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平成24年3月13日(火)昨日:2児放置死、母親に無期懲役求刑「殺意あった」。 大阪市西区のマンションで幼児2人が置き去りにされ死亡した事件で、殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(24)の裁判員裁判の論告求刑公判が12日、大阪地裁(西田真基裁判長)で開かれた。検察側は「他に類をみない凄惨な事件で、刑事責任は極めて重い」として無期懲役を求刑した。弁護側も最終弁論を行い結審する予定で、判決は16日に言い渡される。 論告で検察側は「被告は自己の欲望、欲求を最優先し、元夫との離婚後、子供を置き去りにしたまま長期間、外出や外泊をするようになった」と指摘。被告が最後に外出する際、2人の衰弱を目の当たりにしたのに、わずかな食料しか与えず、部屋のドアにテープを貼ったことなどを挙げ、「2人が死んでも構わないという殺意があった」と強調した。 また「犯行の背景には被告の現実逃避的な性格があるが、精神障害などは認められず、動機も身勝手」と指摘。「唯一頼れる存在の母親に見放された子供の孤独感や絶望感、無念さは筆舌に尽くしがたく、同種事件の根絶のためにも厳重な処罰が必要だ」と述べた。 一方、弁護側は最終弁論で「被告には2人が死んでも構わないという気持ちはなく、殺意はなかった」と主張。「殺意があったとの確信が持てなければ、被告の行為は保護責任者遺棄致死罪にとどまる」と強調した。 ※ 同種事件の根絶のためにも厳重な処罰が必要との検察感覚は、全く理解できない。かつて、厳罰を恐れて幼児虐待やネグレクトを回避し得た事例があるのだろうか? 一罰百戒が奏効するような単純な状況では決してないのだ。 そして、二親が揃っていても育児が極めて困難な今日、元夫という人物はどうであったのか。離婚しても父親であることに何ら変わりはない。彼は二児に対して何をしてくれたのだろうか? 3月13日は、加太こうじ の命日 です。 ◇ 加太こうじ(1918年〜1998年) 紙芝居作家 庶民文化研究家 評論家 東京市浅草区神吉町(現・東京都台東区東上野)生まれ。本名は加太一松(かぶと かずまつ)。太平洋美術学校卒。高等小学校在学中の14歳で紙芝居の世界に入り、昭和初年、永松健夫が生んだ『黄金バット』などの後期作・画、興行に従事。紙芝居衰退後の1960年頃から、庶民史、世相・風俗・文化史などの評論を始める。落語、犯罪、ヤクザ、遊興に関するものが多い。1986年、日本福祉大学教授。思想の科学社社長も務めた。また、神戸時代の水木しげるに紙芝居作家として道をつけたのも加太であった。 ◇ 水平社宣言の京都で、生活保護申請者に不当な誓約書(3月13日) 京都府宇治市が生活保護の申請者に対し、母子世帯には異性と生活することを禁じたり、妊娠出産した場合は生活保護打ち切りを強いる誓約書に署名させていたことが、12日判明した。市は不適切な内容であることを認め、関係者に謝罪するとした。生活保護制度に詳しい弁護士は、「生活の自己決定権に不当に踏み込んでおり、人間らしい生活を奪う人権侵害」と批判している。 市によると、誓約書は3月、相談にきた女性に対し、生活支援課の30代の男性ケースワーカーが署名を要求した。約束を守れないと保護打ち切りの判断を担当者に一任するとの趣旨で、「生活保護費削減のため、子供の養育費を獲得することを誓います」などと私生活に踏み込んだ約束を強いる内容だった。 再支給や治療費について「認められない」との誤った説明を確認させたり、市が相談記録を他機関に提出することを強いているほか、外国籍の人らに「日本語を話せないのは自己責任。日本語が分からないから仕事が見つからないなどの言い逃れは認められない」との偏見のある記載もあった。 市によると、誓約書は男性ケースワーカーが個人的に作成し、署名させたケースは少なくとも今年2件確認できたという。 「反貧困ネットワーク京都」事務局長の舟木浩弁護士は「行政が保護廃止をちらつかせて脅し、生存権を侵害するひどい内容。生活保護の利用者を厄介者と決めつける蔑視がある」と話している。 生活保護法の実施要領には「申請権の侵害を疑われるような行為は慎むこと」と定められている。 西村公男宇治市生活支援課長は「不適切な内容で、誓約書に効力はない。関係者に謝罪するとともに、職員には人権尊重と市民の気持ちに配慮した業務徹底を指導したい」と話している。 ◇ 今日の誕生花・ユキヤナギ(バラ科) 花言葉は、「殊勝」「可憐」。 すり鉢に薄紫の蜆かな 子規 大試験山の如くに控へたり 虚子 朝より夕が白し雪柳 五十嵐播水 揺るるたび花増えてゐる雪柳 伊藤政美 雪やなぎ雪のかろさに咲き充てり 上村占魚 肩にふれユキヤナギの花散るものを やよいの空のやわらかにあり 鳥海昭子 |

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