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平成25年1月24日(木)昨日:駆け込み退職に知事「置き去り生徒かわいそう」。 埼玉県などで退職手当の削減前に学校教員らの早期退職希望が続出している問題を巡り、黒岩神奈川県知事は23日の定例記者会見で「退職金ということで、生徒たちを置き去りにし、ポイと辞めてしまうというのはやりきれない。生徒たちがかわいそうだ」と批判した。 県も現在、退職手当を引き下げるため、組合側と交渉を進めているが、現在のところ、早期退職の希望者はおらず、退職手当制度の見直しに関する問い合わせが数件あっただけにとどまっているという。 知事は「卒業生を送り出す直前に退職するというのはショックだ。相当の思い入れで最後の学年と向き合っていたはずで、そういう教師が出ていることは本当に残念でならない」とも指摘した。 ※ その人の人生は、その人のもの。その人の老後も、その人のもの。早期退職希望者も得るものばかりではなく、失うものも覚悟の上での選択に違いない。その人の人生の決断を、他者が批判することは容易ではあるが、果してどのような人に批判すべき“資格”があるものだろうか? 1月24日は、テオ・アンゲロプロスの命日 です。 ◇ テオ(テオドロス)・アンゲロプロス(1935年〜2012年) ギリシャ・アテネ出身の映画監督。長回し、360度パン、曇天での撮影の徹底など独自のスタイルを貫いた監督。 アテネ大学法学部を卒業後、兵役を経てパリのソルボンヌ大学に留学(哲学などを聴講)、のちに退学。その後、パリ高等映画学院に入学するが、旧態依然とした教育制度への反発から教師と対立し放校処分となる。 1964年11月、軍部台頭で政情不安定なギリシャに帰国。左翼系日刊紙『ディモクラティキ・アラギ』で映画批評活動を始める。 1965年には、ヴァンゲリス・パパタナシューのグループが主演する長編映画『フォルミンクス』に着手するが、製作者と衝突して未完に終わる。1967年の軍事政権発足後、1968年に映画雑誌『同時代映画』を創刊。同年、短編映画『放送』を発表。1970年に長編第1作『再現』を完成。『1936年の日々』に続く「現代史三部作」の二番目の作品に当たる『旅芸人の記録』が世界的な評価を受け、現代史三部作の締めくくりである『狩人』でその評価を確実なものとした。現代史三部作は、第二次世界大戦を挟んだギリシアの歴史を描いたものだが、トルコからの侵略、ナチスの侵攻、イギリスの進出と圧政、そして大戦後の左右両派による内戦と右派軍事独裁体制、という複雑な歴史を描き、共産主義を一つの理想と捉えたユートピア思想的なものだった。 その後、ギリシャ現代史に関する集大成的な作品と言える『アレクサンダー大王』を製作。だが、世界的な共産主義の退潮と独裁体制の崩壊に伴い、「20世紀最大の理想の一つである共産主義」に別れを告げ、「国境」に視点を移す。『シテール島への船出』『こうのとり、たちずさんで』『ユリシーズの瞳』といった「国境三部作」は、それをテーマとする。『ユリシーズの瞳』においては、これまで一度もギリシャを出なかった舞台をバルカン半島全体に広げ新境地を開くかに思われた。だが、次作の『永遠と一日』においては、国境を題材の一つにしながらも舞台を再びギリシャに戻すと共に、これまでにない内省的な作品となった。 『 旅芸人の記録 』 テオ・アンゲロプロス 新しい三部作である「20世紀三部作」の第1部『エレニの旅』では、舞台をバルカン半島以外にも広げ、新たなる展開を示した。「20世紀三部作」は当初、『トリロジア』という題名の1本の長編となる予定だったが、上映時間が膨大になりすぎるため三部作として製作されることとなったという。 第2部は『THE DUST OF TIME (第三の翼)』。 続く第3部『THE OTHER SEA (もう一つの海)』の撮影中だった2012年1月24日、アテネ郊外のトンネル内で、オートバイにはねられて頭を強打、運ばれた先の病院で死亡、享年76。 『 アレクサンダー大王 』 テオ・アンゲロプロス監督 彼は、思想を如何にして映画表現として定着するかに挑み続けた。その特徴的な、長回し、同一シークエンス(カット)内における時間の転移、人物のストップモーション的なショット、360度パン、クローズアップを排した彼のスタイルは、その挑戦の現れでもあった。 『旅芸人の記録』以降、全ての作品で曇天(または降雨)での撮影が徹底されているのも特徴。また、『アレクサンダー大王』まで劇中歌以外の音楽がほとんど使用されていなかったが、『シテール島への船出』以降全ての作品で、エレニ・カラインドルーが音楽を担当するようになっており、それまでの印象を変えた。テーマ、表現手段共に峻厳である余り、難解さや退屈さを指摘されることも少なくない。 ◇ 今日の誕生花・エリカ(ツツジ科) 花言葉は、「幸運」。 雪ふるよ障子の穴を見てあれば 子規(病中雪四句) 水仙の花活け会に規約なし 虚子(疎開先の小諸での一句) 風の道は海鳴りの道エリカ咲く 伊丹さち子 まつ白いセーターを着て逢ひにゆく 伊藤政美 エリカ咲くひとかたまりのこむらさき 草間時彦 人生のひとこまとして幸せの 今日をエリカの鉢求めたり 鳥海昭子 西田佐知子 『 エリカの花散るとき 』 1963年 |

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