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平成24年12月8日(土)公共事業:選択と集中で効果的な投資を(読売社説)。 中央自動車道・笹子トンネルの天井崩落事故を受けて、公共事業政策が衆院選の主要な論点に急浮上している。 老朽化した道路や橋などを放置すれば、国民の安全が脅かされる。限られた財源で社会資本を維持するため、公共事業をどう効率化するかが問われよう。 自民党は、「国土強靱化計画」を掲げ、防災などを目的に10年間で事業費200兆円の公共投資を想定している。公明党も、10年間で100兆円規模の「防災・減災ニューディール」を示した。 2009年の前回衆院選で、「コンクリートから人へ」を掲げた民主党は、今回も自公両党の政策を「ばらまきだ」と批判している。野田首相は、「元の自民党の政策に戻るのか」と牽制した。 日本維新の会は、公共事業を拡大せず、日本の競争力を高めると主張するが、具体策は不明だ。 高度成長期に整備された全国の道路、橋、上下水道などがまもなく寿命を迎え、急速に損傷や劣化が進む。老朽化した社会資本の対策は急務と言える。 国民の不安を和らげる方策を各党は示してもらいたい。 国土交通省の推計では、更新費用は今後50年間で190兆円に膨らむ。財政危機の中、公共事業費は年々減少しており、大盤振る舞いする余裕はない。 危険箇所の早期発見や補修で長寿命化を図り、費用を圧縮することが重要だ。老朽化で橋の落下事故が相次いだ米国を参考に、橋の点検・補修を優先すべきだ。 人口減少を考慮すれば、利用が減った公共施設や橋などは使わないなどの決断も求められる。 新規事業についても、「選択と集中」を進めねばならない。都市部の環状道路網、国際拠点となる空港や港湾など、経済成長に資する事業は重視する必要がある。 民主党政権が整備新幹線の着工を認可したことは、費用対効果から疑問が残る。見直すべきだ。 自民党の国土強靱化計画が、日本海国土軸など大型事業に固執している点も、70年代の「列島改造」の復活を連想させる。 効果の乏しい景気対策、需要予測を下回る道路や空港の乱造などが、膨大な財政赤字の一因となった教訓を忘れてはならない。 消費税率引き上げによる税収増の一部を、公共事業に充てようとする案も論外だ。民間の資金や知恵を生かす発想で、効果的な公共投資を進めることが肝要だ。 12月8日は、嵐 寛壽郎の誕生日 です。 ◇ 嵐 寛壽郎(1903年〜1980年) 映画俳優、映画プロデューサー。本名は高橋照一(てるいち)。 300本以上の映画に出演した戦前映画界の大衆ヒーロー。剣戟王・阪東妻三郎には三歩下がって道を空けていたものの、押しも押されもせぬ「時代劇」の大看板スター。通称「アラカン」「天狗のおじさん」。 従妹に女優・森光子がいた。 1937年(昭和12年)の秋、寛寿郎は自身の映画制作会社「寛プロ」を解散。剛毅な性格だった寛寿郎は、この「寛プロ」解散に前後して新興キネマの身売り話が持ち上がったことにかこつけて、新興側の永田雅一が寛寿郎に対して、「寛プロ」解散費用を全額負担し「八千円の給料」と言う破格の条件で入社をもちかけた際に、「従業員はほっといてお前だけ来い」との永田の一言に激怒する。永田と衝突した結果、寛寿郎は自社の従業員を新興に送り込んで、自身は半年ほど映画界から追放された。 森光子は「おとなしいような顔をして、その実は大変な反逆児なんですね。永田雅一さんにさからうなんて、当時考えられない頃です。それで一時にせよ映画スターをやめちゃったんですから、あの方は徹底してるんです」と述懐している。 「寛プロ」解散後、しばらく寛寿郎は無聊を託っていた。元来新しい物好きで自家用車に凝っていたこともある寛寿郎は、二等飛行操縦士のライセンスを取り、ドイツ製のフォッカーを購入、自家用飛行機を持つ。このライセンスを生かし、遊覧飛行のアルバイトをしていた時、客から「アラカンや、飛行機屋とはけしからん!」と騒がれたことがある。咄嗟に人違いだと言って取り繕ったものの、腹が立って収まらず、「せやけど、聞きずてならへん。アラカンやったらなんでアカンねん。金払ろてとっと去ね!」とやりかえしたという。後年、「役者やっとったらこうはいきまへん。稼ぎは別として、楽しい毎日やった」と述懐していた。 ◇ 今日の誕生花・チャ(ツバキ科) 花言葉は、「追憶」。 茶の花のわづかに黄なる夕かな 蕪村 枯芝に松緑なり丸の内 子規 左手は無きが如くに懐手 虚子 茶が咲けり働く声のちらばりて 大野林火 茶の花やこゑ出して口あたたむる 岸田稚魚 ほっこらと茶の花咲けり追憶の うらうらとして小春日のなか 鳥海昭子 |

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