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平成23年10月11日(火)昨日:杜撰な三菱重工業のサイバー攻撃への備え。 総合機械メーカー「三菱重工業」がサイバー攻撃を受けていた事件で、同社のコンピューターが少なくとも50種類以上のウイルスに感染していることが分かった。 1台で28種類のウイルスに感染した端末もあり、その中には既に7年前に危険性が指摘され、ウイルス対策ソフトを適切に使用していれば検知できたはずのウイルスもあった。防衛省は取引企業に対し、調達の基準の中で十分なセキュリティー対策を講じるよう求めており、今後、同社に情報管理態勢について報告を求める方針。 関係者によると、同社では現在、感染が発覚したサーバーやパソコン83台の解析を順次進めているが、これまで、同社が9月19日時点で発表した8種類を大幅に上回る50種類以上のウイルスが発見された。 また、作業用端末の1台は28種類のウイルスに感染。このうち、情報を抜き取るタイプのウイルス「アゴボット」は、2004年4月に危険性が見つかり、注意情報が出ていた。ウェブサイトを改竄してサイト閲覧者のパソコンにウイルスを送り込む「ガンブラー」や、金融機関の口座番号やパスワードを狙う「スパイアイ」にも感染していたが、それぞれ2009年12月と今年7月に注意情報が出されている。 ※ 「三菱」と言えば「兵器産業」というイメージが、今でも濃厚なのか。今日でも「三菱」は、わが国の防衛産業の要である。その点でもIHIを大きく引き離している。そんな「三菱」が、このような体たらくでは「国辱」ものではないのか。お粗末の一語に尽きる。なにか、海の向うから黒船がやって来て、大騒ぎをする瀕死の江戸幕府のような … 。 10月11日は、「一草忌」 です。 ◇ 一草忌(種田山頭火の忌日) 11歳のとき、母親が自宅の井戸に投身自殺した。山頭火は井戸から引き上げられた水死体を見て、愕然とした。その衝撃は山頭火から離れたことはない。父親は政治運動に狂奔し家庭を顧みず、それに耐えられなかった母親の自殺だったようだ。のちに山頭火は、この母親の異常な死を追想している。「母に罪はない、誰にも罪はない、悪いといへばみんなが悪いのだ、人間がいけないのだ … 」。 弟の自殺、関東大震災、離婚というふうな日々も続いた。そのあいだ山頭火は井泉水の『層雲』に依って句作に励み、国字国語問題に関心をよせ、ロシアからの亡命者と同居して革命を想い、何度か故郷の山口県防府に戻り、また熊本に愛着をおぼえて熊本を訪れたりもした。 ただ、ひとつ山頭火からけっして離れないものが酒であった。山頭火は大酒飲みだった。飲めば正体をなくし、前後不覚となった。どうしようもない男だった。約束も職場も友情も、酒がたちまちに食い破っていった。いつも貧乏で、それを山頭火は「生活難ぢゃない、生存難だ、いや、存在難だ」と書きのこす。そんなこんなで40代になる。 < こうして、山頭火は山頭火になった > 43歳の山頭火は、熊本市公会堂の前を疾走中の路面電車の前に、泥酔状態で仁王立ちする。たちまちの人だかりの中、一人の新聞記者が「貴様、こっちこい」と引っぱりあげ、そのまま禅寺の報恩寺に放りこんだ。山頭火はこの禅寺の末寺に住みこむことになる(味取観音堂)。住職の望月義庵がめんどうをみた。山頭火は人生の転機を得た。 曰く、「父母未生以前本来の面目」。 自己の本性を問い、本来の面目に立ち向かわせる公案に取り組む。 翌年に山頭火、出家得度。酒で気分を紛らわさずにはいられない寂しがり屋の山頭火には耐えられない山林閑居の日々が始まった。そこへもうひとつ変化がやってきた。 関東大震災と大杉栄虐殺の前後に妻と別れて京都の一燈園に入った尾崎放哉が、『層雲』に「入庵雑記」を連載していた。「この度、仏恩によりまして、此庵の留守番に座らせてもらふ事になりました云々」「私の流転放浪の生活が始まりましてから、早いもの已に三年となります云々」とある。山頭火はこれを読んで泣き尽くす。その5回にわたる連載には「こんなよい月を一人で見て寝る」などの自由な句が入っていた。こうして山頭火は「松はみな枝たれて南無観世音」といった句作の日々を始める。 生涯を漂泊行乞の旅に生きた種田山頭火。彼が最後に願ったこと、それは「ころり往生」だった。晩年は、松山市御幸町山麓の一草庵で余生を送る。死の三日前の日記には、「拝む心で生き拝む心で生き拝む心で死なう、そこで無量の光明と生命の世界が私を待ってゐてくれるであろう」と記している。 昭和15年10月11日、一草庵での句会の当日、山頭火は倒れた。いったんは意識を取り戻すが、やがて息を引き取る。脳溢血、念願の「ころり往生」だった。山頭火は、自らの生涯をこのように振り返る。 曰く、「無駄に無駄を重ねたやうな一生だつた、それに酒を注いで、そこから句が生まれたやうな一生だつた」。 殆ど無一物の遊行期をさすらい、明日なき行乞に身を投じた山頭火にして、「無駄に無駄を重ねたやうな一生」だったと述懐する。 果たして我らが生涯は、なんと名状するべきか。 けふもいちにち風をあるいてきた 風の枯木をひろうてはあるく 炎天をいただいて乞ひ歩く ここにおちつき草萌ゆる 何が何やらみんな咲いてゐる 鎌倉はよい松の木の月が出た ◇ 山崎武が楽天最後のお立ち台で涙 (10月10日) 球団創設時からチームを引っ張ってきた42歳は、七回一死走者なしの場面で登場。吉見の2球目、141キロの外角直球をとらえ、ライナーで中前にはじき返した。代走を送られベンチに戻る際には、スタンドから大きな歓声がわき起こった。 ファンから大きな声援が … 。 「最高です」(答えた直後に顔を伏せ、両目から涙) お立ち台に立つ気分は。 「ファンに色んなこと言おうと思って立って来たけど、こんな淋しいヒーローインタビューは初めてです」。 「最後の最後で、不振の僕を代打に立たせてくれた。ヒットなんか打てるかと思ったけど、仙台のファンが打たせてくれました」。 チームも勝利した … 。 「何としても勝ちをプレゼントしたいと選手会長が言っていた。若い連中を厳しく指導してきたけど、本当にいいプレゼントもらいました。こういう形で楽天のユニホームは脱ぎますが、仙台での恩は一生忘れません」。 仙台に帰ってこいよという声援もあったが … 。 「僕のワガママで現役続行を決めました。これからどうなるか分かりませんが、仙台に来た時のことを思い出してチャレンジします」。 ※ 星野監督の人間性が、なにやら透けて見えてくるような武司の涙だった。 ◇ 今日の誕生花・ダリア(キク科) 花言葉は、「栄華」「優美」。 運動会午後へ白線引き直す 西村和子 みんな風呂にゆきてひとりの十三夜 五所平之助 ほこらかに秋の陽に映え咲きいたり いろとりどりのダリアの畑 鳥海昭子 |

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