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平成22年6月20日(日)昨日:約1世紀ぶりに届いた一通の写真はがき。 第1次世界大戦中に今のハンガリーの戦線から兵士が妻にあてて書いた葉書が、およそ1世紀ぶりに、差出人の孫にあたる男性に届けられました。 この葉書は、第1次世界大戦中の1915年に、今のハンガリーの戦線にいた当時のオーストリア・ハンガリー帝国軍の兵士がボスニア・ヘルツェゴビナに住む妻にあてて書いたものです。部隊の仲間といっしょに撮った白黒写真の裏を使ったこの葉書は、結局、妻のもとには届かず、アメリカ・カリフォルニア州の葉書の収集家が骨董品の見本市で購入して保管していました。 この収集家はボスニア・ヘルツェゴビナの出身で、今週、首都サラエボを訪れた際、偶然、市内の骨董品店で葉書の差出人の孫にあたる48歳の男性と知り合ったということです。差出人とこの男性の名字が同じだったことから葉書を見せたところ、名前や写真に写っていた兵士の顔から、この男性の祖父が書いたものだと判明したということです。葉書は保存状態がよく、「私は元気にやっていると両親と2人の娘に伝えてくれ」と家族を気遣うメッセージが記されています。 当時兵士だった祖父は、戦線から無事帰還して家族と再会を果たし、のちにサラエボ市長を務めました。95年の歳月を超えて、祖父からの葉書を受け取った孫の男性は「この葉書が世界のどこを旅していたのかわかりませんが、届いたことに驚き、感激しています」と話しています。 ※ このように奇跡的に届く葉書もあるだろう。でも結局、届かなかった葉書はどれほどあるのだろうか。戦地から家族を思い、せつない心を短い言葉に託し、わが言霊よ、妻に子に届けよと差出たる葉書の、どれほどが家族のもとに届かずに、今も虚空を浮遊するのであれば、その言霊の慰霊なりとしたいものである。 ♪ 一銭二銭の葉書さえ 千里万里と旅をする ♪ 同じ星に住みながら 通わぬ心のせつなさよ 本日6月20日は、「父の日」です。 ※ 「父の日」や無きがごときの佇まい 高濱虚無 人生には、色んな事がある。 だから … 、まだ見ぬ幸せもあるのかも … ◇ 今日の誕生花・ハナショウブ(アヤメ科) 花言葉は、「優しい心」「あなたを信じる」。 はなびらの垂れて静かや花菖蒲 高浜虚子 あざやかに今日を生きよとハナショウブ 霧の中からあらわれにけり 鳥海昭子 |

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