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平成26年10月16日(木)昨日:御嶽山噴火「台風前と違う」…捜索隊員ら寒さに苦慮。 56人の死亡が確認された御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、15日午前8時半過ぎから、自衛隊のヘリコプターで順次山頂に降り立った約140人の隊員たちを待っていたのは、雪と寒さだった。積雪は1〜2センチ、頂上付近の気温は氷点下5度。水たまりには氷が張っていた。 「台風前とは明らかに違う。状況はかなり厳しい … 」。二ノ池付近を捜索した関東管区機動隊の松島真彦・長野小隊分隊長(31)は語る。雪が溶けた部分は火山灰と水分でドロドロになり、靴に粘りつく。バランスを崩して転倒する隊員もいた。 山頂から下山した警視庁第7機動隊の池田安夫副隊長(50)によると、火山灰は台風の雨で流れて薄くなっている場所もある半面、くぼみにたまっており「8〜9合目では膝付近まで埋もれた」。以前調べた場所の状態が変化した箇所も。さらに9合目から頂上までの硫化水素の濃度は4〜7ppmと、人体に影響を及ぼす手前とされる2ppmを上回った。霧も深く、地上から頂上を目指した部隊は8合目付近で前進できなくなった。 後発隊で途中で下山を命じられた関東管区機動隊の浅岡真・長野中隊長(42)は「2日間の中断で隊員たちは疲れも取れ、万全だっただけに、落胆している」と言う。 ふもとの長野県王滝村の森本克則・総務課長補佐は「火山灰が凍ってしまうのでは。見つかっていない方々、命がけで捜索をされる方々の双方が心配だ」と話した。【松岡大地、柳沢亮、金森崇之】 本日10月16日、御嶽山噴火被災者の 年内の捜索を打ち切る事が 決断されました 。 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。 行方不明になっている三重県鈴鹿市の介護士、伊藤亮介さん(39)の妻里絵さん(36)は16日夜、現地から帰宅し報道陣の取材に応じた。里絵さんはこの日、「一番近くで会える最後の機会になるかもしれない」と中高生の娘2人らとヘリで現場上空を飛び、「感謝の気持ちとお別れを伝えました」という。 伊藤さんは先月27日未明に自宅を出て、1人で御嶽山に登った。里絵さんは伊藤さんについて「立派で優しく家族思いの人。かけがえのない人でした。家族仲が良く、主人も『幸せ』と言っていた。後悔はないと思っています」と語り、捜索打ち切りを「見つからなかったのは残念ですが、ヘリから見た現場は雪とたくさんの灰が積もり、捜索の大変さがよく分かりました。関わった皆さんには十分頑張っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と時折涙声になりながら話した。 そして「今まで幸せ過ぎて急にいなくなり、本当にどうしたらいいかという感じですが、子どもたちにはこれからがあるし、自分がしっかりしなければ … 」と自らに言い聞かせるように語った。 伊藤さんは名古屋市内の福祉施設に勤めていた。施設関係者によると介護士歴17年のベテランで、副主任として20人以上の介護士をまとめる施設の大黒柱だった。職場内でも山好きで知られ、同僚らによく登山の話をしていたという。 近所の女性は「気さくな方で、会えば必ず挨拶を交わしてくれた。娘さんらも明るくて、家族仲良く暮らしていたのに……」と肩を落としていた。【加藤新市、永野航太】 ◇ 今日の誕生花・ヒヨドリバナ(キク科) 花言葉は、「清楚」。 ひろびろと日の落ちかかる苅田哉 子規 爛々と昼の星見え菌(きのこ)生え 虚子 人はみな旅せむ心鳥渡る 石田波郷 すだれなす雨に鵯花けぶる 上村占魚 さがしものみつけてもらったようである ヒヨドリバナの清楚な身振り 鳥海昭子 焼藷を二つに割つてひとりきり 西野文代 街の灯が淋しく揺れる黄昏は 寒さひとしお身にしむ吾は 九里四里美味十三里 ※ 「いも」三種:芋=さといも、薯=じゃがいも、藷=さつまいも。 |

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