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◇ タスポ異聞、あれこれ <タスポを息子に貸して母親が書類送検(福岡・南署)>(6月2日) 福岡・南署は2日、子供にたばこ自動販売機用成人識別ICカード「taspo」を貸したとして、福岡市南区の清掃員の女性(41)を未成年者喫煙禁止法違反容疑で福岡区検に書類送検した。県警によると、タスポ貸与による同容疑での検挙は全国初。調べでは、女性は5月12日午後0時半ごろ、塗装工見習いの次男(15)に自分のタスポを貸し、喫煙することを止めなかった疑い。「監督責任があったのに深く反省している」と容疑を認めている。 次男は中学3年生だった昨年夏ごろから喫煙していた。女性は初めは吸わないよう注意していたが次第にあきらめ、買い与えることもあったという。カードは夫のたばこの購入用に女性が自分名義で取っていた。5月19日に署員が南区の公園でタスポを持っている少年を見つけ発覚した。タスポは未成年者の喫煙防止のため、日本たばこ協会などが導入した。福岡では5月1日から運用が始まっている。 <タスポカード付き自販機?(福岡の業者)>(6月4日) 福岡県広川町の自営業者が、未成年者の喫煙防止策で導入されたたばこ自動販売機用成人識別ICカード「タスポ」を自販機に備え付け、自由にたばこが買えるようにしていることが分かった。カードを発行する「日本たばこ協会」(東京)は「成人識別制度や業界の信用を失墜させる行為」として、全国初となるカード無効化も視野に入れて是正を求める方針。財務省たばこ塩事業室も「事態が続けば行政処分もありうる」と困惑している。 業者によると、福岡県で導入された今年5月以降、売り上げが約2割減少。売り上げを増やすために同月下旬、家人名義のカードを自販機に針金で吊り下げた。自販機には「この自販機専用タスポです。未成年の方はご使用になれません」と書いた張り紙を付けた。県警八女署は先月27日、情報提供を受け「教育的観念から好ましくない」と、撤去を求めた。しかし、業者は「法律には触れていない」と拒否したと言う。日本たばこ協会によると、同様の例は先月、福島県で2件あったが、是正要請に即座に応じたという。だが、この業者は「たばこを買うかどうかは親の責任では。規制する法律ができない限り、カードを撤去するつもりはない」と話している。 <「タスポ」お貸しします、ホテルなど>(6月2日) 「タスポお貸しします」。たばこ自動販売機に成人認証を行うICカード「タスポ」が導入された中四国、九州で、カードを客に貸し出す店やホテルが出始めた。申し込み手続きの煩雑さからタスポの普及率が伸びない中、自販機でたばこを買えない客に配慮した“苦肉の策”。タスポ発行元の日本たばこ協会(東京)は貸与を禁じているが、同協会加盟のメーカー・JTは「貸す時に相手が成人かどうかがわかるので問題ない」としており、認識の違いも浮き彫りになった。6月1日から近畿で、7月には全国で運用が始まるが、貸し出しの是非が論議を呼びそう。 月50万〜60万円あった売り上げは、導入後6万〜10万円に激減。電気代などの経費を引くと、利益は月数千円しかないといい、男性店長(62)は「売り上げが落ちたので、JTの営業マンから指南された。身分証明書などの提示は求めないが、未成年には貸さない」と釈明する。3月導入の宮崎市内のリゾートホテルでは、客の申し出があれば、フロントで従業員のカードを貸している。支配人は「貸与が禁じられているのは知っているが、お客さんの要望には応えたい」と話す。 こうした動きについて日本たばこ協会は困惑気味。「タスポの趣旨に反している。未成年者喫煙防止法に抵触する恐れがあり、やめてほしい」と訴える。一方で「問題ない」と主張するのはJT側。「タスポの普及率が伸び悩み、個人商店は死活問題になっている。年齢を確認した上で貸し出すのは対面販売と何ら変わりないはず」と反論している。 <タスポ・ショック、笑うコンビニ、泣くたばこ屋さん> 5月27日時点の「タスポ」発行枚数は、全国の喫煙人口の18%にあたる470万168枚で普及率は低調。未成年者の喫煙防止がカード導入の狙いだが、自販機の急減や街のたばこ屋の閉店を誘発するなど、思わぬところに余波が及んでいる。「これを機にたばこをやめる」という成人喫煙者まで現れ、さまざまな“タスポショック”が広がっている。 日本たばこ協会は「3月に導入された宮崎県では、喫煙補導者数が減少した」と主張しているのだが…。 ※ 東海地区も6月から、たばこ自動販売機用成人識別ICカード「タスポ」が導入されました。コンビニの店頭には、「たばこ販売してます」の幟が並び、この商機を逃すまいとチャッカリと対応しています。店員に「たばこ売れてますか?」と聞くと、思わず笑みがこぼれて「もう何度も追加注文しました」って嬉しそう。タバコを買いにきた客はほとんどが他の商品も購入する。スポーツ紙とかサンドイッチとか…。来店客と売り上げと、共に伸びて「タスポ」さまさまってカンジのコンビニです。。 <消える自販機、消える喫煙者> タスポの裏でひそかに進行しているのが、たばこ自販機の減少。協会によると、自販機の台数が最も多かったのは平成17年末の62万台。それが今年1月末で約52万台、5月末時点ではさらに8万台強減って約43万9000台にまで減少。喫煙率の低下に加え、販売店がタスポ識別装置の装着コスト増に嫌気がさしているもよう。 販売店などが買い取る自販機では、協会などから一部補助は出るものの、識別装置代や設置工賃など約12万円の改修費用は基本的に販売店の負担。全国たばこ販売協同組合連合会は「現在も10年以上たった古い自販機が相当数稼働している。識別装置導入がきっかけとなり、自販機設置をやめる店が増えているのではないか」と見る。 「禁煙の風潮が高まっているのでタバコはやめようと考えていた。タスポ導入が禁煙のいいきっかけになる」(35歳男性)という喫煙者もおり、本来の狙いとは違うところで“禁煙効果”を生みつつあり、喫煙率の低下に苦慮するJTにとっても、タスポは悩ましい存在になりつつある。
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