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平成22年9月26日(日)本日:横綱・白鵬が4場所連続の全勝優勝を達成。 9月26日は、石橋秀野忌です。 ◇ 石橋秀野(1909年〜1947年) 俳人 1909年2月19日、奈良県に生まれる。旧姓は藪。文化学院卒業。文化学院中学部の時、学監・与謝野晶子に短歌を、虚子に俳句を学ぶ。大学部では正課に俳句がなかった為、勝手に作って虚子に見てもらっていたという。昭和4年、俳句評論家の山本健吉(本名:石橋貞吉)と結婚、石橋姓となる。 1938年頃より、横光利一の十日会句会に参加、俳句を復活し、石田波郷、石塚友二らと相知るようになり「鶴」に入会。後に「鶴」課題句の選者となり、「鶴」を代表する女流俳人として活躍する。 1945年には夫の島根新聞社赴任に従い島根県に移住、松江、鳥取の「鶴」俳人達と句会を催した。 1946年7月には夫が京都日日新聞社論説委員となったため京都に転居。しかし、疎開生活中に罹患した病により、1947年9月26日、京都宇陀野療養所にて逝去、39歳だった。 句文集「桜濃く」(1949年)は10年間の作品と随筆12編他を追悼の意を込めて刊行され、「桜濃く」は第一回茅舎賞を受賞。 曼珠沙華消えてしまひし野面かな ◇ 石橋秀野、最期の一句 病状が悪化し入院する秀野。その際の吾子を詠んだ哀切の一句子。 自らの命の灯が、まさに消えなむとする時、吾が名を不朽ならしむ句を詠む。 俳人の冥利、ここに尽きる。 蝉時雨子は担送車に追ひつけず 病院の外には、旺盛な夏の活力を示す蝉時雨がこだまする。 その蝉時雨にかき消されそうな吾子の叫び声 … 。 「お母さん! お母さん! お母さん!」 駆け込む勢いの担送車に追いつけるはずもなく、吾子の声は遠ざかる。 担送車に身を任せる外ない、吾が身のせつなさ、やるせなさ … 病苦にも増して、吾子を思ふ母親の嗚咽が洩れるばかり … 。 ◇ 石橋秀野の俳句 あたたかやむかし一文菓子うまし とびからす病者に啼いて梅雨寒し ひるの蚊の打ち得ぬまでになりにけり ゆく秋やふくみて水のやはらかき 鮎打つや石見も果ての山幾つ 衣更鼻たれ餓鬼のよく育つ 芋煮えてひもじきままの子の寝顔 烏賊食めば隠岐や吹雪と暮るるらん 卯の花腐し寢嵩うすれてゆくばかり 遠花火とりすがれるは夕布團 菊火照り英霊かへる街せはし 妻なしに似て四十なる白絣 傘さげて使ひあるきや曼珠沙華 春寒や燭にまむかふ顔三つ 春暁の我が吐くものの光り澄む 新じやがや子をすかす喉すでに嗄れ 西日照りいのち無惨にありにけり 大寒の殘る夕日を市の中 大夕燒消えなば夫の歸るべし 大夕燒惡寒に鳴らす齒二十枚 短夜の看とり給ふも縁かな 熱出しの廿日あまりに花了る 梅雨じめり痩せ骨三月よこたへて 梅雨の雷子にタン壺をあてがはれ 病み呆けて泣けば卯の花腐しかな 風花や傘に澁刷く小手のさき 片よせて宵寢の雨戸夜の秋 門柳鬼ごとあそび暮れて猶 柳絮とぶや夜に日に咳いてあはれなり 裸子をひとり得しのみ禮拜す 緑なす松や金欲し命欲し 梳る必死の指に梅雨晴間 本日9月26日、玄侑宗久師の講演会が岐阜県揖斐川町でありました。 ◇ 揖斐郡揖斐川町大光寺の大興寺(臨済宗妙心寺派) 玄侑宗久師の講演会 テーマ「この秋は雨か嵐か知らねども」 2010年9月26日、午後2時、参加無料(感無量) さほどに大きいとも言えない大興寺本堂に約230名が参集した。登壇した宗久師の最初の言葉は、さながら難民収容所の観を呈していますが、おトイレなどトラブルは起きてませんか? と言うものだった。茶目っ気を出して、自らの緊張をとくタイプと見えます。 演題の「この秋は雨か嵐か知らねども」は二宮尊徳の和歌で、下の句は、今日の勤めに田草とるなり。 かつて、福田首相もメールマガジンに使ったことがあるもの。先のことは分からないけれど、今やれることをやるだけのことだ、と言う農家の信条でもあるが、人間誰しも先の事を知らずに生きている。或いは、先の事を知らないからこそ生きてゆけるとも言える。 玄侑宗久師は言う、先のことが分かったら面白くも何ともないですよ。 大興寺では、約60年前から著名な僧侶を招いた講演会を定期的に続けています。9月5日にも、京都・清水寺の森清範貫主がお見えになり、約130名の来場者でほぼ本堂が埋まったようだ。今回は約230名ということで、完璧にぎっちぎち状態だったが、私は幸いにも講師の真横から拝聴できてラッキーでした。講演後はサイン会があり、これまた大勢が並びましたが、しっかり2冊の本にサインを戴きました。『しあわせる力』には、Qちゃんマークまで描いてもらいました。何でも、「宗久」のQちゃんマークだと言う事で御座います。 ※ 当日の宗久師は、「MUSE創刊記念バスツアー」の第1回芥川賞受賞作家・玄侑宗久先生のお話とやな鮎料理を楽しむ(日帰り、添乗員同行)の行程の中に、大興寺の講演会を組み込んだようで、バスツアーの方は日帰りで7,000円らしかった(中日旅行会)。 尚、宗久師は1956年生まれ。 福聚寺 福島県田村郡三春町字御免町194 ( 電話 0247-62-2569 ) ◇ 今日の誕生花・ベンケイソウ(ベンケイソウ科) 花言葉は、「静穏」「信じて従う」。 雨つよし弁慶草も土に伏し 杉田久女 穏やかに静かにものを想う日の ベンケイソウは陽の陰に置く 鳥海昭子 |

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