日 時:5月11日(金)〜5月27日(日) 9:00〜18:00(入館は17:30まで)
場 所:飛鳥資料館 特設展示場(講堂)
交 通:近鉄橿原神宮前駅または飛鳥駅から
「かめバス(周遊)」で飛鳥資料館前下車
JR・近鉄桜井駅から岡寺前バスで飛鳥資料館下車
費 用:大人500円、高校・大学生300円、小中学生無料
問合せ:奈良文化財研究所 飛鳥資料館
TEL 0744-54-3561、FAX 0744-54-3563
Mail info@nabunken.go.jp
石槨内部には漆喰が塗られ、東西南北の壁には、青龍、白虎、朱雀、玄武が残る。四方の壁それぞれに三体ずつの、獣面人身像が描かれていたと思われる。天井には、内規、外規、赤道、黄道を描き、金箔を朱線で結ぶ星座を配置した本格的な天文図が見られる。外規の東西には日輪、月輪が外接している。
◇ 四神信仰
四神の信仰は古代中国で誕生し日本へ伝えられました。中国でも日本でも古墳の壁画や鏡、装飾品などにも絵に表された四神が出土しています。
明日香村の高松塚壁画古墳やキトラ古墳は有名ですが、『続日本紀』の大宝元年(701)正月元日の条には、「朝賀の儀式に烏形の幢(どう)、左に日像(にっしょう)・青竜・朱雀の幡(ばん)、右に月像(げっしょう)・玄武・白虎の幡が立てられた」ということが明記されています。
◇ 四神相応の都
桓武天皇は、延暦13年(794)の10月22日、長岡京から平安京へと都を遷されましたが、「山河襟帯自然に城を作す」葛野大宮の地に平安京が選定されたのも、四神相応の平安楽土とみなされたことが理由のひとつでした。
一般に四神相応の地とされているのは、東に清き流れがあるのを「蒼(青)龍」、南が広く開けた湿地帯であるのを「朱雀」、西に大きな道が続くのを「白虎」、北に高くそびえる山があるのを「玄武」とされていまして、それぞれこの京都では、「蒼龍」が賀茂川、「朱雀」は干拓されて今は無き巨掠池、「白虎」は山陽道(もしくは山陰道)、「玄武」は舟岡山とされています。
風水思想などの元になっている陰陽道や陰陽五行説にならって京を観ると、当時の大極殿跡(京都市上京区千本通丸太町辺り)は「龍穴」とよばれる自然に宿る「気」が吹き出すところとされるようです。
平安神宮でも平安京往時さながらに大極殿の東には「蒼龍楼」西には「白虎楼」がそびえ、本殿の東に位置する中神苑には「蒼龍池」西神苑には「白虎池」の名前がつけられています。
※ 大相撲の土俵上にある4つの房(青・赤・白・黒)は四神を表している。
◇「飛鳥美人」西壁を報道公開、高松塚古墳・石室解体 2007年05月12日
高松塚古墳(奈良県明日香村、7世紀末〜8世紀初め)の石室解体で、文化庁は12日、10日に取り外して修理施設に運んだ西壁を報道関係者に公開。壁石にある「飛鳥美人」として有名な女子群像の壁画は、保護用の紙越しにも色や描線が鮮やかだ。しかし、下地の漆喰は剥落やひび割れ、黒カビが目立つ。クレーターが散在する月面のように劣化していた。
漆喰は厚さ約4ミリ。ところどころで剥げ落ち、凝灰岩の石材が直径数センチ以上の範囲でむき出しになっていた。漆喰がめくれるように浮き上がっている場所も多数。粒状になった黒いカビは赤い服の女性の肩や群像の右上などに密集していた。
※ 文化庁の無為無策が、かけがいの無い国宝をかくも劣化させてしまった。
|