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平成20年6月2日(月)ガソリン値上げ:今日からリッター200円!
ガソリン価格が1日、スタンドで再び跳ね上がった。石油元売り各社による卸値の引き上げを受け、西日本など各地でもレギュラーガソリンが1リットルあたり170円台をつけた。消費者に買い控えの動きも出てくるなかで、末端の販売店は生き残りをかけた競争にさらされている。
奈良市法華寺町の24時間営業スタンドは1日午前0時にレギュラーを1リットルあたり160円から172円に値上げ。店長は「夕方までの客の入りは普段の3割以下。人件費を減らして耐えるしかない」と恨めしそうだった。
大阪市浪速区にあるセルフ式スタンドは1日午前6時にレギュラーを156円から169円、ハイオクを168円から181円に値上げ。客足は前日や普段の日曜よりは遠のいたが、予想よりは多かったという。同店の男性社員、「先行きが見えない。(価格上昇は)そろそろ落ち着いてほしい」。
高松市内では、2日から値上げするスタンドも多い。ある店はレギュラーを165円から176円に値上げする。所長は「社用車の給油をセルフスタンドに変える会社も出てきた。お客さんを引き留める工夫をしないと」。別の店はレギュラーを158円から173円に上げる予定。店長は「通常は200台くらいだが、1日は500台から600台は来た。にぎやかなのも一時です。価格は上がりっぱなしで、お客さんはまたしばらく来なくなるでしょう」とため息交じりに語った。
本社の指示で一律に値上げすることが多い元売り系スタンドに対し、独立系のスタンドはどの程度の上げ幅にしたらいいか難しい判断を迫られている。また、輸送などのコストがかさむ地域では上げ幅がさらに大きい。長崎県対馬市では2日から1リットル200円に値上げする店も出た。移動手段を車に頼る地方が多く、値上げは生活を直撃している。
※ ガソリンの需給バランスが悪いわけでは決してない。米国の先物取引市場のカジノ的投機行為(合法的偸盗)が、世界中の人々から財貨を搾取している。資本主義の悪夢と言う他ない。
<ソフトバンク5−4巨人>(延長12回)(6月1日、福岡ヤフードーム)
☆ 巨人・ラミレス(33)が25試合連続安打、世界の王さんに並んだ!
それまでノーヒットで迎えた9回先頭打者の打席で、小椋の変化球を左翼線に弾き返し二塁打とした。「どんな記録であろうと、偉大なサダハル・オーの記録に並べたということは、自分の野球人生において最高の誇りだと思うし、今日という日を一生忘れることはないだろう」と言うコメントには、静かな感動が溢れていた。SB監督の王さんも祝福。
☆ 巨人・クルーンがプロ野球史上最速162キロをマーク!
☆ 巨人・必死の粘り、9回に同点に追いつき12回に勝ち越し!
ソフトバンクが1点を追う12回、森本と川崎の適時打で今季6回目のサヨナラ勝ち。4連勝で4月15日以来の貯金2とした。巨人は12回、寺内の三塁打で勝ち越したが、最後は山口が力尽きた。巨人は今季2度目の3連敗、しかもやっとの思いで五分に戻してからの3連敗となった。原監督は「あと1点という場面で」と拙攻を嘆いたが…。4位転落、首位とは10差となった。
※ 阪神は延長10回、球児が抑える。中日はボロボロ負け5.5差で、はや終戦?
6月2日は、トーマス・ハーディの誕生日です。
◇ トーマス・ハーディ(1840〜1928年)
英国ドーセット州出身。若い頃は敬虔なキリスト教徒で、日曜には家族とともに教会でヴァイオリンを演奏することもあったが、ダーウィンの『種の起源』により懐疑的となる。牧歌的な描写に優れ、ウェセックス地方(現・ドーチェスター一帯)を物語の舞台とした作品が多く、作風は宿命論を想起させる。建築家をしていたが、1868年に『貧乏人と淑女』を執筆。1892年に『ダーバヴィル家のテス』、1895年に『日陰者ジュード』を発表するが酷評され、以後は詩作に専念する。彼の葬儀は国葬として行われた。遺体は後妻と共に、心臓は前妻と共に埋葬されています。
いずれの作品もダーウィンの生物学とニュートンの物理学とに影響された信念に満ちている。個人の定められた運命は、なにかの拍子で変ることもあるが、個々の人間の意志は、人生の必然に戦いを挑んでも負ける他はない…。荒野、季節の強烈で鮮明な描写によって、ウェセックスは小説の中で物理的な存在感をもつようになり、登場人物の心理状態やこれからの運命を写しだす鏡としての役割をはたす。ハーディは、これらの運命を皮肉と悲しみをもって眺めている。
ビクトリア朝時代のイギリスでは、ハーディは公序良俗に対する冒涜者のように映った。とりわけ、性的な誘惑を人間の意志ではどうにもできない自然の力として扱った「日陰者ジュード」は、保守的な人々の反発を買い、余りにも激しい非難を受けたため、ハーディは「小説の執筆をやめる」と宣言する。
◇ 『テス』トマス・ハーディ著
19世紀末イギリス南西部、マーロット村に住む美貌の少女テス。父は酒好き。母もまた愚かしく、一家はどうしようもなく貧しい。長女のテスは健気にも一生懸命働くが、父が「一家は貴族の血を引く」と聞き込んだ時から、運命が狂い始める。金持ちの同族から援助を得ようと、使いにやらされるテス。嫌がるテスを、同族だから物乞いではない、と説得する両親。こうしてテスはダーバヴィル家を訪ね、使用人として奉公することに。そして迎える“宿命の男”アレックとの出会い。運命の皮肉を容赦なく描き、“無慈悲な偶然”の存在を浮彫りにする。
アレックの手を逃れ、遠い酪農場に職を得て傷心を癒すテス。だが、そこで出会った牧師の息子エンジェルとの激しく一途な恋は、再びテスの運命を大きく狂わせて行く。結婚式の当夜、アレックとの過去を打ち明けられたエンジェルの蒼白な容貌。ショックを受けたエンジェルは、単身ブラジルへと旅立ってしまう。残されたテスの苦悩…。そして、またもやアレックとの思いがけない出会い…。世界は盲目的な運命によって支配され、個々の人間の幸不幸には全く無関心であるのか。不条理を鋭く見つめる20世紀文学の先駆的作品。
※ テスはその後、『君の名は』(菊田一夫)の真知子に転生した?
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