今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 『 小川の辺 』 (2011年)(東映)

 「真夏のオリオン」「つむじ風食堂の夜」の篠原哲雄監督が、藤沢周平の短編小説を映画化した時代劇。同じく藤沢原作の「山桜」で篠原監督とタッグを組んだ東山紀之が主演。 藩命で妹の田鶴(菊地凛子)が嫁いだ佐久間森衛を討たねばならなくなった戌井朔之助(東山紀之)が、肉親の情愛と藩命の間で苦悩する姿を描く。朔之助の道中に付き従う若党の新蔵役で勝地涼が共演。

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 海坂(うなさか)藩士・朔之助は脱藩した佐久間を斬れと家老から命を受ける。しかし、佐久間はかつて剣の腕を共に競った仲間である上に、実妹・田鶴の夫でもある。逡巡の末、両親とも相談の後、朔之助は家名を守るために刺客となる決意をし、新蔵と共に佐久間と田鶴が潜伏する行徳宿に向かう。

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   臆せずに正論を堂々と説いた直情の人・佐久間森衛

 佐久間は飢饉に苦しむ農民を救おうと、藩の農政を真っ向から批判する建白書を藩主に提出する。だが海坂藩主、必ずしも名君ならず。逆に、佐久間を疎んじ処分を下す。藩主の逆鱗に触れた佐久間は、ついに脱藩。妻・田鶴もこれに付き従った。 朔之助と新蔵の気の重い道中。緑深い森や山、澄み切った川の流れ。豊かな自然を背景に、人の世のむなしさが漂う。 「急ぐことはない。ゆっくり行こう」と、朔之助が新蔵に洩らす。


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   「小川の辺」に始まり、「小川の辺」に結実する慕情

 幼い頃、朔之助・田鶴そして新蔵は、まるで三人兄妹のように遊んでいた。ある日、小川の辺で朔之助は釣をしていたが、急に雲行きが悪くなる。朔之助は、中州で遊んでいた田鶴に、すぐに岸に戻れと叫ぶ。だが、日頃から兄への対抗心の強い田鶴は、中々云うことを聞かない。やがて、激しい雨となる。それでも、強情な田鶴は内心では怯えながらも中州に留まる。腹を立てた朔之助は、わざわざ中州まで渡り、田鶴の頬を叩く。ますます、岸に戻れなくなった田鶴は泣くばかりだった。その時、新蔵が田鶴の元へと腰まで水に漬かりながら助けに向かう。朔之助も続こうとするが、「お兄さまはイヤッ」と言う田鶴の甲高い声が響く。


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 田鶴が佐久間に嫁ぐ前日、ある出来事が倉の中で …


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 行徳宿へと向かう道中で舟で川下りをする朔之助と新蔵は、川岸に遊ぶ三人の子どもを見かける。それはやがて、朔之助・新蔵の二人に、幼い頃の「小川の辺」での懐かしい記憶を蘇えらせた。 行徳宿に着いて、新蔵の探索の日々が続いた。やがて、佐久間と田鶴の居場所をつきとめる。それは、まさに「小川の辺」の粗末な小屋であった。買出しの日には、田鶴が小半時は戻らぬことを確かめた上で、佐久間に勝負を申し入れた。それは田鶴に、兄と夫との決闘を見せたくないと云う、新蔵の配慮だった。そして、何よりも田鶴を争いに巻き込みたくない新蔵の本心でもあった。 勝負は決し、主命は果された。懇ろに遺体を小屋に安置する朔之助。田鶴が戻ってきはしまいかと案ずる新蔵。 果たして、兄と妹は小屋の前で再会する。「見過ごす訳にはまいりません」と、刀を抜き放つ田鶴。

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 技量の差も省みず、真っ向に切り込む妹の刃をかわしながら、朔之助は田鶴を川面に叩きつける。辟易の体で朔之助が川を渡ろうとすると、木橋の上で新蔵が鯉口を切って身構えている。「何のつもりだ」。言われて新蔵は、慌てて刀を納める。「田鶴を斬ったら、おれに斬りかかる積りだったか」。朔之助は、新蔵の想いを初めて諒解したのだった。 「田鶴を川から引き上げてくれ、お前でなければ駄目だろう … 」。 「新蔵は、海坂に戻るもよし、江戸に残るもよし、暫く二人で考えてみよ」。 (終わり)


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 ◇ 東映『 小川の辺 』、山形先行上映 好調なスタート(6月23日)

 6月18日から山形県内6館で、東映配給『 小川の辺 』が先行公開され、土日2日間で動員数6401人・興行収入742万3900円という成績をあげた。 オープニング2日間の山形県での興行成績としては、同じく藤沢周平原作の「必死剣鳥刺し」(2010年7月10日公開・最終興収4.8億円)対比で349.8%となっている。 18日には、MOVIE ONやまがたにて20回、19日にイオンシネマ三川・ワーナーマイカルシネマズ米沢・山形ソラリス・鶴岡まちなかキネマで行われた分と合わせて2日間で計25回もの舞台挨拶が実施された。事前にすべての回のチケットが完売するなど、大変な盛況ぶりだった。 (7月2日から全国で公開)


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 ◇ 尾野真千子『 小川の辺 』で献身的な妻を熱演(5月25日)

 女優の尾野真千子が、東山紀之の主演映画『 小川の辺 』で、映画では初の時代劇に挑戦している。主人公・戌井朔之助の妻、幾久を演じ、健気で献身的な姿をみせている。尾野が演じる幾久は、過酷な運命を背負わされた戌井家を憂い、夫の留守中、義父母の心の支えとなるよう献身的に振舞うという役どころ。 NHK大河ドラマ「義経」で義経の正室・萌に扮した経験はあるが、意外なことに映画では初の時代劇となる。今年は野村萬斎主演作「のぼうの城」にも出演しているが、同作の公開が来年に延期されてしまったという経緯もある。

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 ※ 朔之助が海坂への帰路につく頃、今年は中々花をつけなかった庭木にやっと

 河瀬直美監督作『萌の朱雀』に、主演で銀幕デビューを果たして以来14年。現在は、ヒロインに抜擢された2011年後期のNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の撮影に入っている。フジテレビ系で放送中の連続ドラマ『名前をなくした女神』にも出演しており、お茶の間での知名度も急上昇。今作は、映画を活動の主軸に置く尾野が真骨頂を発揮する骨太な作品といえる。

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 ※ 東宝モレラ岐阜 2011/07/11 14:35〜16:25 Screen 5

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