|
◇ 恐るべき強運ぶりで大石を引きあてる 西武・渡辺監督「恐いです」 プロ野球のドラフト会議が28日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪の大宴会場「飛天」で行われ、6球団が競合した早大・大石達也投手の交渉権は西武が獲得した。渡辺監督は2年連続で1位くじを当てる強運ぶりを発揮した。 今回最多の6球団から指名を受けた大石。当たりくじを引いたのは西武・渡辺監督だった。昨年のドラフトでも同じく6球団の指名が集中した雄星(花巻東)をいの一番で引き当てている。今年は最後の1枚で大石の交渉権を手繰り寄せた。 「信じられない。最後だったので残ってくれと祈っていた。スケールの大きい選手だし、先発として考えている。球界のスーパーエースになって欲しい」と運命の相手に大きな夢を託した。 今ドラフトで注目度ナンバーワンの早大の斎藤佑樹は、日本ハムが交渉権を獲得した。斎藤を1位指名したのは、ヤクルト、ロッテ、ソフトバンク、日本ハムの4球団だった。 阪神や楽天など6球団から1位指名された大石達也(早大)の交渉権は西武が獲得し、巨人は沢村拓一(中大)を1位で単独指名した。 ◇ 日本ハム社長の藤井純一氏も再び“くじ運”の強さを発揮 日本ハムの抽選役は梨田監督ではなく、藤井純一球団社長。2007年の高校生ドラフトで当時史上最多の高校通算87本塁打を放った中田翔(大阪桐蔭)に4球団が競合した際にも藤井社長が大役を務め、見事残りくじで引き当てていた。 4球団の競合となった早大・斎藤佑樹投手は早くから1位指名を公言していたヤクルトやロッテではなく、日本ハムが交渉権を引き当てた。 日本ハム・藤井球団社長「絶対に引くぞ、と思っていた。信じられない。すごい選手が指名でき、ファンの方に喜んでもらえて良かった」と、満足顔だった。 ◇ オリックス・岡田監督 「大失敗よ」 3連敗 抽選でまさかの3連敗を喫したオリックスの岡田監督は、「2回目からは重複せんと思って、安心しとった。情報不足、大失敗よ」と悔しがった。母校の後輩、大石に続き、キャンプ地である宮古島出身の伊志嶺、さらにはT−岡田の後輩で「T−山田」とも呼ばれる山田と、ゆかりのある選手の交渉権を次々と逃した。 結局4人目の指名となった1位は、俊足巧打の後藤に落ちついた。指揮官は「イチロー2世みたいと聞いている。見るのがすごく楽しみ」と期待を寄せた。 ◇ 早大・斎藤佑樹投手の決意「200勝&20年現役」 ヤクルト、ロッテが1位指名を表明している中、斎藤が親しい関係者に「実力で開幕ローテを勝ち取る」「20年で200勝したい」とプロ入り後の目標を打ち明けていることが27日、分かった。 甲子園を沸かせた衝撃から4年。東京六大学史上6人目の30勝&300奪三振を達成したスターがついにプロへの入り口に立つ。 ラブコールを送り続けてきたヤクルト、ロッテに対しては、関係者に「誠意を示してくれている」と、感謝の意を伝えているという。両球団は今月22日の“早大詣で”の際に、御両親に開幕ローテーション入りを確約したが、斎藤はその約束手形にはこだわらない。「実力でローテーションを奪い取って、最低2けたは勝ちたい」と、熱い思いを伝えていた。 さらなる野望も抱いている。「20年で200勝したい」。選手生命は太く長く、そして、名球会入りを目指すというのだ。大卒で200勝は、過去にわずか4人しか達成していない大記録。投手の分業制が確立した今では至難の業だが、あえて挑む。かつて大学から鳴り物入りでプロになった星野仙一(明大→中日)や江川卓(法大→阪神→巨人)らでも達成できなかった快挙に挑戦する。 早実高のエースとして、2006年夏の甲子園決勝で田中(現・楽天)を擁する駒大苫小牧高と延長15回引き分け再試合の末に優勝し、「ハンカチ王子」の愛称もついて国民的アイドルになった斎藤。 だが、田中が即プロの道を選ぶ一方、斎藤は進学を決めた。 「遠回りしたとは思っていない」。プロ志望届を出した後の今月15日の会見でキッパリと言った。早大では1年時から日の丸を背負い、招待試合や講演などにも引っ張りだこ。それでも4年間、大きな故障もなく、マウンドに立ち続けてきた。超人的な精神的、肉体的タフさ。そして圧倒的な人気。人材豊富な“ハンカチ世代”の中でも、客を呼べる即戦力右腕としての評価は揺るがない。 ※ ドラフトも無事終了、さあ明日からは日本シリーズを楽しもう!
|
全体表示
[ リスト ]



