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平成23年8月29日(月)本日:民主代表選は海江田氏先行、決選投票の可能性。 27日までの調査で、国会議員票(398票)で、小沢一郎元代表の支持を受けた海江田氏が100票前後を固めて先行しているものの、1回目の投票で過半数の200票に届くメドは立っておらず、上位2人の決選投票となる可能性が大きくなっていることが分かった。 代表選は、29日の両院議員総会で、党所属国会議員計398人が無記名で投票し、新代表を選出する。398人の投票動向は27日夜現在で、海江田氏に続く2番手を、前原氏、野田氏、鹿野氏がほぼ横一線で争う展開となっている。 本日8月29日、民主党の代表選の日 です。 決選投票では、野田佳彦財務相が海江田万里経済産業相を逆転する。 ◇ 岡田氏の「描いたシナリオ通り」 非・海江田で結集 29日の民主党代表選は、1回目の投票で1位だった海江田万里経済産業相を、野田佳彦財務相が決選投票で破る逆転劇となった。 野田氏は、下位の陣営とどのように連携を組んだのか。党内最大の小沢一郎元代表グループの支援を受け、基礎票で優位に立っていた海江田氏はなぜ敗れたのか。逆転の構図を検証する。 「決選投票になったら、『非・海江田』で票を集中させたい」 29日朝、国会内で開かれた菅首相グループの会合。座長の江田法相は約30人の出席者にこう呼びかけ、了承を取りつけた。 菅グループは、代表選の対応を自主投票としていたが、菅首相の意向もあり、「反・小沢」では一致していた。党内では「海江田氏が1位となるものの、過半数には至らない」との見方が大勢だった。 野田氏と前原誠司前外相の陣営は、共に票の上積みに必死で決選投票となった場合の戦略を立てるに至っていない、と見た江田氏は、野田、前原両陣営に「決選投票では野田、前原両氏のいずれか上位となった候補に投票する」という、「海江田包囲網」を事前に打診し、両陣営も「当然の行動」と受け止めた。 また、野田氏の選対本部長を務める藤村修幹事長代理は29日朝、鹿野道彦農相の選対本部長である大畠国土交通相に対し、決選投票での「野田、前原、鹿野連合」の実現を要請した。 鹿野陣営には小沢グループの議員も多かったが、告示後には会合に顔を出さなくなったため、鹿野陣営は「小沢グループの引きはがし方はひどい」(大畠氏)と反発を強めていた。 藤村氏の要請は、鹿野陣営に阿吽の呼吸で受け入れられた。29日夜、鹿野陣営は、東京・赤坂の中華料理店で代表選の「打ち上げ」を開き、お礼に駆けつけた藤村氏を大きな拍手で招き入れた。 前原グループでは、仙谷由人代表代行(官房副長官)が、藤村氏や、野田選対の顧問に就任していた岡田幹事長と連絡を取り合い、決選投票での糾合に力を入れた。 菅政権で「脱・小沢路線」を推進した岡田氏は代表選終了後、周辺に笑顔で こう語った。 「僕らが描いたシナリオ通りになったな」。 ※ 「シナリオ通り」と言うことは、「脱・小沢路線」の継続を意味する。 政権交代の立役者を排除する民主党の矛盾は、今後も同党の脚を引っ張る。 ◇ 野田新代表、「もうノーサイドに」 挙党態勢訴え 民主党新代表に選出された野田佳彦財務相(54)は29日、両院議員総会で就任の挨拶を行い、「ここに集っている皆さんとしっかりと手を携えて、心を引き締めて重責を背負っていく決意だ。もうノーサイドにしましょう」と挙党態勢を呼びかけた。 また、政権運営を雪だるまに例え、「あの人が嫌いとかこの人が嫌いとか内輪もめをしていたら、雪だるまは転がり落ちてしまう」と強調した。 その上で、野田氏は「原発事故の収束、東日本大震災の復旧・復興、デフレ対策、円高対策などやらなければいけないことを、皆さんと一緒に、国民の皆さんが安心して良かったと思える仕事をさせていただきたい」と訴えた。 ※ なんで、すぐに融けてしまう「雪だるま」に例えるのかな。 ◇ 松下政経塾出身で初の首相 野田佳彦氏は昨年6月、菅政権の財務相として初の入閣を果たし、財政再建の旗振り役を務める一方、急激な円高への対応にも追われた。 「財務省の言いなり」とのレッテルも貼られたが、温厚な人柄と安定感には定評がある。 松下政経塾の1期生で、同塾出身では初の首相となる。千葉県議を経て、1993年衆院選で日本新党から初当選し、その後、新進党から民主党に移った。2002年の民主党代表選では「若手代表」として挑んだが、鳩山前首相に敗れた。国会対策委員長だった2006年には、「偽メール事件」で引責辞任し、脇の甘さも指摘された。今回の代表選では、「怨念の政治を超えなければいけない」と訴え、党内最大勢力の小沢一郎元代表グループとの融和にも配慮を見せた。 ※ 松下政経塾出身者:小沢氏曰く、あの人たちに政治は任せられない。 ◇ 党員資格停止中の小沢氏の政治的命運は絶たれた? 小沢グループの猛烈な多数派工作 ポスト約束に強い反発も 「決選投票では海江田氏をお願いしたい。海江田氏に入れてくれれば、あなたの政務三役入りは約束する」。 元代表の側近は、参院の中堅議員にポストを提示して支持を求めた。 29日朝には、決選投票には残れないと悟った馬淵澄夫前国土交通相が陣営の選対会合で、「決選投票では海江田氏を支持する」と表明した。馬淵氏は代表選後、その理由を海江田氏が増税路線を取らず、政策的に近いからだと語ったが、党内では「馬淵氏は、決選投票での『海江田氏支持』を条件に小沢グループから推薦人を借りていたのではないか」との臆測も流れた。 小沢グループの多数派工作には、「ポストを約束してくれるのは小沢グループだけだ」と歓迎する者もいれば、「古い自民党総裁選を見ているようだ」と反発を強める議員もいた。 そもそも、小沢グループは代表選で、「誤算」続きだったとの指摘もある。 元代表は当初、海江田氏の支持に慎重だった。25日には小沢グループの山田正彦前農相を仲介役に立て、鹿野氏側に「小沢グループ・鹿野陣営連合」を打診したが、鹿野氏に拒否されると、「奇策」とも言える西岡参院議長擁立も検討した。小沢元代表は「自らを巡る党内対立が浮かび上がると、厳しい戦いになる」と予想していたからだとされる。 海江田氏は代表選で、経産相として推進した環太平洋経済連携協定(TPP)の締結には慎重姿勢に転じたが、TPP反対派の多い小沢グループの指示に基づいたものだった。党内では、「海江田氏は完全な小沢傀儡」との見方が強まり、幅広い支持の形成を阻害した面は否めない。 海江田氏は28日には自民、公明両党との3党合意の見直しにまで踏み込み、党内の不安感を助長させた。そこまでの発言を海江田氏に求めていなかったとされる小沢グループでは、「あれは勇み足だった」と悔やむ。 「野田新代表に頑張ってほしいが … 」 小沢元代表の弁 民主党の小沢一郎元代表は29日、都内のホテルで開いた自らのグループ会合で、代表選で野田佳彦新代表が選出されたことを受け、「野田新代表には頑張ってほしいが、これからの態勢がどうなるのか、言葉だけの挙党一致なのかどうか見極めないといけない」と述べたが … 。 ※ 1回目の投票で1位を得ながらも、決選投票で敗れたのは、党内に広がる「小沢アレルギー」の結果。党内最大の勢力を握っていても、小沢氏が推した候補者は代表選を制することができないという構図が明確になった。 老兵は死なず、ただ消え去るのみ … ◇ 前原氏、「外国人献金が敗因」 海江田氏、「真意伝わらず」 民主党代表選に敗北した4候補は29日午後、それぞれ敗戦の弁を述べた。 逆転負けを喫した海江田万里経済産業相は記者団に「党内融和を目指したが、真意が十分に伝わらなかった」と発言。「親小沢」「反小沢」という構図で展開した選挙戦を振り返った。今後は「私自身も一兵卒として頑張りたい」と強調した。 世論調査での期待度が高かったにもかかわらず、3位に終わった前原誠司前外相は記者団に「3月に外相を辞任したお詫びと説明から入らなければならなかった」と述べ、自身の外国人献金問題が敗因の一つであるとの認識を示した。 前原グループの報告会では若手からは「党員・サポーター投票があれば勝っていた」との声が上がった。一方で、政権交代以降、仙谷由人官房副長官らグループのメンバーが政権の中枢を占めてきたことへの反感があったとの見方もある。 鹿野道彦農相は代表選後、支持議員に「知名度のない、グループにも所属していない私に52人が投票した」と感謝の意を述べた。鹿野氏はこの後、記者団に「代表選を契機に同志的な結合で行動していきたい」と表明。周辺も「選対メンバーを中心にグループを立ち上げたい」と明かした。 馬淵澄夫前国土交通相は代表選後、記者団に「全力を出し切った。しっかりと野田体制を支えていく」と語った。決選投票では海江田氏に投票したと明らかにしたが、野田氏に協力する考えを強調した。「私の挑戦はまだまだ続く」とも述べ、「次」への意欲を示していた。 ※ ドングリの背比べと、揶揄された民主党代表選だったが、影の主役が2人いた。自身と秘書の裁判を抱え、自らは候補者になりえないが、逆にキャスチングボートを握る結果になった小沢一郎元代表。 もう一人は、ここまで後継選びを引き延ばし、公式の選挙期間わずかに2日という超短期決戦にした菅直人首相その人。 それにしても、選挙というもの、つくづく生臭い。 ◇ 今日の誕生花・ミズアオイ(ミズアオイ科) 花言葉は、「前途洋洋」。 水口に燕来てゐる水葵 福島 勲 流星や旅の一夜を海の上 下村ひろし 前方がひらける予感のミズアオイ 青紫の花を掲げる 鳥海昭子 ※ 全国の湖沼、河川、水路の浅水域や水田などに生育する抽水性の一年草。近縁のコナギによく似ていているが、ミズアオイは花が葉の上で咲くので、コナギとの区別をすることができる。花期は7〜10月で、美しい青紫色の花をつける。花は、一日花だが次々と花を咲かせ美しい。 |

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