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平成26年6月22日(日)昨日:心を洗う夏至の朝 伊勢で禊をする夏至祭、二見興玉神社。 一年で最も昼が長い夏至の21日の早朝、三重県伊勢市二見町江の二見興玉(おきたま)神社で、海でみそぎをして日の出を拝む夏至祭があった。 伊勢神宮の参拝前に二見の海で身を清めた習わしにちなむ行事。日の出時刻の午前四時半ごろ、全国から集まった三百五十人が下帯や白装束姿で、神社沖の夫婦岩近くの海に入った。 曇り空で朝日は拝めなかったが、参加者は腰の辺りまで海につかり、白み始めた東の空に向かって厳かに手を合わせ、お祓いの言葉を唱えた。三重県鳥羽市安楽島町の会社員、森本美香さん(30)は「冷たかったけれどすっきりと穢れが払えた気持ち」と話していた。 本日6月22日で、富士山は世界遺産登録から1年 です。 “先輩”の富士は課題山積 世界文化遺産に登録されて22日で一年を迎える富士山。世界遺産効果や登山ブームで登山客が増加する一方、自然破壊の懸念も。地域振興と環境保全をどう両立させるのか。地元の動きを追った。 富士山麓、静岡県小山町。台湾出身のオーナーが経営する富士之堡華園ホテルは台湾やタイからの観光客でにぎわう。昨年はアジアを中心に八万人が宿泊した。 世界遺産登録で、富士山は海外でも注目を集めた。観光庁によると、昨年の静岡県の外国人宿泊者数は前年比9%増の五十四万二千人、山梨県は24%増の四十八万三千人(いずれも暫定値)。山梨の場合、宿泊者の42%が世界遺産に登録されたことを、訪問理由に挙げた。 ただ、国内外を合わせた宿泊者総数だと、静岡が二千三十万人、山梨が六百九十五万人でほぼ横ばい。日本人の宿泊は伸び悩んだ。富士山信仰の中心、浅間(せんげん)大社(静岡県富士宮市)周辺のある土産物店は期待が大きかっただけに「拍子抜けした」と本音も - - - 。 富士山の七、八月の登山者は、二〇〇五〜〇七年は二十万人台前半だったが、登山ブームで〇八年に三十万人を突破、昨年は三十一万人だった。十分な睡眠を取らずに日帰り登山する「弾丸登山」などによる遭難事故も増え、昨年の事故者は百六人と過去最悪に。登山道も荒れ、大量のごみやし尿の処理に困るなど自然環境が悪化している。 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、環境への負荷を考えると、現状の登山者数は多すぎると警告。二年後の一六年二月までに対策を報告するよう求めているが、富士山は国、県の土地、民有地が混在しており、足並みはそろっていない。 都留文科大(山梨県都留市)の渡辺豊博教授(64)は「きちんとした報告をしないと、登録抹消の可能性もある」と指摘した上で「登山者数は二十万〜二十五万人が適当」と話す。 「富士山の保全を考えるなら、少しずつ山麓に観光客を増やしていくのが望ましい」と話すのは富士宮市の須藤秀忠市長。市観光協会の宮崎善旦(よしかつ)会長も「開発を必要とする観光地としてではなく、(富士山信仰の)聖地として地域を発信したい」と、富士山の新たな魅力づくりに意欲を見せる。 静岡県は一六年度の完成を目指し、富士宮市内に情報発信拠点「富士山世界遺産センター(仮称)」を建設する。富士山の自然や歴史、文化、信仰を含めて紹介する初の施設。観光資源と文化遺産の両立を目指す地域の取り組みはこれからが本番を迎える。 富士山の世界文化遺産登録は世界遺産として国内17件目、文化遺産では13件目。構成資産は静岡、山梨両県に25件あり、ユネスコの諮問機関から事前に除外を勧告されていた三保松原(静岡市清水区)も、ユネスコの世界遺産委員会で逆転登録された。 ◇ 今日の誕生花・シモツケ(バラ科) 繍線菊 花言葉は、「いつかわかる真価」。 短夜やたまたま寝れば夢わろし 子規(明治30年) ※ 短夜の我を見とる人うたたねす 子規(子規は明治35年没) 鈴蘭の卓や大きな皿に菓子 虚子 しもつけの花の頃にはいつも旅 今井つる女 繍線菊の咲けばほのかに兄恋し 黒田杏子 ゆるぎなき青田の色となりにけり 清崎敏郎 シモツケは下野国(栃木県)で多く咲いていたことから、和名を「シモツケ」とした。原産地は日本、朝鮮半島、中国となっている。 繍線菊は、中国に伝わる伝説で父を想う一人娘の繍線(しゆうせん)の逸話による。亡くなった父の墓の側に咲いていた花がシモツケだったとか。故人を懐かしむ風情。蓋棺後に花言葉のようであれば、人生の本懐なり。 老夫婦しずかに住める垣にそい シモツケの花ことしも咲けり 鳥海昭子 |

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