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平成25年5月31日(金)昨日:原発事故で廃業、自殺の酪農家遺族が東電を提訴。 東京電力福島第1原子力発電所事故で廃業に追い込まれ、2011年6月に自殺した福島県相馬市の酪農家、菅野重清さん(当時54)の遺族が30日、東電に約1億2600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。 訴状によると、菅野さんは乳牛約40頭を飼育していたが、原発事故の影響で廃業し、自殺。自殺した小屋の壁には菅野さんの字で「原発さえなければと思います」などと書かれており、原告側は「原発事故と自殺の因果関係は明らか」と主張している。 提訴後に記者会見した妻のバネッサさん(35)は、搾った牛乳を重清さんが泣きながら畑に捨てる様子を何度も見たといい、「原発事故がなければ今も生きていた。小学生の息子2人のためにも東電は責任を認めてほしい」と訴えた。 5月31日は、朝井リョウの誕生日 です。 ◇ 朝井リョウ( 1989年生まれ ) 本名:佐々井遼 岐阜県不破郡出身。岐阜県立大垣北高等学校、早稲田大学文化構想学部卒業。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、華麗にデビューする。2012年には同作が映画化。 2012年、『もういちど生まれる』で第147回直木賞候補。2013年、『何者』で第148回直木賞受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少となる。 学生時代に作家デビューしたが、専業作家の道は選ばず会社員となり、現在も兼業作家である。 ◇ 「朝井リョウ」とは果して『何者』? 2012年11月に、自身の就活経験をベースにした『何者』(新潮社)を出版、直木賞受賞作となる。彼は言う「若手社員は神じゃない」と … 。 「就活中って、雑誌に登場する人気企業の若手社員たちが、神に見えるんですよね」と、懐かしそうに語る会社員でもある朝井リョウ。 「就活」って、昨日までフツーの学生だったのに、「就活」が始まったとたん、自分を上手にアピールしなければ … 、何者かに見せなければと、みんなが自分を見失い、ちょっとずつおかしくなっていく … 。自己を巧みにアピールせんが為に、どんどん自己を見失ってゆく二律背反。自己ならざるものを強調するほどに、自己を空虚化してしまう堂々巡り。 「僕には、こんないいところがあります。御社に入ったらこんな貢献ができます」というものをひねり出し、自分をよく見せなければいけないと、朝井自身、思っていた。面接会場でほかの学生の「インターンシップはとても刺激的な体験でした」という自己アピールを聞くたびに、彼らが「すごい武器を持っている人」に見えていた。 「僕の自己アピールなんて、オープンキャンパスのイベントでMCをした話ですから! ショボいでしょ」。 自分が作家として活動していることは隠したまま受けた企業も多かった。会社生活に100%の力を注げない新人など、敬遠されると思ったからだ。大学4年になったばかりの4月、ある会社から内定が出た。作家生活と両立できそうだという理由で応募した、半官半民の会社だ。 就活を終わらせようかと思い、3歳上の姉に相談した。 すると、「就職先は、選べる時に選んでおいたほうがいいよ」との答えが返ってきた。 「『40年いるかもしれないんだよ』と言われ、ハッとしました。僕のなかでは内定がゴールになっていたことに気づいたんです」。長く働きたい会社という視点で就活を再開し、内定を得たのが今の会社だと云う。 ◇ 背伸びして見れば見るほど見失う 己は何処ここは何処? 就活を振り返って思うことがある。「当時、若手社員を“神”と思いすぎていましたね。彼らに比べたら、自分は何のスキルもない。だけど、同じにならなきゃ内定が取れないと勘違いしてたんです。面接官と対等に話をしなければと、背伸びして空回りもしていました。同じ目線で話すなんて無理なのに。だって学生なんだから。自分が会社に入ってからできることを増やしていけばいい、そうなれば社会人の会話もできるようになるってことが分かっていませんでした」。 自分をよく見せなきゃと背伸びをすればするほど、自分を見失っていくのが就活なのかもしれない。面接官はこちらが学生であることは百も承知。学生である今の自分ができること、言えることを地に足をつけて伝えればいいのだ。 他の学生たちの自己アピールがすごいものに思えても、気にすることはない。実はみんな思っている。「ほかの人に比べて、自分のアピールはなんてショボイんだ」と。 もし、何を言えばいいのか分からなくなったら……。「面接官が喜んでくれることを考えてみるといいかもしれません。僕なら『日曜日に御社の売り場に足を運んで見てきました』と言われたら、うれしいです。学生にできることってそういうことじゃないのかな」。 ◇ 今日の誕生花・タニウツギ(スイカズラ科) 花言葉は、「豊麗」。 とんねるに水踏む音や五月闇 子規 ※ 五月闇:梅雨時の薄暗い空模様。鬱々たる気分、人を愁殺す。 理学部は薫風楡の大樹陰 虚子 ※ 詞書に、北海道大学の理学部とある。楡の大樹の陰に位置する。 緑陰に憩ふは遠く行かむため 山口波津女 あるときは船より高き卯浪かな 鈴木真砂女 谺して山ほととぎすほしいまゝ 杉田久女 強引と思うばかりに蜂もぐる 花筒ゆらぐタニウツギかな 鳥海昭子 |

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