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平成25年10月27日(日)不寛容:ストレス社会の歪んだ“土下座ブーム”。 2013年10月27日、昨今の 歪んだ“土下座ブーム”。 相手にひざまずき、服従の意まで表す「土下座」が今、注目を集める。 これにちなむ映画や漫画などが人気を呼ぶ一方、土下座をさせたとして強要容疑などで逮捕されたり、裁判で賠償を命じられたりする事例も相次ぐ。識者からは「相手に完全な降伏を求める不寛容な心理の表れでは」と危険視する意見も出ている。 9月末に公開の映画「謝罪の王様」は、主演・阿部サダヲさんが架空の職業「謝罪師」として、喧嘩の仲裁から国家の危機まで、土下座など謝罪テクニックを駆使して解決していく。 公開20日余りの観客動員数が130万人を超えるなど「非常に好調」(配給会社)だ。プロデューサーの飯沼伸之さんは「形式的でもまずは謝罪が求められる社会への風刺を込めた。単なるコメディーとして笑うのではなく、蔓延する土下座に社会が違和感を感じているのではないか」と話す。 高視聴率だったTBS系ドラマ「半沢直樹」でも、土下座シーンが注目を集めた。高校教師が土下座でトラブルを切り抜ける漫画「どげせん」は2011年に全3巻が刊行され、発行部数は約70万部を誇る。 最近では、東京電力の社長(当時)が原発事故の避難所で土下座した。阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)がメニュー表示と異なる食材を使用していた問題では、インターネットの掲示板に「なぜ社長が土下座しないのか」などの書き込みがあふれる。 土下座はいつから、一般社会で使われるようになったのか。土下座の歴史を考察した著書がある戯作者、パオロ・マッツァリーノさんは「明治時代までは宗教儀式か、高貴な人に畏敬の念を表す場合のみでした」と説明する。 流れが変わったのは大正後期以降。人気時代小説で土下座のシーンが頻繁に登場するようになり、庶民の間で謝罪や懇願のために広まったという。 さらに、マッツァリーノさんは、1990年代にはトレンディードラマで俳優が土下座をするシーンが注目を集め、2000年以降には「謝罪会見」という表現が目立つようになった、と指摘。「釈明ではなく謝罪を求めるのは日本独特の風潮。その傾向が近年強くなった」と分析する。 ※ TV総合視聴率が凋落した昨今とはいえ、今でもドラマの視聴傾向は世相を写す鏡となるだろう。土下座シーンに、ある種の快感(カタルシス)を覚える視聴者が多かったようだ。自らが抱える積年の怨念を主人公に仮託して、自身の心を浄化できるならば悪いことでもないだろう。 だが実生活で、些細なミスを鬼の首を取ったかの如く、声高にあげつらい鬼畜の如くに糾弾するのは如何なものか。あまつさえ、その光景をネット上に公開するなどして事件化する事例も見られる。何とも凄まじい世の中に、わたし達は生きているのだろうか … 。 凄まじき世に棲みたるやわが生命 よくぞ今日まで生きてありたる ◇ 今日の誕生花・ヨメナ(キク科)(嫁菜) 花言葉は、「隠れた美しさ」。 秋深き隣りは何をする人ぞ 芭蕉 もてなしに栗焼くとて妹がやけど哉 子規 食ひかけの林檎をハンドバッグに入れ 虚子 思はざる山より出でし後の月 福田甲子雄 子にみやげなき秋の夜の肩ぐるま 能村登四郎 朝冷えは来ていたるなり初花の ヨメナのひとつなつかしく咲く 鳥海昭子 【参照】10月27日、楽天・星野新監督就任(2010年)
http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/51393648.html ※ 「東北を熱くする!」、その結果は実にぬるかった。 |

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