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平成23年3月18日(金)昨日:「少しでも遠くへ」福島から6000人が県外へ。 少しでも遠くへ、遠くへ … 。 東京電力福島第一原子力発電所(福島県双葉町、大熊町)で高い放射線の漏出が止まらないなどの事故を受けて、住民の県外避難が17日、本格化した。 避難域の相次ぐ拡大で、避難所を転々とすることを強いられる住民に不安は隠せない。福島からの県外避難は6000人に上る。県は正確な情報に基づく冷静な行動を県民に求めている。 地震時に福島第二原発で仕事をしていた福島県郡山市の男性会社員(32)は「何かあってからではもう遅い。小さな子を少しでも安全な場所へ」と妻と子を連れて出て来た。「埼玉でアパートを借りたい」と話した。 山形県米沢市は3ヶ所の避難所で600人以上を受け入れた。市営体育館に入った福島県浪江町の薬剤師山形千恵子さん(57)は「何十年も帰れないことも考えないと … 」と肩を落とした。避難所を転々とし、福島県内で旅館に泊まろうとしたが、「放射線を浴びていない証明ができないと、入れない」と断られた。 新潟県上越市の体育館に避難した福島県南相馬市の会社員・志賀秀幸さん(30)は「消防団員として活動中に原発から爆発音とともに煙が立ち上るのを見た。被曝が心配になり、検査を受けて異常がなかったので安心した。自宅が避難指示の地域にあり、友人のいる上越に避難した。早く沈静化してほしい」と話した。 福島県の佐藤雄平知事は県民に「落ち着いて正確な情報を基に行動していただくよう心からお願いします」と呼びかけた。 本日3月18日、国連安保理がリビアに飛行禁止空域設定を含む決議案を採択。 国連安保理は17日夕(米東部標準時間)、「市民を守る」などとして、リビア上空の飛行禁止空域設定などの措置を盛り込んだ決議案を賛成多数で採択した。米英など10ヶ国が賛成、中国、ロシア、非常任理事国のドイツ、インド、ブラジルは棄権した。常任理事国の中国とロシアは拒否権を行使しなかった。 中国の李保東国連大使は、「中国は、妥当かつ迅速な行動でリビア情勢を速やかに安定化することを支持する。ただし、決議案には部分的に、支持することが極めて難しい部分があったので、投票を棄権した」と述べた。拒否権までは行使しなかったことで「心ならずも黙認」との意思を表明したことになる。 リビアはカダフィー大佐が率いる政府軍と、反政府側が戦闘を展開している。チュニジアやエジプトなど中東の広い範囲で発生した反政府・民主化運動の「ジャスミン革命」は2月頃にリビアにも波及した。当初は反政府側が急速に支配地域を拡大したが、政府側は反政府側が持たない空軍や、傭兵を本格的に投入し、一気に反撃に転じた。 政府側は市民を巻き込んだ無差別爆撃や、恣意的身柄拘束、拷問、即決処刑などを繰り返しているとされる。安保理決議はリビアに対する武器禁輸、特定資産の凍結なども盛り込み、リビア当局による傭兵の採用に遺憾を示し、外国人の身の安全に懸念を表明、即時停戦を求めた。 安保理決議がリビア上空に飛行禁止空域を設けたことで、リビア空軍機が同空域を飛行した場合、他国が「武力で排除」する実力行使の可能性が出てきた。 ◇ NZ地震で追悼式典 キー首相、東日本地震の犠牲者も哀悼(3月18日) ニュージーランド南島クライストチャーチ市で18日、2月22日に起きた地震の犠牲者を追悼する式典が開かれた。キー首相は「ここでの犠牲者の冥福を祈るとともに、日本の絶望的な窮状を思う」と延べ、東日本巨大地震の犠牲者にも哀悼の意を示した。 クライストチャーチの地震では、ビル倒壊で被災した日本人語学留学生のうち22人の死亡が確認され、6人が依然、安否不明となっている。 ニュージーランド政府は同国で最も高い調査権限を持つ王立委員会を設置、日本人学生が犠牲になったビルなどの倒壊原因を徹底究明する。約6ヶ月で中間報告書を提出し、約1年で最終的な調査結果をまとめる。 この日の式典には、英国女王の代理としてウィリアム王子らも参列し、黙祷を捧げた。 ◇ 本日、彼岸入り(大震災の義援金に協力して、菩提の種を蒔きましょう) すこしだけ振子短くして彼岸 美濃部治子 彼岸の入りを「彼岸太郎」「さき彼岸」とも呼び、彼岸の明けを「彼岸払い」「後の彼岸」などとも呼びます。春分の日には昼と夜の長さが同じになり、以降、昼の時間が徐々に長くなって行く。そして、人の気持ちにも余裕が戻り、寒さも彼岸までで終息する(はず … )。 ネジ巻き式の時計は今どき珍しく、振り子の長さを調節するなど想像するのも難しい今日だ。時計の振子を「すこしだけ」短くするという動きに、主婦のこまやかな仕草や、何気ない心遣いがにじんでいる。美濃部治子は、十代目金原亭馬生の愛妻で、落語界では賢夫人の誉れ高い人だった。酒好きの馬生がゆっくり時間をかけて飲む深夜の酒にも、同じ話のくり返しにも、やさしくじっとつき合っていたということだ。俳句を黒田杏子に教わった治子は2006年、75歳で亡くなった。他に「初富士や両手のひらにのるほどの」がある。 また、彼岸といえば、子規にはご存知「毎年よ彼岸の入に寒いのは」が思い出される。さように、寒さは今しばらくは続きます。 ◇ 今日の誕生花・イワウチワ(イワウメ科) 花言葉は、「春の使者」。 山笑ふうしろに富士の聳えつつ 島谷征良(せいろう) みづうみの目覚めの音の春時雨 廣瀬直人 イワウチワ春の使者とて咲き出ずる 愛しきいのちうちふるえるを 鳥海昭子 ※ 春の到来を告げる「イワウチワ」。この星のいのちの芽ぐみ。 |

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