「文化の時代」研究グループの議長を務める 。1984年、中曽根内閣の諮問機関「臨時教育審議会」の第一部会専門委員を務める 。 ※ 自らの軍隊経験から、日本人の本質を凝視。 ◇ 「『空気』の研究」 山本七平著 (1978年) (※ 魔女狩り・KY社会のわが国の魔物) 日本は、空気と水の相互的呪縛から脱却できないでいる。 空気の例として、 山本は戦艦大和出撃の例をあげる。海軍のエリートたちは、無傷で沖縄に到達できないと知りながら、当時の軍の「空気」によって出撃させざるをえなかった。敗戦を迎え、現実という名の「水」をさされるが、戦前の天皇が絶対者と言う世から、戦後の平和憲法が絶対者と言う世に入れ替わっただけで、本質的には何ら変わらないと言う。 江戸時代は儒教的倫理体系が人々を律していたが、明治以降、西洋の合理性のみ取り入れ、それ以外の部分は受け入れず、「西洋かぶれ」としてこれを忌避した。しかし西洋思想は、キリスト教的伝統と合理的思想が一体化したもので、合理的思想のみを輸入するのは無理があった。併せて、儒教的倫理体系も崩壊し、非合理的な部分は「空気と水」という曖昧なものに取って変わって、日本の社会を支配している。 山本は「あらゆる拘束を自らの意志で断ち切った『思考の自由』と、それに基づく模索」だけが、これらから脱却する道と説く。 阿部謹也の「『世間』とは何か」も、同様の趣旨を述べている。 ※ 「空気が読めない」ことを公然と非難する現代の風潮に、日本人の危険な「血(DNA)」を感じてしまう。このような「魔女狩り」が、さまざまな社会における「いじめ」に直結しているであろうことは、容易に推測できよう。あるいは「いじめ」は、いじめられない為の努力の結果として、起っているかもしれない。携帯に着信したメールには、何をおいても即行でレスポンスする子どもたち。少しでも遅れれば、「亀レス」として糾弾されかねないからだ。ストレス社会が、さらなるストレスを生み出す地獄のスパイラルが蔓延しているとしたら…、思うだに気鬱になってしまう。 ◇ 山本七平 「『空気』の研究」よりの格言 どのような「空気」を盛り上げて 「水を差す者」を沈黙させても、 「通常性」は遠慮なく「水」を差しつづけるのである。 われわれは常に、論理的判断の基準と、 空気的判断の基準という、 一種のダブルスタンダードのもとに生きている。 われわれが通常、口にするのは論理的判断の基準だが、 本当の決断の基準となっているのは、 「空気が許さない」 という空気的判断の基準である。 戦後直後、「自由」について語った多くの人の言葉は結局 「いつでも水が差せる自由」 を行使しうる「空気」を醸成することに専念している。 人は、何かを把握したとき、 今まで自己を拘束していたものを逆に自分で拘束し得て、 すでに別の位置へと一歩進んでいるのである。 人が「空気」を本当に把握し得たとき、 その人は空気の拘束から脱却している。 ※ 「空気」を読めない麻生さんを責めるのは差し控えましょう? |

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