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平成24年1月9日(月)昨日:スマホのウイルス感染危機、パンデミック前夜。 通信やセキュリティー会社が相次ぎ、スマートフォン(スマホ)を狙うウイルスの「新種」を発見したと報告している。スマホから勝手にメールを送信したり電話をかけて、他人の端末にウイルスをばらまいたり、通話を盗聴したり … 。ウイルスの発信源になった場合、社会的な信頼を一気に失いかねない迷惑な機能を何者かが日夜、開発しているのだ。現時点では深刻な被害は報告されていないが、スマホの爆発的な普及を踏まえ、セキュリティー会社などは感染の大流行(パンデミック)が起こる「前夜」と見ている。個人や企業はまだ見ぬ敵にどう備えることができるのか。 スマホを狙うウイルスの報告数は1年で65倍に“急成長”。セキュリティー大手の米マカフィーによれば、2011年7〜9月に発見されたOS「アンドロイド」を搭載したスマホ向けウイルスは394種類。6種類にすぎなかった前年同期に比べ急増した。 発見されるウイルスはまさに日替わりで機能も種々雑多。ひとたびスマホがウイルス感染すれば、持ち主の知らない間に電話帳に登録した人に勝手に電話発信したり、ウイルス感染の恐れがあるサイトに誘導するメールを一斉送信する場合もあるという。通話時の音声を録音し、音声ファイルを見ず知らずのコンピューターに送りつけてしまう「盗聴」ウイルスも報告されている。 ※ ネット通信時代の今だからこそ、「便利は不便、不便は便利」納得です。 1933年1月9日、同級生立会いのもとに三原山火口で投身自殺が発覚。 1933年(昭和8年)1月と2月に実践女学校の生徒が伊豆大島の三原山火口へ投身自殺する。この2件とも同じ同級生が自殺に立ち会っていたことがセンセーショナルに報道され、この年だけで944人(男性804人、女性140人)が投身自殺した。 この立会人の女生徒の事情が、高橋たか子の『誘惑者』の題材となっている。 実践女学校専門部国文科2年に籍を置く松本貴代子(21)は万葉集好きで昭和7年春に同級生20人ほどと三原山へ旅行に出かけ、その大自然に魅せられていた。昭和8年2月、松本は「三原山の煙を見たら私の位牌と思ってください」と父に謎の言葉を残し家出、2月11日に親友の富田昌子(21)を渋谷区中通りの下宿に訪ねた松本は、「私の最期を見届けて」と懇願して、その夜、二人は東京湾汽船菊丸に乗って大島へと向かった。富田が松本の頼みをあっさり承諾したのは、松本は前から三原山での自殺願望と、その時には富田に立ち会って欲しいという願望を何度も富田に語っていたからであった。 松本の自殺は恋愛のもつれや同性愛などによるものではなく、ある種の価値観によるものだった。松本は以前より家族にも「19歳になったら死ぬ」と口走っていて、万葉集や金塊集を愛読し、潔癖主義者で結婚を嫌い、家にいた87歳の婆やが足腰立たぬ様子を見るのを嫌がって、家では朝食をとらないなど徹底していた。松本と富田は兄同士も親友で特に仲が良く、松本は色々と富田に相談していて、それに富田が同情したものらしい。 富田は2月7日夕方、別の友人の松岡福子(21)の家を訪ね、松岡の母に「貴代子が近頃すっかり厭世的になって死ぬかもしれない、どうぞおばさんから死を思いとどまらせて下さい」と頭を下げて頼みに来ている。余りに富田の深刻な様子に、松岡と両親は翌日、家にやって来た松本を説得したところ、松本は明朗な様子で笑うなどしていた。2月11日午後にも松岡は親友の松本を心配して散歩に誘い、本郷から神田で別れる時に新橋演舞場での芝居見物を約束している。親友の突然の自殺に松岡は「貴代子さんは常々、自分の死体は人の前にさらしたくないと言っていた」と悄然として語った。 松本の遺書は2通あり、富田宛てと松岡の母宛てだった。松本は母がなく、松岡の母を慕っていたという。松岡の母宛ての遺書には、2月8日の午後5時から2時間、自殺を思いとどまるよう説得してくれた事に感謝の気持ちを述べ、その時には納得したものの、結局、裏切る結果になった事を詫びる気持ちが書かれていた。松本は紫室寺端風というペンネームを仲間内で使っていて、友人の松岡の方にはペンネームを使ってハガキを送っていた。松岡も仲間内では松岡青絹というペンネームを持っていたらしく、松本のハガキは松岡青絹宛てになっていた。 この三原山自殺、松本の自殺に立ち会った富田が実は1月8日にも真許三枝子の三原山自殺に立ち会っていた事実が発覚し、「死の立会い女」として自殺事件よりもむしろ富田の挙動に世間の注目が集まり始めた。 吉屋信子は自殺した女学生を「古風な乙女」として、自殺に立ち会った女学生を「アブノーマル」としている。 世間では、二人の親友の自殺の立ち会い人となった富田には「変質者」「狂人」といった罵倒が浴びせられ、富田はずっと寝込んでいたところ、4月29日に埼玉県の実家で変死を遂げた。世間の非難を気に病んでの自殺とも、持病が悪化したためともされる。富田と親友であった松本、真許の自殺の真相は何だったのか、なぜ二度も親友の自殺に富田は立ち会ったのかなどの謎は、富田の変死と共に闇に消え、三原山に付いた「自殺の名所」という名前だけが残った。 ◇ 高橋たか子『誘惑者』(高橋たか子の夫君は高橋和巳) 小説の設定では、同志社の高校の同級生での出来事。立会人は鳥居哲代、一人目の投身自殺者は砂川富子、二人目は織田薫。 「噴煙をあげる三原山に、女子大生が二人上っていった。だが、夜更けに下山してきたのは一人きりだった。ちょうど一ヶ月前にも、まったく同じことがあった」。 自殺願望の友人二人に、それぞれ三原山まで同行して、底知れぬ火口の縁に佇ませた自殺幇助者、鳥居哲代の心理の軌跡を見事に辿り、凄絶な魂のドラマを構築した高橋たか子の初期長篇代表作。泉鏡花賞受賞作。 「もうすぐしたら、この時計あげるから」 砂川富子は腕時計を持ちあげて見せた。 「いいわよ、気持ちがわるい。あなたがいなくて、時計だけうごいていれば … 」 「なんといっても火山よ。壮絶だわ。煮えたぐってる炎にむかって垂直に墜落していく。死体は残らない。完全燃焼よ。死ぬというより、世界の底の底の火に合一するみたい。苦しまないで、苦しんでるという意識もなくて、あっという間に死が成就する … 」 「火口はぱぁっと明るいわよね。そうよね」と言われて、「そうよ」と鳥居は言った。鳥居哲代は、何でも出来る … と、自分に言い、織田薫を押した。 「火口の中は、ぱあっと明るい」と、さっき無理に言わされたことを、今度は自分から言ってみた」。 作者の述懐:「その内容が、私の存在全体を巻きこんだ。 … その時、私とともに、私の中に、いのちの魂のような誰かがすっと一直線に立ち上がった。その自殺幇助をした女学生だ、という気がしたし、私はその女だと、私は思った」。 ※ 事の真相など誰にも分からない。当事者にすら理解し得ない事なのだ。 蛇足だが、火口に飛び込むのはかなり苦しい死に方になる。やめた方が良い。 ◇ 小雪さんが男児出産、「清盛」松山ケンイチさんパパに 女優の小雪さん(35)が5日、男児を出産したことがわかった。 小雪さんと夫で俳優の松山ケンイチさん(26)双方の所属事務所が8日、発表した。 小雪さんは「お陰様で母子共に元気で過ごしております」とコメント。 夫の松山ケンイチさんも、出産に立ち会ったことを明らかにし、「家族が増えた事とてもうれしく思います」とコメントした。(2012年1月8日17時) ※ 2012年大河ドラマ『平清盛』、昨夕好調スタート。 ◇ 新成人の8割近くが「日本を変えたい」 新成人の8割近くが「自分たちの世代が日本を変えていきたい」と考えていることが8日、インターネット調査会社マクロミル(東京)の調査で分かった。 同社は「不景気による就職難や東日本大震災をきっかけに、若者が真面目に社会に向き合っていこうと考えているのでは」と分析している。 男女各250人が回答した調査結果によると、日本を変えたいか、との問いに「そう思う」「ややそう思う」が合わせて77%に上った。具体的には「世界にアピールできる国にしたい」「教育や医療に力を入れるべきだ」「個々が社会貢献すれば日本は変わる」などの意見があった。 72%が政治に、76%が経済にそれぞれ関心があると回答。具体的に関心を持っている問題のトップは「若者の就職率が低い」(63%)で、増税、年金制度(ともに45%)、被災地の復興の遅れ(39%)と続いた。 日本の未来は暗いと答えたのは80%。理由には「リーダーシップをとるべき人が将来のビジョンを提示できていない」「日本の経済成長は見込めない」と厳しい声が上がった。一方、自分の未来については「ポジティブに考えたい」などの理由から「明るい」とする回答が65%を占めた。 ◇ 今日の誕生花・カンツバキ(ツバキ科) 花言葉は、「紅一点」。 初めてのまちゆつくりと寒椿 田中裕明 くれなゐといふ重さあり寒椿 鍵和田釉子 誰もいない小公園のカンツバキ 紅一点の無心のふかさ 鳥海昭子 |

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