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○ 山井投手のパーフェクト目前の降板、コメント集
◇ 否定派
星野仙一「ワシなら変えない。落合は投手じゃないから気持ちがわからない。勝つことで評価される監督だから。勇気のいる決断ではあるが」
野村克也「10人の監督がいたら10人代えない」
谷沢健一「落合は監督の器じゃない」(中日OB、星野派)
彦野利勝「(采配支持が過半数いたことについて)支持してるのは野球を知らない人達でしょう。あの采配はおかしい」(中日OB)(※つくづく落合監督は敵が多いと…)
江本孟紀「他球団の監督だったら100%投げさせているだろう。投手も『行く』と言わなきゃ。あそこで続投させる監督は、プロ野球界全体のことを考えている監督。完全試合を達成していれば、野球に興味のない人まで関心を持ってくれるチャンスだった。それが野球人気につながっていくのに」
やくみつる「つまらないことしますよね、本当に。怒りを覚えるというよりは苦笑いする感じ。こちらは九回二死から田中幸が代打で出てくる、とか劇的な構図を思い浮かべていたのに。あらゆる状況を考えての交代ということ、この試合で決めたいという気持ちは分かるが、空気を読めよと思う。今シーズン最も空気の読めない采配だった」(確かにコメンテーターと言われる人種は、空気を読む達人だ。)
◇ 中道派
牛島和彦「分からなくはない。難しい決断だったと思う」
山本エカ児「考えられない継投ではない。他のチームの監督にもいい勉強」
山田久志「高く評価してもいい。自分が監督なら絶対に交代させることはない」
松坂大輔「妻が続投すべきだったと言ってました」
東尾 修「私が投手なら監督とケンカしている。しかし53年ぶりの日本一を最優先するのは当然。大げさに言えば自分の首をかけての決断」
永谷 脩「投手出身と野手出身の監督の性格の違いが明確に出た。クライマックスシリーズから勝ち抜くためにはこういうふうにして勝つんだよという、皮肉めいた采配にも感じる」
佐々木信也「一野球ファンとしてパーフェクトゲームを見たかった。見たかったファンも多かったでしょう。森投手コーチがベンチから出てきたとき、それはないだろと思った。優勝するための方程式をかたくなに守った落合監督の気持ちも分かる。それでも、考えさせられる投手交代だった。プロはみんなが見たいものを見せることが大事」
◇ 賛成派
権藤 博「個人記録よりチームの勝利が優先」
達川光男「1番いい投手を最後に出すのは当然。何も問題はない」
森 祇晶「考えが浮かんでもなかなか行動に移せるものではない。良くぞ決断した」
上田利治「勝ち切るためには当然の策だろう」
広岡達郎「これは信念に衝き動かされた采配だ。 中日を53年ぶりの日本一にさせるんだという 落合監督の強烈な意思を誰も邪魔する事はできない。 日本シリーズで初の完全試合という個人記録ですら入り込む余地はなかった」
石原慎太郎「落合は見事だと思う。泣いて馬謖を斬ったんですよ。私は落合監督は絶対正しかったと思う。あれが本当のリーダーだ」
権藤 博「監督を経験した立場から言わせてもらえば、個人記録よりチームの勝利が優先。落合監督らしい完璧な守りの野球」
高橋直樹「かつてワールドシリーズでヤンキースのドン・ラーセンが完全試合を達成したが、できればやらせてやりたいと思うのが人情。その私情をはさまないところがすごい。シーズン中であれば、ヒットが出るまで投げさせてあげようと思うところだが、短期決戦の日本シリーズはそうはいかない。山井を続投させて打たれたら悔いが残る。あの判断は間違いないし、悪いことだとは思わない。チームが勝てばそれでいい」
◇ 継投の是非を問うアンケート調査の結果
TBSラジオ「荒川強啓のテレゴング」では、賛成57%、反対43%。
名古屋地区のアンケートでは、賛成86%、反対14%。
※ それぞれの発言には、それぞれの思惑がからんでくるもの。人それぞれの意見が、ひとつの事実の多面性を見せてくれる。だが、彦野氏の「支持してるのは野球を知らない人達でしょう」は余りにも無礼なもの。中日OBが、中日監督をここまであからさまに批判するのは、寡聞にして知らない。そして何よりも野球ファンを愚弄するものだった。
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