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平成25年1月5日(土)原発:棄民体質の原発行政 現場作業員は“使い捨て”? 事故直後の2〜3ヶ月、福島原発作業員の手足被曝を測定せず 東京電力福島第1原発事故後2〜3ヶ月、足元の瓦礫などが高線量なのに胸部だけで放射線測定し作業していたことが、元東電社員らの証言で分かった。手足の被曝は「末端部被曝」、頭などの被曝くが胸より多ければ「不均等被曝」と呼ばれ、その場合は胸とは別に手足などへも線量計装着が法令で定められている。東電は「当初は胸部での測定で全身の線量管理はできていた」とするが、専門家は疑問視し、将来健康被害が生じた場合に備え、手足などの被曝線量を早急に推計すべきだとしている。 東電は「胸部での測定で線量管理」できていた 同原発で放射線管理を担当していた東電社員(当時)の男性は、事故直後の電源復旧作業の際、1号機の原子炉建屋近くで水たまりに何度か足を突っ込んだ。革製安全靴と靴下は浸水。周辺の線量は毎時10〜20ミリシーベルトだったが、足元には直接測ると100ミリシーベルト超の瓦礫もあった。建屋周辺では連日、数百人が作業に当たっていた。 作業時に手元や足元の線量が高い場合は本来、「リングバッジ」と呼ばれる線量計を手足の指などに装着するが、この時は、各種放射線のうち透過能力の高いガンマ線を測定するAPD(警報付き線量計)を胸部に着けていただけ。男性は「足指のしびれが数ヶ月続いたが、不衛生な環境のせいだと思い病院に行かなかった」と話す。 別の放射線管理員の会社員男性も「高線量の瓦礫を手で処理しても、指先や目の水晶体の被曝測定などはしていなかった。手と胸の数十センチの差で何倍も線量が違うこともある」と指摘。「(細胞破壊力が強い)ベータ線を圧倒的に出す核種もあるのに、ガンマ線用の胸部のAPDだけでは評価できないケースもある」と明かす。 事故から2〜3カ月後にはリングバッジが行き渡ったが、元東電社員の男性は「そんなに(手足の被曝が多い)危ない作業をしていたのか」と同僚と心配しあったという。 東電広報部は「当初はベータ線よりガンマ線が高く、胸部のAPDで全身の線量管理はできていた。汚染水処理装置の稼働などでガンマ線が落ち着きベータ線が目立つようになったのでリングバッジを着けるようにした」と説明。「作業後には全身を汚染検査しており、11年3月に高汚染水で3人が被曝したこともこの検査で判明した。追加調査の必要はないと考えている」と回答した。 だが、安斎育郎・立命館大名誉教授(放射線防護学)は「当初からベータ線も相当量浴びたはず。汚染検査は体表面の付着物は測定できるが、作業時の末端部、不均等被曝は測れない」と指摘。「いつどこでどんな作業をしたか調べ、末端部などの線量を推計しないと、癌発症時に作業との因果関係が証明できず労働者を救済できない。国や東電は一刻も早く調査に乗り出すべきだ」と話している。 【末端部被曝・不均等被曝】:末端部被曝は、胴体より手足が多くの放射線量を受けること。不均等被曝は、胴体のうち基本部位の胸部より頭部や腹部が多くの放射線量を受けること。原発の放射線管理区域では通常、胸部に線量計を着けて全身被曝線量を測るが、末端部被曝や不均等被曝がある場合は、別の部位にも線量計を着けて局所被曝線量を測定するよう電離放射線障害防止規則で定められている。 1月5日は、林 光の命日 です。 ◇ 林 光(1931年〜2012年) 作曲家 日本語オペラ 武満徹の「死んだ男の残したものは」を、林光が語る 「死んだ男が残したものは」詞:谷川俊太郎 曲:武満徹 歌:石川セリ 林 光「原爆小景」 ATG映画『心』メイン・テーマ 林 光 監督:新藤兼人 映画『裸の島』メイン・テーマ 林 光 監督:新藤兼人 ※ こどもの頃に見たTVドラマの多くに、「林光」の名を目にした。 ◇ 新年度予算案は「1月中に」 安倍首相、原発新設容認は修正? 安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市で記者会見し、編成が遅れている2013年度予算案について「民主党政権で水ぶくれした歳出の無駄をカットし、1月中に政府原案の決定を目指す」と表明した。そのうえで「15ヶ月予算の考え方のもと、今年度大型補正予算と来年度予算をあわせて実施していく」と述べた。 原発新設については「ただちに判断できる問題ではない。(原発の)安全技術の進歩の動向を見据えながら、ある程度時間をかけて検討していきたい」と強調。首相は昨年12月30日、「国民的な理解を得ながら新規につくっていくことになるだろう」と含みを持たせていたが、より慎重な言い方に修正した。 また、早期実現を表明している日米首脳会談については「日米同盟の強い絆が元に戻ったと内外に示したい」と強調。時期については「米国側が日程的に立て込んでいるので、ある程度幅を持たせて調整している」と語った。 ※ 「戦力」「集団的自衛権」の容認、新規原発容認、米国との「属国」関係堅持、このような安倍政権を、わたし達は先の選挙で選びました。 過ちては則ち改むるに憚るなかれ。今夏の参院選では、よーく考えてみよう。 ◇ 今日の誕生花・ウメ(バラ科) 花言葉は、「澄んだ心」。 人の手にはや古りそめぬ初暦 子規 ※ 莫嫌襟上斑斑色 是妾燈前滴涙縫 。 初空や大悪人虚子の頭上に 虚子 ※ 毀誉褒貶の激しき虚子、虚心坦懐ならず真っ向微塵に悪党を貫く。 梅一輪一りんほどのあたゝかさ 嵐雪 寒の梅挿してしばらくして匂ふ ながさく清江 白梅のあと紅梅の深空(みそら)あり 飯田龍太 澄みわたる正月五日庭の梅 凛々としてひとつひらきぬ 鳥海昭子 ※ 不是一番寒徹骨 争得梅花撲鼻香 |

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