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平成21年2月16日(月)昨日:「連絡とれませんか」、秀歌連発のホームレス歌人。 朝日歌壇に「ホームレス・公田耕一」と名乗る歌人が現れた。昨年末以来ほぼ毎週入選を重ねている。経歴も年齢も不明だが、投稿数に比例して“気になる存在”度は高まるばかり。初投稿で初入選したのは2008年12月8日掲載の、(柔らかい時計)を持ちて炊き出しのカレーの列に二時間並ぶ。 4選者のうち佐佐木幸綱、永田和宏両氏が「真に迫る、知的な歌」と注目した。投稿には「住所明記」の規定があるが、「住所=存在証明を持たないホームレスという立場が現にある。発信を排除すべきではない」という方針で合意。住所表記は(ホームレス)にすることになった。 入選歌は12月22日掲載の、鍵持たぬ生活に慣れ年を越す今さら何を脱ぎ棄てたのか。1月5日は、パンのみで生きるにあらず配給のパンのみみにて一日生きる、ほか一首。19日、日産をリストラになり流れ来たるブラジル人と隣りて眠る。26日の、親不孝通りと言へど親もなく親にもなれずただ立ち尽くす、は3氏が選んだ。 投稿はがきの消印は「横浜」。16日掲載の歌には、寿町や長者町という地名が詠み込まれている。選外作品からも輪郭が浮かんでくる。 ホームレス襲撃事件と派遣村並ぶ紙面に缶珈琲零(こぼ)す。美しき星座の下眠りゆくグレコの唄を聴くは幻。 野宿の日もあるのか。境涯の変化に対する自嘲も見える。 百均の「赤いきつね」と迷ひつつ月曜だけ買ふ朝日新聞。 朝日歌壇は原則、月曜朝刊掲載。カップ麺を我慢しても歌を大切にする姿。 歌壇係には、ホームレス歌人を思う歌や、「短歌を拠に生きぬいて」などの励ましが寄せられているが、(ホームレス)には、これらの厚意は届けられない。公田さん、何とか連絡がとれませんか。あなたが手にすべき入選一首につき葉書10枚の“投稿謝礼”も宙に浮いているのです。(朝日、河合真帆)。 ※ 2月16日掲載の歌、哀しきは寿町と言ふ地名長者町さへ隣にはあり。 (歩みゆく横浜市内の町名に皮肉を感じたのだろう。高野公彦選) ※ 有漏路より無漏路に帰る一休み 雨降らば降れ風吹かば吹け(一休宗純) ※ つかの間を娑婆世界で難渋す 憂しと思へど人皆ホームレス(露の宿) 2月16日、所得税の確定申告が始まります。(2月16日〜3月15日) 不景気に金をばらまくザル勘定 官僚の豪遊支える貧乏人 無い袖をふりに振り切る赤字国 国家とは他人事なり有権者 百年を一日のごと太平楽 |

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