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平成22年9月24日(金)今夜:横綱・白鵬が60連勝を達成しました。 白鵬(25、宮城野部屋)が、ダブルで偉業を達成した。大関・把瑠都(25)を豪快な左上手で投げ捨て、初場所14日目からの60連勝を達成。1938(昭13年)夏場所7日目に双葉山が記録して以来、実に72年ぶりとなる「60」の大台に乗せました。 これが今年の70勝目となり、2位把瑠都と18差ついたため、2005年の朝青龍と並ぶ歴代最速の秋場所13日目での「年間最多勝」が決まりました。14日目に2敗の平幕・嘉風(28)豪風(31)がともに敗れるか、結びで大関・琴欧洲(27)に勝てば、4場所連続16度目の優勝が決定します。 本日9月24日、イチローが10年連続200安打を達成しました。 < ブルージェイズ1 - 0マリナーズ > (23日 〔日本時間24日〕) マリナーズのイチロー外野手(36)が、ブルージェイズ戦の五回に中前打を放ち、10年連続200安打を達成した。 昨季、メジャー最長を樹立した自身の連続記録を更新し、回数でもピート・ローズのメジャー記録の10回に並んだ。大台まで残り2本で臨んだこの日は5打数2安打。今季64回目の複数安打で快挙を成し遂げた。 少しだけ、口元を緩めてから右手でヘルメットを上げた。偉業を称える電光掲示板と総立ちになった敵地のファン。自軍ベンチで拍手する仲間たちの姿が見える。ブルペンからは万歳三唱の声が聞こえる。 「チームメートがみんな祝福してくれて、あ、喜んでいいんだ、って思いました。それでちょっとホッとしましたね」。(過去の複雑な思いが、イチローによぎったのだろうか。) 本拠地で日米通算3500安打を達成した5日前は、チーム状況を考慮して祝福を自粛した。2008年と同じ惨敗のシーズン。その時は、批判的な報道が出たこともあっただけに「2年前のことがトラウマになっちゃってるからねぇ … 」。でも今回は違った。喜びと安堵。一塁上のイチローが晴れ晴れとした表情で謝意を表した。 大台まであと2本として臨んだ試合。三回の左翼線二塁打で王手をかけ、続く五回の打席で初球、高めの直球を中前へ運んだ。昨季、自身が樹立したメジャー記録を更新する10年連続の偉業。「簡単じゃないことは僕が一番知ってますからね。それなりの思いがある」と感慨にふける。 「『運がよければ』って僕に失礼じゃないですか!」。 イチローがそう言い放ったのは、2001年3月29日、メジャー1年目のキャンプ最終日のこと。その前日のオープン戦で対戦したメジャー屈指の左腕ハンプトンに関して、「ハンプトンに失礼かもしれないけど、これだったら運がよければ打てるというのは感じましたか?」という質問が飛んだ時だった。 「まぁ、あの質問は一生忘れないですけど、10年後の今はヒットが出ないと、なんで出ないんですか、という質問に変わった。そういう状況を作れたのがすごくよかった。ちょっとした気持ちよさがある。最初は侮辱から始まりましたから … 」。10年の積み重ねが生んだ大きな変化だった。(自らの実力で、「侮蔑」を「敬意」に変えたイチロー。) イチローの卓越した技術 無事是名馬 驚異の動体視力 「イチローになろうとしてはいけない!」。野村氏が言うように、「努力すれば野村にはなれるが、イチローは努力してなれるレベルではない」。イチロー独自の打撃センス、これは真似ようとして真似れるものでもなく、人真似で一流になれることもない。 分刻みで行う入念な準備、腹ごしらえで食べる7つの手羽とおにぎり、ベンチから守備位置までの41歩、守備位置で行うストレッチ、そして異常なまでのカレー好き … 。 イチローは体にいいもの、いいことだからと勧められても鵜呑みにはしない。自分にとって必要なものとは何か。自分の体を知り尽くし、取捨選択ができる感性が強靭でしなやかな体を作り上げている。 イチローが渡米してフィジカルチェックを受けた際、視力の低さを指摘されている。つまりイチローは、他の選手に劣る視力で10年連続200安打を達成したのだ。それは人並み優れた動体視力の賜物だった。驚異的な動体視力と振り子打法とのミステリアスな邂逅が、イチローをして超一流プレイヤーに押し上げた。 ※ スラッガータイプのP・ローズの「シーズン200安打」10回の記録。これをイチローは、11年連続200安打達成で越えようとしている。 「ぜひ超えてあげたいですね」と言うイチロー。さらには、通算4256安打の大記録をも視野に入れているようだ。 偉大なるイチローの光と影 孤高の天才打者の印象はあるが、エゴイストではない。勝つために安打を放ち、その上で、プロのスポーツ選手として話題を提供したいと考える。今季は最多安打争いで首位に立ち、2位のカノ(ヤンキース)に10本差をつけてリード。残り10試合。このまま逃げ切れば、通算7度目の年間最多安打に輝き、「球聖」タイ・カッブ、「安打王」ピート・ローズが記録した大リーグ最多回数に並ぶ。 2008年、200安打を目指していた時、一部地元メディアの批判的な報道に晒された。その年も今季と同様に、チームは大差の最下位に低迷。 一方で、イチローは順調に安打を積み重ねた。「記録のために安打を打っている」という批判的な記事。嘘か本当か、チームメートによる「イチロー襲撃計画」も報じられた。 野村氏は言う。「イチローは、1番打者としては疑問に感じる。1番打者に重要なのは出塁率であり、安打数ではない。もっと多くの四球を選ぶべきだと思う」。確かにその通りだろうが、マリナーズにイチローの「200安打」がなくなったら、セーフコ・フィールドのファンは何を楽しみに球場に行けばいいのだろうか。 ※ 最下位のチームに一輪イチロー花。 ◇ 白鵬60連勝 & 最速の年間最多勝(2010/9/24) < ○ 白鵬 - 把瑠都 ● > (24日・両国国技館、上手投げ) 巨漢大関を豪快に投げつけた。見せ場満載の相撲で、白鵬がいつものように勝った。初場所14日目からの連勝は、ついに「60」の大台に乗った。双葉山以来72年ぶりに足を踏み入れた「聖域」に、無敵横綱も流石に頬を紅潮させた。 当たり前のようにして勝つ難しさ … 。確立を高めるために取り入れたのが「イチロースタイル」だった。いつものタイミングでトイレへ入る。取組前に必ず1回行くお決まりの行動。仕切りでは、左足から土俵の中へ入る。最後の仕切りだけは、俵の上に足をかけて入る。土俵入りの時から、決して所作を乱さない。約4年前から労働科学研究所の内藤堅志氏(45)に学んできた、運動生理学の成果だ。 “師匠”が10年連続200本安打を成し遂げた同じ日に、白鵬も60連勝を達成した。 ※ イチローの10年連続200安打とのからみで質問された横綱は、「向こうは何年前の選手なの? 数十年でしょ? こっちは江戸時代だよ。相撲とは比べものにならないよ」。 誕生してから100年あまりのメジャーリーグと、200年を超える歴史を持つ大相撲。角界を支える横綱のプライドが60連勝を支えた。 だが、日本人力士のプライドは何処へいってしまったんだろうか。「角聖」双葉山に肉薄する力士が日本人ではないと言う現状は、喜んでばかりはいられまい。 ◇ 今日の誕生花・シラヤマギク(キク科) 花言葉は、「丈夫」。 池の面に映りてシラヤマギク咲けり 古里の秋しんと来ていた 鳥海昭子 |

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