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◇ お金じゃないのよっ、野球は〜 (原・再生工場) 原巨人は、交流戦で優勝こそ逃したが14勝10敗の好成績を収め、貯金1でセ・リーグ後半戦へ入る。この巻き返しの原動力は、他球団から“不要”の烙印を押された男たちだった。 今季推定年俸6500万円のキムタクこと木村拓也外野手(36)、2500万円の大道典嘉外野手(38)、1850万円の古城茂幸内野手(32)。3人合わせても、清水1人の1億1500万円にも及ばないトリオが、にわかにスポットライトを浴びているのだ。 あるコーチは「この3人がいなかったら、ウチは今ごろもっとひどい位置にいただろう。大道などはチーム最年長にも関わらず、試合後も打撃練習場に遅くまで残って打ち込んでいる」と大絶賛だ。巨人がクライマックスシリーズ圏内のセ・リーグ3位に辛うじてとどまっていられるのも、3人のおかげといっても過言ではない。 「この活躍は、故障者続出があったからこそ。3人とも、チャンスに食らいついて離すまいと必死なのだろう」。 確かに、球界最高年俸6億円を誇る李承ヨプが大不振で、1億9500万円の二岡が持病となっている足の故障で、いずれも2軍暮らし。内野のポジションが2つ空いたことによって、内野ならどこでも守れる木村拓、古城の出場機会が激増。そして、昨年に逆転満塁弾をはじめ抜群の代打成功率 .326 を誇った矢野が右ひじの故障で離脱し、右の代打の切り札として大道の出番がきたのだ。 木村拓は一昨年、広島・ブラウン監督の若返りの方針に沿って2軍で完全に干されていたところを、シーズン中に山田(現阪神)との交換トレードが成立して巨人入り。今季は、規定打席にあと23打席足りないが(23日現在)、セ・リーグ5位に相当する打率 .324 。5月26日の日本ハム戦では自身にとって5年ぶりの3番に座り先制2ランを放つなど、スポーツ紙の1面に「キムタク」の見出しが躍った。「いろいろあったけど、おれは幸せ者だよ」と運命のいたずらに感慨深げだ。 プロ21年目の大道は、1987年のドラフト4位で南海(現ソフトバンク)入り。いまや球界唯一人となった「南海選手」の生き残りだ。楽天戦の試合前には、相手ベンチを訪れて「元南海の大道でぇ〜す」と挨拶し、南海OBの敵将・野村監督を大喜びさせた。 親しい関係者は「一昨年オフ、チームの若返り方針で19年間貢献したホークスから戦力外通告された時にはショックを受けていた。古巣から2軍コーチの打診はあったようだが、現役にこだわった。王監督の口添え、前年にソフトバンクから巨人に移籍していた尾花投手総合コーチのプッシュがあって、巨人入りが決まったと聞いている」と話す。 その大道は「巨人はやはりファンの絶対数が違う。やりがいがあるよ」と漏らしているとか。地味にプロ生活を歩んできたベテランに、注目度の高いGのユニホームが、新たなモチベーションを与えている。 日本ハムで出場機会が激減していた古城は一昨年開幕直前、捕手の実松とともに、岡島(現レッドソックス)を相手に2対1のトレードで巨人入り。今季は21日のオリックス戦で、プロ11年目にして初のサヨナラ打(犠飛)を放った。 「原監督は、今季が契約最終年という事情もあるのかもしれないが、ベテランの熟練された技術の方を信用している」とは球団関係者の指摘。再生工場は、野村監督の専売特許ではないということか。 諦めなければチャンスはくる、を地でいく男達の活躍は、サラリーマンにも勇気を与えている。 ◇ 上原、1軍に合流 27日の広島戦で登録へ 2軍で調整中の巨人・上原浩治投手が24日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた1軍練習に参加した。ブルペンには入らず、投内連係や遠投などで軽目の調整。リーグ戦が再開される27日の広島戦(広島)で再登録される見通し。 北京五輪代表候補にも残っている同投手は、下半身の張りや悪天候のために2軍戦で登板せず、約2ヶ月間、実戦から離れている。復帰後、まずは救援で投げる予定で、「与えられたところで頑張ります」と話した。
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