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平成25年7月7日(日)昨日:与党過半数の情勢調査を受け、自民は引き締め。 参院選序盤情勢調査で与党の自民、公明両党で非改選議席を合わせ参院の過半数(122議席)を超えるのが確実な情勢となったことを受け、自民党が引き締めを図る一方、野党各党は今後の追い上げを目指す構えだ。 自民党の石破幹事長は6日午前、秋田空港内で記者団に、「最後まで分からない。逆にこういう数字が出て緩むことが一番怖い」と述べ、陣営の引き締めを図る考えを示した。公明党の山口代表は福島県いわき市内で、「政治の安定を求める有権者の底流が表れている」と語り、国会のねじれ解消の訴えをさらに徹底していくとした。 一方、厳しい戦いを強いられている民主党の松本剛明政調会長代行は、読売テレビの番組で、「スタートラインは(惨敗した)昨年の総選挙と考えれば、むしろ頑張ってここまで来ている」との認識を示した。伸び悩みの傾向にある第3極では、日本維新の会の松野頼久幹事長代行が、「改革保守をしっかり訴えれば、これから挽回できる」と強調。みんなの党の江田幹事長も「既得権益と戦うことを訴えていけば、十分活路は開ける」と述べた。 野党の中でも、議席を伸ばす勢いの共産党の市田書記局長は、「自共対決が分かりやすい政治状況になっている」と分析した。 ◇ 現実味増す憲法改正 憲法改正派が3分の2の可能性 参院選の結果、憲法改正に前向きな政党で国会発議要件に達する可能性が出てきた。序盤情勢調査で自民党が好調な勢いを示しているためだ。焦点は「加憲」の立場の公明党の理解と、みんなの党の動向となる。安倍首相は今後も経済対策に尽力しつつ、史上初の憲法改正のタイミングを見極めていく構えだ。 憲法96条は、憲法改正について 1:衆参各院で総議員の3分の2以上の賛成で発議(国民に提案) 2:国民投票で過半数の賛成 を要件としている。序盤情勢調査によると、自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党の4党で、非改選議席を合わせると参院の3分の2(162議席)に届く可能性がある。 自民党、日本維新の会、みんなの党は参院選公約で憲法改正に取り組む考えを明記している。公明党の「加憲」は、環境権など時代の変化で必要になった条文などを付け加える立場で、憲法改正を容認するものだ。 自民党は参院選後、投票年齢を満18歳以上で確定させる国民投票法改正案を提出するなど憲法改正に向けた準備作業を進める方針。 焦点は、公明党の動向だ。衆院は公約に憲法改正を明記した3党で3分の2を超えているが、参院は公明党が加わらなければ3分の2に達するのは難しいからだ。同党の山口代表は5日、広島県内の街頭演説で「公明党は今の憲法はいい憲法、さらにいいものを加えていきましょうという考えだ。ほかの政党とは考えが違う部分がある。憲法改正はいいよ、ということでも中身が違う」と述べた。 また、みんなの党の渡辺代表は「憲法改正より先にやることがある」とも主張している。憲法改正に賛成する代わりに、みんなの党が求める公務員制度改革などの実現を政府・自民党に迫る可能性がある。 安倍首相は公示日以降、憲法改正について自分からはほとんど言及していない。5日の高松市内の演説では、「景気回復の入り口まできた。私たちが進めている政策は間違っていない」と述べ、経済対策に尽力する考えを強調した。ただ、4日のNHK番組では、憲法改正に関する質問に答える形で「しっかりと議論を深めていきたい」と語った。 本日7月7日、柳ヶ瀬 「坊主バー」オープンです。 ◇ 気軽に参ろう「坊主バー」 岐阜市できょうオープン 現役の若手僧侶がバーテンダーとなり、客の悩みに応える「坊主BAR 縁(えん)」が7日、岐阜市神田町にオープンする。同町のラーメン店「がってんラーメン」の定休日に店舗を活用し、毎月第1日曜日のみ営業。関係者は「少しでも仏教に関心を持ってもらえたら」と話している。 バーテンダーを担うのは、浄土真宗本願寺派の20〜40代の僧侶約20人。昨秋に開催したイベント「長良川温泉泊覧会(長良川おんぱく)」で、僧侶と一緒に酒を飲むプログラム「坊主がいるNIGHT」が好評だったため、参加した教徳寺(同市西改田)の山田龍之介副住職(40)が「若い世代に仏教を伝えたい」と坊主バーを企画。中心市街地で場所を探していたところ、同ラーメン店長で同級生の岡本浩一さん(40)が店舗の貸し出しを快諾した。 山田さんは京都で学生時代にバーでアルバイトした経験があり、仲間にも酒の作り方などを指導。「普通の人がお寺に直接来るのは敷居が高いので、気軽に話せる機会を作りたかった」と話している。 月1回の営業で、営業時間は午後7〜12時。ドリンクメニューはアルコール類が1杯500円、ソフトドリンクが1杯300円。 問い合わせは同ラーメン店、電話058(262)6054。 ◇ 安倍首相の参院選後の政策に注目、権力基盤強化の公算大 市場は安倍首相が先月発表した長期成長戦略に反応せず、株価は過去数ヶ月間続いた急騰分の一部を消した。発表された政策には、経済界から持続的成長に不可欠とみられていた対策が欠如していたためだ。例えば法人税引き下げや厳格な労働法の規制緩和などだ。 そこで安倍首相は、参院選終了後の年内に企業投資減税を検討すると約束した。だが、こうした投資優遇策が成長を促進できるか疑問と批判する向きもいる。日本総合研究所チーフエコノミストの山田久氏は「政府の金融・財政政策はおおむね時間稼ぎが狙いだ。真の目標は成長戦略だが、それが実を結ぶにはおのずから時間がかかる」と見ている。 野党各党も、アベノミクスは労働者階層を犠牲にして市場の投機を促進していると批判し始め、円安とインフレ期待が食料品や電気料金などの価格を押し上げたと強調している。 多くのエコノミストは、安倍首相は成長戦略で手つかずとなっている問題に取り組む必要があるとしている。例えば補助金付きの農業部門の規制緩和だ。安倍首相は米国主導の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を表明しており、農業問題の是正を余儀なくされるだろう。TPP交渉では、農産物など全ての関税引き下げが対象になるからだ。しかし農家は自民党の強固な支持基盤である。それだけに、安倍首相は日本の農業開放を慎重に進める必要がある。政府が交渉参加を決めたにもかかわらず、自民党の中にはTPP反対運動を展開する議員も少なくない。 安倍首相はさらに、来年4月の消費税引き上げ計画を予定通り進めるかどうか決断しなければならない。消費税引き上げ計画は民主党前政権の下で国会を通過した。急増する福祉支出の財源に充てられる。 安倍政権は今年第2四半期の経済指標を見た上で消費税を引き上げるかどうか検討すると約束している。岩井教授は「安倍首相は金融緩和と政府支出という『大きな政府』的な政策の支持者と、『小さな政府』的な成長戦略を求める支持者の双方を満足させ続けなければならない」と指摘、「近年、抑制と我慢が続いただけに、自民党のメンバーは参院選大勝後もおとなしくしているつもりはないだろう」と予想している。 ※ 好事魔多し:物事が順風満帆の時こそ不平不満の異分子は大きく萌芽する。 ◇ 今日の誕生花・ヒルガオ(ヒルガオ科) 花言葉は、「優しい情愛」。 裏町や水打ちやめて馬車を見る 子規 うれしさや七夕竹の中を行く 正岡子規 隣り親し七夕竹を立てしより 虚子 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ 橋本多佳子 ひるがほに電流かよひゐはせぬか 三橋鷹女 ひるがおの花は咲けどもさわやかに 逃げる願いを未だ遂げ得ず 鳥海昭子 彦星と織女(たなばたつめ)と今宵逢ふ 天の川門(かわと)に波立つなゆめ 万葉集に見られる一首。 一年に一度の牽牛と織女との逢瀬、誰しも晴れてほしいと望むものらしい。万葉の昔びともそのようだった。 七夕は、中国伝来の朝廷行事に由来する。その基になったのが牽牛・織女の伝承だった。 天の川の東に天帝の孫娘(織女)が暮らしていた。日々精を出して、雲の錦や天の衣を織っていたが、天帝は織女を川の西の牽牛に嫁入りさせた。すると、織女は牽牛に夢中になってしまい機織りを止めてしまう。怒った天帝は織女を川の東に戻してしまいます。するとどうでしょう、織女は毎日まいにち泣いてばかりで、一向に機織りをいたしません。そこで天帝は、まじめに機織りをすれば一年に一度だけ牽牛と会わせる約束をした、と云うお話。 ところがである、民俗学的見地から考察すれば、七夕の日は雨が降ると良いと云う地方が少なくないのだ。あるいは、この日に女性が髪を洗ったり、水浴びしたりするとか、井戸さらいや墓掃除をするという地方もあった。七夕と水の儀礼との結びつきは、七月七日が先祖祭りの七日盆行事の初日でもあることから、祖霊迎えの準備だという説や、正月の若水のように、東アジアの水稲文化圏に共通する、生命の根源としての水の信仰とつながるものだとする説などがある。 年中行事などは歴史の中でいろいろの要素が入り交じって、どれが本来の姿か分かりにくいのが常だが、七夕もまた、そうした重層的な文化現象の一つなのだ。 山本幸司(静岡文化芸術大名誉教授) |

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