今日の出来事ロジー

10月9日は、薄田泣菫 の命日です。

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 平成23年1月8日(土)昨日:米、核爆撃機を新開発へ「核なき世界」に逆行。

 ゲーツ米国防長官は6日、核兵器を搭載できる新型の長距離爆撃機開発に国防費を重点的に投入する方針を明らかにした。今世紀半ば以降の使用を想定した新たな核兵器の開発計画は、「核なき世界」を唱えるオバマ政権の方針に矛盾する。 ゲーツ氏はこの日、2012会計年度(11年10月〜12年9月)に向けた国防予算の節約計画を発表した際、経費削減の一方で、重点的に開発に投資する兵器として、空軍が要望していた「敵空域に深く侵攻できる核搭載可能な長距離爆撃機」を挙げた。

 ゲーツ氏は新型爆撃機が、敵対国の空域に深く入り込んでいく空軍能力の「要」になるとの認識を示し「老朽化した現行機が退役する前に、新型機の計画を始めることが重要だ」と説明した。 新型機の詳細には触れなかったが、遠隔操作可能な無人機も検討していることを明かした。レーダーに捕捉されにくいステルス性能も備えるとみられる。 核搭載可能な新型爆撃機の開発構想はブッシュ前政権時代に浮上。2006年には国防総省が2018年の就役を目指して新型機を開発すると表明した。ただ、現行のB52、B2両爆撃機は今世紀半ばまで使用可能とされることなどから、財政難の中でいったん、実際の計画としては先送りになっていた。



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 1941年1月8日、『戦陣訓』が布告されました。

 1941年(昭和16年)、陸軍大臣・東条英機の名の下に出された将兵のための道徳書であり、全軍に示された。特に本訓其の二第八の『生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ』は有名で、結果的に全将兵に死を強制する役割を果した。つまり、戦死者は英雄だが、捕虜になることは最大の屈辱であるという価値観の形成だった。捕虜になった者は、「非国民」と非難された。


 序 : 夫れ戦陣は、大命に基き、皇軍の神髄を発揮し、攻むれば必ず取り、戦へば必ず勝ち、遍く皇道を宣布し、敵をして仰いで御稜威の尊厳を感銘せしむる処なり。されば戦陣に臨む者は、深く皇国の使命を体し、堅く皇軍の道義を持し、皇国の威徳を四海に宣揚せんことを期せざるべからず。 惟ふに軍人精神の根本義は、畏くも軍人に賜はりたる勅諭に炳乎(へいこ)として明かなり。而して戦闘竝に練習等に関し準拠すべき要綱は、又典令の綱領に教示せられたり。然るに戦陣の環境たる、兎もすれば眼前の事象に促はれて大本を逸し、時に其の行動軍人の本分に戻るが如きことなしとせず。深く慎まざるべけんや。乃ち既往の経験に鑑み、常に戦陣に於て勅諭を仰ぎて之が服行の完璧を期せむが為、具体的行動の憑拠を示し、以て皇軍道義の昂揚を図らんとす。是戦陣訓の本旨とする所なり。

 ※ 君死にたまふことなかれ すめらみことは戦ひに おほみずから出でまさね
 かたみに人の血を流し 獣の道で死ねよとは 死ぬるを人のほまれとは
 おほみこころのふかければ もとよりいかで思されむ (与謝野晶子)


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 本訓 其の三 第一 戦陣の戒 

 1 一瞬の油断、不測の大事を生ず。常に備へ厳に警めざるべからず。 敵及住民を軽侮するを止めよ。小成に安んじて労を厭ふこと勿れ。不注意も亦災禍の因と知るべし。 2 軍機を守るに細心なれ。諜者は常に身辺に在り。 3 哨務は重大なり。一軍の安危を担ひ、一隊の軍紀を代表す。宜しく身を以て其の重きに任じ、厳粛に之を服行すべし。 哨兵の身分は又深く之を尊重せざるべからず。 4 思想戦は、現代戦の重要なる一面なり。皇国に対する不動の信念を以て、敵の宣伝欺瞞を破摧するのみならず、進んで皇道の宣布に勉むべし。 5 流言蜚語は信念の弱きに生ず。惑ふこと勿れ、動ずること勿れ。皇軍の実力を確信し、篤く上官を信頼すべし。 6 敵産、敵資の保護に留意するを要す。徴発、押収、物資の燼滅等は規定に従ひ、必ず指揮官の命に依るべし。 7 皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能く無辜の住民を愛護すべし。 8 戦陣苟も酒色に心奪はれ、又は慾情に駆られて本心を失ひ、皇軍の威信を損じ、奉公の身を過るが如きことあるべからず。深く戒慎し、断じて武人の清節を汚さざらんことを期すべし。 9 怒を抑へ不満を制すべし。「怒は敵と思へ」と古人も教へたり。一瞬の激情悔を後日に残すこと多し。

 軍法の峻厳なるは特に軍人の栄誉を保持し、皇軍の威信を完うせんが為なり。常に出征当時の決意と感激とを想起し、遙かに思を父母妻子の真情に馳せ、仮初にも身を罪科に曝すこと勿れ。

 ※ 極悪非道の戦場において、聖人君子の徳目を求めるが如き無理難題。殺し合いとは、かくも理不尽なものなのだ。 『戦陣訓』結語に曰く、「以上述ぶる所は、悉く勅諭に発し、又之に帰するものなり。されば之を戦陣道義の実践に資し、以て聖諭服行の完璧を期せざるべからず。戦陣の将兵、須く此趣旨を体し、愈々奉公の至誠を擢んで、克く軍人の本分を完うして、皇恩の渥きに答へ奉るべし」。


 ◇ 東条英機(1884年〜1948年)

 陸軍軍人(大将)・政治家。東京生まれ。陸士・陸大卒。参謀本部編制動員課長・歩兵第24旅団長、1935年に関東憲兵隊司令官、1937年に関東軍参謀長をへて1938年に陸軍次官となる。1940年に第2次近衛内閣の陸相(第3次留任)となり、『戦陣訓』(将兵に捕虜になることを禁じた訓示)を下達、1941年10月に首相(陸相・内相)となり、同時に大将に昇進する。昭和天皇の信任をえて1943年軍需相、1944年参謀総長をも兼任して絶大な権力をふるったが、戦局悪化により1944年7月に総辞職。敗戦後、A級戦犯 として極東国際軍事裁判で起訴され、1948年絞首刑に処せられ法務死。

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 ◇ 心ならずも生きて虜囚の辱を受けた軍人

 1945年9月10日、米国の従軍記者の会見に応じた東條は、「現在わしは百姓」との心境を述べた。「戦争犯罪者については」の質問に対しては、「戦争犯罪者? それは勝者が決定するものだ。日本的解釈だが、私は戦争犯罪者ではない、戦争責任者なのだ」と語った。 そして翌11日、東條は、逮捕連行のために来訪したGHQの報に、ピストル自殺未遂をする。

 東條に遺書はないが、逮捕に出向いた米軍官憲に、次のように言い遺す。

 「一発で死にたかつた。時間を要したことを遺憾に思ふ。大東亜戦争は正しい戦ひであつた。国民と大東亜諸民族には誠に気の毒であつた。十分自重して大局の処置を誤らぬことを希望する。貴任者の引渡しは全部責任を負ふべきである。復員することは更に困難である。法廷に立ち連合国の前に裁判を受けるのは希望する所でない。むしろ歴史の正当な裁判にまつ。切腹を考へたが、ややもすれば間違ひがある。一思ひに死にたかつた。あとから手を降して生きかへるやうなことをしないでくれ。

 陛下の御多幸を行く末までお守りして、どこまでも国家の健全な発展を続けることが出来れば幸ひである。責任者としてとるべきことは多々あると思ふが、勝者の裁判にかかりたくない。勝者の勝手な裁判を受けて国民の処置を誤つたら恥辱だし、家のことは広瀬(伯爵)にまかせてある。その通りやればよい。家のことは心配ない。天皇陛下万歳、身は死しても護国の鬼となつて最期を遂げたいのが真意である。(水をくれ。)腹を切つて死ぬことは知つてゐるが、間違つて生き度くない。責任は了した。死体は引渡したらよい。俺の死体はどうなつてもよい。遺族には言ひ渡してある。死体は遺族に引渡さなくともよい。しかし見せ物ではないとマツカーサーに言つてくれ」。

 ※ 当時の国民は、一様に東條の自決未遂を冷ややかに見ていた。「鬼畜米英」「生きて虜囚の辱めを受けるな」と教えこまれ、死を強制されてきた日本人は、その最高責任者の自殺未遂を、中途半端で未練がましく見苦しいと感じたのだ。

 東條の自殺未遂は、阿南惟幾(これちか)陸相とは大いに対照的であった。彼は、「一死以て大罪を謝し奉る」「神州不滅を確信しつゝ大君の深き恵にあみし身は言ひ遺すべき片言もなし」との遺書を残して、見事に割腹自殺を遂げていた。 (映画『日本のいちばん長い日』で三船が演じた阿南陸相の縁側での割腹は、唯一感動を覚えた割腹シーンだった。三島の『憂国』での割腹シーンとは、品格の違いが歴然だった。)

 「『死ぬのは易い。しかし敵に堂々と日本の所信を明らかにしなければならぬ』と彼はいっているそうである。それならそれでよい。卑怯といわれようが、奸臣といわれようが国を誤まったといわれようが、文字通り自分を乱臣賊子として国家と国民を救う意志であったならそれでよい。それならしかし、なぜ自殺しようとしたのか。死に損なったのち、なぜ敵将に自分の刀など贈ったのか。『生きて虜囚の辱しめを受けることなかれ』と戦陣訓を出したのは誰であったか。今、彼らはただ黙して死ねばいいのだ。今の百の理屈より、一つの死の方が永遠の言葉になることを知らないのか。」  山田風太郎『戦中派不戦日記』

 高見順も、「期するところあつて今まで自決しなかつたのならば、なぜ忍び難を忍んで連行されなかつたのであろう。なぜ今になつてあわてて取り乱して自殺したりするのであろう。そのくらいなら、御詔勅のあつた日に自決すべきだ。生きていたくらいなら裁判に立つて所信を述べるべきだ。醜態この上なし。しかも取り乱して死にそこなつている。恥の上塗り」と記した。

 ※ 「一発で死にたかつた」のであれば、何故、左腹部に銃口を向けたのか。 彼は何ゆえ、頭部を避けたのだろうか? 東条英機の長男・英隆の長女である岩浪由布子氏の『祖父東条英機「一切語ることなかれ」』には、心やさしい息子であり、夫であり、父であり、祖父であった人間東条英機の姿が生きている。 まことに軍人に不適切な人物が、軍の最高責任者に上り詰めてしまう吾が国の官僚体質の禍根の極みと言うべきか。



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   ◇ 今日の誕生花・デンドロビウム(ラン科)

   花言葉は、「華やかな魅力」。

   板の間は母に近くて手毬つく   岡本 眸

 はなやかな集いにならむ今日のため デンドロビウム卓上に置く  鳥海昭子


 【参照】1月8日、勝負事の日
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/39418465.html

 【参照】1月8日、桜田門事件(1932年)
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/46414537.html

 【参照】1月8日、昭和から平成に改元(1989年)
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/26656276.html
 ※ 「平成」は、初の法令(元号法)に基づく元号です。

 【参照】1月8日、牟田悌三の命日(2009年)
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/50008131.html

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