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平成25年12月30日(月)昨日:尊厳死法案に現実味、自民PTが議論要請へ。 延命治療を希望しない終末期患者の治療を中止する「尊厳死」を認める法案を、来年の通常国会に提出しようという動きが与野党内で出ている。 自民党の議員らが中心で、年明け以降、法制化に向けた議論が活発化しそうだ。ただ、尊厳死を認めるかどうかは倫理や死生観にかかわる難しい問題だけに、成立はまだ見通せない状況だ。 自民党の「尊厳死に関する検討プロジェクトチーム(PT)」(座長・山口俊一衆院議員)は今月3日の初会合で、与野党各党に対し、来年4月までにそれぞれの党内の議論を終えるよう要請することを決めた。 PTが土台としているのが、自民、公明、民主、日本維新の会、みんなの党など超党派で作る「尊厳死法制化を考える議員連盟」(会長・増子輝彦民主党参院議員)が昨年まとめた、尊厳死を認める法案(通称・尊厳死法案)だ。 法案は、15歳以上の患者を対象に、書面などで意思表示(いつでも撤回可能)した場合、2人以上の医師が回復の見込みのない終末期との判定で一致すれば、延命治療を始めずに尊厳死を認める内容だ。医師は法的にも行政的にも責任を問われない。議連は、治療中の患者の延命措置を中止することも認める第2案もまとめている。 尊厳死を法律で認めることには賛否両論があり、これまで法制化の動きは進んでいなかったが、安倍首相が今年2月の参院予算委員会で、尊厳死について「最期は尊厳を持って人生を終わりたいということが実現するよう、医者の側も安心して対応できるような仕組みを考えていきたい」と述べ、法制化に前向きな考えを示したこともあり、自民党などで法制化の機会を探る動きが出ていた。 自民党のPTは、議連の法案を基に、各党の意見を取り入れた議員立法を来年の通常国会に提出し、採決時には各党で党議拘束を外すよう働きかける構えだ。2009年に成立した、脳死を「人の死」とすることを前提に臓器提供の年齢制限を撤廃する改正臓器移植法についても、共産党を除く各党は党議拘束をかけずに採決した。 法案提出が現実味を帯びる中、日本弁護士連合会は「国民的議論が十分尽くされていない」などと主張し、反対を表明。障害者や難病患者の団体も法制化に反対している。 12月30日は、平櫛田中の命日 です。 ◇ 平櫛田中(ひらくしでんちゅう) (1872年〜1979年) 彫刻家 「数え百八で命尽きるまで、彫刻に情熱を燃やし続けた祖父・平櫛田中」 (『致知』2013年5月号「随想」より 孫・平櫛弘子:平櫛田中彫刻美術館館長) 私は、祖父が晩年を過ごした自宅「九十八叟院」(東京都小平市)に開設された美術館で館長を務め、その芸術と人生をご紹介しています。 明治五年、現在の岡山県井原市の田中家に生まれた祖父は、十一歳で平櫛家へ養子入りしました。しかしながら家業が傾き、小学校卒業後に丁稚奉公を余儀なくされ、また当時不治の病であった結核を患うなど苦労の末に、二十代半ばで彫刻の道に入りました。平櫛田中の号は、平櫛家と田中家の姓を組み合わせたものです。 他の芸術家に比べて遅いスタートでしたが、代表作である「転生」「五浦釣人(ごほちょうじん)」など、生涯に手掛けた作品は数百点にも上りました。わけても六代目尾上菊五郎丈をモデルに取り組んだ「鏡獅子」は、昭和十一年より構想を練り、二十四年に菊五郎丈が鬼籍に入った後も制作を続け、二十年もの歳月を費やして完成させた畢生の大作です。 書も手掛けていた祖父には、「寿 七十不踰矩」という作品があり、七十にしてまだ規範を超えない、すなわち自分はまだ道半ばであるという心境を表現しています。そして百八歳で亡くなった時には、あと三十年以上は制作を続けられるだけの材が確保してありました。まさに不撓不屈、創作に懸ける凄まじいばかりの祖父の意欲は、やはり仕事が心底好きであったところから生じたものであることは言うまでもありません。 祖母が嫁いできた時、祖父の身の回りには行李一つしかなく、しかもその中には創作の参考に切り抜いた新聞しか入っていなかったといいます。生活は質素で衣食にほとんど執着がなく、夜九時頃に床に入り、夜中の一時半から二時頃には布団から抜け出して新聞の切り抜きを始め、後はひたすら作品に向かう毎日。八十を過ぎても上野桜木町の自宅から葛飾のお花茶屋に設けたアトリエに一人で通い続けました。 高齢ゆえに家族はいつも帰りを心配し、夜の八時頃に祖父の下駄の音が聞こえてくると胸をなで下ろしたものです。夏はアフリカの探検隊のような帽子をかぶり、甚平に足袋。その独特の出で立ちがいまも懐かしく脳裏に甦ります。(以下、省略) ◇ 今日の誕生花・ベニベンケイ〔カランコエ〕(ベンケイソウ科) 花言葉は、「幸福を告げる」。 煤払いや神も仏も草の上 子規 門松を立てていよいよ淋しき町 虚子 ※ 一夜飾りを嫌い、今日の内には新年の支度を終える。その後の様子 … 焚火して年の行方を見てをりぬ 森 澄雄 煤逃げて家にも世にも帰り来ず 文挟夫佐恵 指揮者への拍手に年を惜しみけり 森田 峠 花と葉と抱きつ抱かれるおもむきの カランコエ咲く今日のうれしさ 鳥海昭子 |

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