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平成26年1月26日(日)昨日:消えた「おこたでミカン」の光景、家族の団欒。 電気こたつの国内生産が激減 相関的にミカン消費も … 電気こたつの国内生産が激減している。マンションなどでエアコンが普及したほか、部屋の保温性が高くなり、和室が減るなどしたためとみられる。一方、昔はこたつの上に必ずと言っていいほど置かれていたみかんの出荷量も大きく減少している。ほかの果物や菓子などスイーツが多様化したことも原因として考えられるが、こたつとみかんの減少に相関関係があるとの仮説を立て、オフィスなどのデスクやテーブルの上にみかんを置く運動も現れている。いずれにしても、こたつとみかんという当たり前だった冬の日常が、過去のものになりつつある。(張英壽) 電気製品などの生産実績をまとめた経済産業省の生産動態統計。この中で、電機メーカーでつくる日本電機工業会(東京)の平成2年からのまとめによると、電気こたつの国内生産台数は、2年は約178万台だったが、9年には100万台を割り込んで約92万台に落ち込み、15年には9年の9割減近い約24万7千台にまで減少した。国内で生産しているメーカーが少なくなったため、16年以降は調査対象から外され、現在に至っている。 一方、農林水産省の統計では、みかんの出荷量は昭和48年に約305万トンだったが、徐々に減少。平成2年には半分以下の約148万トンにまで落ち込んだ。さらに、14年には100万トンを割り込む99万6500トンを記録。15、17年は100万トンを超えたものの、傾向は変わらず、24年は約75万7千トンにまで縮小した。昭和48年と比べると、5分の1近くになっている。 電気こたつの生産台数、みかんの出荷数を折れ線グラフにしてみると、いずれも急な右下がりになるが、こたつのほうがより減少幅が大きいように見える。 だが、こたつは海外生産で生き延びている。 「現在は国内で電気こたつをつくるメーカーはほとんどなくなった」 電気こたつをつくり続けている電機メーカー「小泉成器」(大阪市中央区)の商品事業統括部で、冷暖房空調機器を担当する永野健輔課長(45)はこう指摘する。業界では平成7年ごろから人件費が高い国内から、東南アジアや中国などに生産拠点を移しているという。同社では現在も約20種類の電気こたつを販売しているが、ほぼすべてマレーシアの工場で生産している。 冬にこたつを使う習慣は、日本以外にはない。エアコンやほかの家電製品も同様に海外で生産しているが、それらは日本以外の国でも使われる。電気こたつは、国内でしか利用されないのに、ほとんどが海外でつくられている。逆説的な現状だ。 かつては『神田川』世代の若者が支えた時期も … こたつの需要が減少傾向にあるのは間違いないが、それでも一定のニーズはあるという。小泉成器は、電気こたつ業界で10%弱ほどのシェアがある。小泉成器では生産していないが、業界で最も売れているのが、「カジュアルこたつ」と呼ばれるタイプだ。「カジュアルこたつ」とは形が正方形で、一辺が70〜75センチ程度。価格は5千〜6千円ほど。 「一人暮らしの若者に人気。暖房器具としてだけでなく、机にして勉強したり、テーブルにしてご飯を食べたりできる」 永野課長はこう魅力を説明する。業界ではカジュアルこたつが、こたつの販売数の約半分を占めているという。これに対し、より大きく長方形のタイプが多い「家具調こたつ」というタイプもあるが、こちらは2万〜3万円程度で若干高くファミリー向け。小泉成器も製造している。 ただ、永野課長は「昔も今も電気こたつは1人暮らしの若者が支えている」と指摘する。 エアコンが普及していなかった昭和30、40年代、こたつの便利さが1人暮らしの若者に受け、こたつは需要を伸ばしたとされる。木造アパートの部屋で、こたつに入り、空気に触れる上体はちゃんちゃんこなどを着て過ごすという姿が思い浮かぶ。 家族がいる世帯でも、こたつは冬にはなくてはならない暖房器具だった。典型的な光景が、こたつの上にみかんを置いて家族団欒する姿だ。 現代のエアコンの国内市場は800万台とされる。永野課長は「昭和40年代には一家に一台はこたつがあった。電気こたつは、当時かなりの需要があったのではないか」と推察する。 こたつの減少について永野課長は「一戸建てでも、マンションでも、フローリングが増えたことが大きいと思う。フローリングにはソファが合うとのイメージがある。都会的な感覚を楽しむ人たちが増え、若者を中心にこたつ離れが進んでいる」と話す。 かつて家庭のこたつの上に必ずあったみかんも、減少が止まらない。 その原因を、こたつの減少にあるとの仮説を立て、会社のデスクや家庭のテーブルにみかんを置く運動を展開している人がいる。 野菜や果物の摂取拡大を目的にしたNPO法人「青果物健康推進協会」(東京)の事務局長、近藤卓志さん(52)だ。 運動はもともと、メタボリックシンドロームの原因の一つが会社のデスクにある菓子と考え、よりカロリーが低いみかんで代替しようと始まった。近藤さんはこう振り返る。 「みかんの消費が減っていて伸ばさないといけないと、関係者と議論したんです。すると、昔こたつでみかんを食べていたけど、最近は減ったということになった。つまり『食べるシチュエーション』がなくなっていると気づいたわけです」。 こたつとみかんの減少の相関関係は「誰もきちんと調べておらず、あくまで仮説」というが、「食べるシチュエーション」を取り戻そうと、会社のデスクや台所のテーブルでみかんを置く運動をしており、大企業も協力している。 近藤さんによると、昭和生まれの人にみかんを家のどこで食べるか尋ねると、大部分が「こたつ」と答えるが、平成生まれの若者は「ほとんど食べない」と返答するという。若い世代はこたつイコールみかんという連想をしない、いや食べないということだ。 果樹の苗木業者でつくる日本果樹種苗協会(東京)によると、日本のみかんは、正式には、温州(うんしゅう)みかんと言い、約400年前に中国から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然に生まれたとされる。現在は中国や韓国でも、みかんは栽培されているが、いずれも温州みかんの枝を接ぎ木して、現地で栽培されるようになったという。 おもしろいことに、こたつも、みかんも日本固有というわけだ。 こたつ以外でみかん減少の要因として考えられるものは何か? 協会の担当者は果物嗜好の多様化をその原因に挙げる。 「イチゴやバナナも最近は値段が安く、食べやすい。夏場はメロンやスイカがあり、ブドウやリンゴも品種が豊富。胃袋に入る量は決まっているので、みかんはそのほかの果物と競合しているわけです」。 また青果物健康推進協会の近藤さんは、こたつとみかんの相関関係を指摘する一方で、「ケーキなどのスイーツが多様化し、コンビニで手に入る。そうしたスイーツに流れているのではないか」とも分析している。 ※ 可笑しさと哀しみふかく入りまじる 三畳ひと間の愛と悲嘆と … 『神田川』は「四畳半フォーク」と呼ばれ、1973年9月にシングル発売された。そして同年11月には荒井由実がファーストアルバム『ひこうき雲』をリリースする。それはまさに、『神田川』の日本的なウェットな感性のアンチテーゼとして、華々しいデビューを飾ることになった。 彼女の熱烈なるファンにとって「おこたでミカン」なんて、まるで一流レストランで納豆かけ御飯を食べるほどに、違和感のあるもののように映ったかもしれない。 本日1月26日は、岐阜市長選の告示日 です。 任期満了に伴う岐阜市長選は26日告示され、1週間の選挙戦に突入する。立候補を表明しているのは、4期目を目指す現職の細江茂光氏(65)、市議の浅野裕司氏(59)、元衆院議員の柴橋正直氏(34)の3人。「細江市政」の継続か刷新か。各陣営は、市選挙管理委員会に受付の事前審査を済ませ、告示を待つばかり。25日には、事務所内で選挙はがきや選挙ポスターなどを準備し、万全の態勢で“決戦”に備えた。 細江氏の陣営は、現職支持の市議や支援団体「JAぎふ」の組織力を生かし、きめ細かい集会などで支持固めに取り組んできた。告示後は、若者との対話集会などで若い世代の支持拡大にも力を入れる。選対幹部は「スタートというよりラストスパート。最後まで守りに入らず、1票でも多くの票を獲得したい」と気を引き締める。 浅野氏は、各地での街頭活動などで知名度向上に努めてきた。選対関係者は「知名度は徐々に上がっている」と手応えを語る。公示後は街頭活動に加え、個人演説会などを通して政策や人柄を訴える。選対幹部は「市政への不満の声は多く聞く。現職の批判票の受け皿になれるよう政策の違いを訴えていきたい」と力を込める。 柴橋氏は子育て中の女性や企業経営者らを対象にミニ集会を小まめに開催した。選対幹部は「これまで見かけなかった有権者が顔を出すようになった」と好感触。「閉塞感に包まれている現状を分かりやすく伝えられるよう工夫したい」とし、告示後は知名度を武器に市内をくまなく回り、支持拡大を図る。 ◇ 今日の誕生花・ミスミソウ〔雪割草とも〕(キンポウゲ科)
ミスミソウ(三角草)とは、春、雪を割って可憐な花を咲かせるキンポウゲ目キンポウゲ科ミスミソウ属の耐寒性多年草です。緑色をした葉は全て根出葉で艶があり三裂します。葉形が三角形なのでこの名が付けられました。別名で、ユキワリソウ(雪割草)とも呼ばれますが、他にもユキワリソウと呼ばれる花があるので、この花名はミスミソウと呼んだ方が的確です。
花言葉は、「内緒」「優雅」。 下総や冬あたたかに麦畠 子規 寒月のいびつにうつる玻璃戸かな 虚子 寒晴の逃げも隠れもできぬ空 黛まどか 雪割草に跼むや兄も妹も 山田みづえ 物拾ふとき着膨れてをりにけり 山田弘子 ※ 脱ぎすてて日向ぼこする身の軽さ 徒手空拳 こころよき親しみありて三角草 咲きいたりしを夜半におもえり 鳥海昭子 ※ BGMは『神田川』。
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