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平成23年3月21日(月)今朝:水道水から基準値3倍超す放射性ヨウ素 飯舘村。 厚生労働省は21日、福島県飯舘村の簡易水道水から、規制値の3倍を超える1キロあたり965ベクレルの放射性ヨウ素を検出した、と発表した。この検査結果を受け、水道水を使う住民に飲用を控えるよう住民に広報することを求めた。同村は21日朝から村内に給水車を出す。同村は、福島第一原発から約30キロ付近で、一部は屋内退避区域に入っている。 同省によると、検出されたのは、同村の簡易水道水。ヨウ素の飲料水の摂取制限の規制値は1キロあたり300ベクレル。厚労省の担当者は「一時的な飲用であれば直ちに健康には影響しない」と話している。 福島県川俣町の水道水からも、17日に規制値を上回る308ベクレルが検出されていた。 ◇ ヨウ素剤、服用のタイミングが極めて重要! 安定ヨウ素剤の服用は、避難時に放射性物質にさらされる恐れがある住民を守る予防策だ。 ヨウ素は甲状腺ホルモンを合成するのに必須の元素で、甲状腺はふだんから体内に取り込んだヨウ素を蓄積している。このため、原発から出た放射性ヨウ素が空気や食べ物などと一緒に体内に入ると、甲状腺内に蓄積して放射線を出し続け、癌になりやすい。 これを避けるため、放射線を出さないヨウ素を製剤化した安定ヨウ素剤を服用し、あらかじめ甲状腺を安定ヨウ素で満たしておく。その結果、放射性ヨウ素が体内に入り込んでも、甲状腺には蓄積せずに体外に排出されやすくなる。 しかし、服用の効果を上げるには服用のタイミングが重要だ。服用後に効果が続く時間は約24時間とされており、早くから服用しても効果はない。放射性ヨウ素が体内に取り込まれた後でも約8時間までなら、服用により甲状腺への取り込み量を40%近く減らせる。 3月21日、続報 大震災11日目です。 ◇ 原発事故での避難範囲、なぜ国内外で違うのか。 東京消防庁や自衛隊、警視庁機動隊の放水活動、東京電力社員などの懸命の働きもあり、福島第1原子力発電所の状況は19日には、「一定の安定状態」(枝野幸男官房長官)に至った。放射線被曝の危険をかえりみず作業にあたっている人々には心から敬意を表したい。放水の効果を明確に評価するのは難しいが、3号機の使用済み核燃料プールには多量の水が注がれていることは確かなようだ。一方で、東京電力などによる外部電源の引き込み作業も進んでおり、2号機などが停電状態から回復する可能性が見えてきた。現場の事故対応は、水素爆発や火災など次々と起こる異常事態に振り回されてきた。ようやく、事故収拾に向け関係者が力を合わせて取り組む作戦が効果を上げ始めた。 しかし、綱渡りの状態はまだ続く。電源が回復しても、原子炉に本来備わっている冷却装置を動かすにはなお時間がかかる。その間に新たな事態が生じることがありうる。20日になって、3号機の格納容器内の圧力が一時高まっている事実が確認された。 ◆ チェルノブイリ事故は下回るものの … 不安定で先が読みにくい状況が続く中で、多くの人が心配に思うのは、想定されうる最悪のケースはどんな事態なのか。またそうした事態に至った際にどれくらい広く事故の影響が広がるかという点だ。 最悪のケースについて、国内外の専門家の意見はほとんど一致している。旧ソ連のチェルノブイリ事故ほどの大惨事にはならないという。 核燃料棒が溶けて原子炉が壊れたり、使用済み核燃料プールが干上がって核燃料棒が溶けたりする結果、大量の放射性物質が外部に出ることになれば、大変深刻な事態。それでも、チェルノブイリ事故ほど最悪ではないと、専門家が指摘するのは、主として以下の2つの理由からだ。 1、チェルノブイリは原子炉運転中に起きた爆発事故で、炉心では核分裂反応が続いていた。福島第1は地震直後に原子炉は止まっており、現在は核反応は起きていない。原子炉内のエネルギーの大きさが違うという論拠。 2、チェルノブイリ型原子炉は格納容器を持たなかった。そのため炉心にあった放射性物質が、何の防御もなく外部に放出された。福島第1の原子炉は分厚いコンクリートと鋼鉄でできた格納容器の中にあり、内部の放射性物質が放出されにくい構造になっている。 つまり、福島第1の場合は、炉心のエネルギーが小さく、爆発などがあっても外部への影響を抑え込む壁が存在する。 だが、こうした見方に疑問を投げかける指摘もある。大量の核燃料が溶けたら核反応が再開する可能性があるのではないか。2号機の格納容器は一部(圧力抑制室と呼ばれる部分)で損傷が生じているのではないか。気になる指摘ではあるが、これらの点では専門家も臆測の域を出ていない。 原子力安全・保安院は18日、原子力事故の重大さを示す国際尺度で今回の事態を「レベル4」からより重い「レベル5」へと評価し直した。チェルノブイリは「レベル7」である。不安を誘う不確定要素はあるものの、チェルノブイリを下回るという判断が現状ではひとまず、妥当といえるのだろう。 ◆ 米が勧告した「80キロ避難」の根拠は 政府は原発から半径20キロ圏からの住民の避難、20〜30キロ圏の人々には屋内退避を指示した。一方、米政府は日本にいる米国民に対し、50マイル(約80キロ)離れるように勧告した。この違いに戸惑う人が多いだろう。国籍の違いが、安全の違いに何故関わるのか? 日本政府の指示の妥当性について、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は18日の記者会見で「IAEAの基準に基づき日本政府がつくった法律(原子力災害対策特別措置法)に基づくもの」と述べた。この指示は国際標準に基づくものだという主張だ。 50マイル圏の退避を勧告した米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長らは16日(米東部時間)、米下院の公聴会で証言した。下院議員らの関心も「なぜ50マイルなのか」だった。実は米国でも国際基準にほぼならった形で、原発事故の避難範囲は通常10マイル(約16キロ)とされている。日本のケースで「50マイル」というなら、「米国も50マイルに改めるべきではないか」というのが議員の質問の趣旨だ。NRC関係者は、福島第1のケースは影響を慎重に見積もった結果だという意味の答えを繰り返し、何が違うのか明確にはしなかった。 しかし、16日付のNRCの発表文の添付文書をみると、理由はある程度想像がつく。最悪のシナリオを描くにあたって、NRCは出力2350メガワット(235万キロワット)の原発を前提にしているように読める。235万キロワットは、出力78万4000キロワットの2〜4号機3基分の合計にあたる。 4号機は炉心に核燃料はなく、核燃料の一部破損が指摘された1号機の方は出力46万キロワットなので、合計235万キロワットという数字が福島第1の現状を正確に反映しているといえないわけだが、NRCの念頭には複数の原子炉からの放射性物質の放出があると推測できる。これまで複数の原子炉が同時にこれほど深刻なトラブルに見舞われることがあろうとは、専門家も考えていなかったに違いない。10マイルとか、20キロとかの範囲を決めるにあたって、複数の事故は想定していなかったと思われる。20キロと50マイルの違いはここにあるようだ。 ◇ 大阪府議長の事務所開き挨拶「この地震、本当に起きてよかった」 4月1日告示の大阪府議選に立候補を予定している長田義明府議会議長(自民)が、20日の事務所開きの挨拶で、東日本大震災に関連して「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言。長田氏は朝日新聞の取材に「不謹慎な言い方で、反省している」と話している。 長田氏は、橋下徹知事が目指す大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎(旧大阪ワールドトレードセンタービルディング、大阪市住之江区)への府庁舎全面移転に反対。東日本大震災で咲洲庁舎が被害を受けたことを「天の恵み」と発言し、「橋下知事の考えが間違っていたということが示された」と続けた。 長田氏は取材に対し、「大阪の府庁舎移転問題の面でよかったと言ったつもりで、地震が起きてよかったと言ったつもりではなかった」と釈明。 11日に起きた震災で、55階建ての咲洲庁舎ではエレベーターに人が閉じこめられたり、壁面パネルが損傷したりした。 橋下知事は2009年に咲洲への庁舎移転案を2度提案。府議会はいずれも否決する一方、ビル購入予算案は可決。府はビルを第2庁舎として使用している。長田氏はビル購入に賛成したが、庁舎の移転には反対していた。 ※ 石原都知事の「天罰」と言い、アホばっか。 ◇ 本日、春分の日です。 春分の日をやはらかくひとりかな 山田みづえ 雨寒し春分の日を暮れてまで 篠田悌二郎 春分の日なり雨なり草の上 林 翔 ひと駅を歩いてみるか花の雨 矢野誠一 明日はもっとよくしようって毎日思っている。 時々ガックリする出来事もあるけど、毎日そう思っていると、 本当に明日や明後日がよくなるって信じているの。(フジ子・ヘミング) ◇ 今日の誕生花・ハナノキ(カエデ科)(別名:花楓) 花言葉は、「信仰」。 客来れば客間となりて暖かし 村越化石 紅いろのハナノキの花咲きたりと 習いはじめし絵てがみ届く 鳥海昭子 |

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