今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

折りにふれ思う

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日本異人の伝

 ◇ 日本異人の伝

 「声」を借り受け候

 大坂に、美しい声で謡曲を唄う者がいた。ある時、道ばたで異人に逢い、「その声を三十日ばかり借りたい」と言われた。何気なくその男は承諾すると、次の日から声が潰れて謡えなくなった。なれど、本当に異人なる者が借りたとは思いもよらず、祈願のため住吉神社に行く途中、向こうから異人がやって来る。

 「頼みがいのない奴め。わしに声を貸してくれたではないか。なのにたった三十日も待てず、住吉神社に祈ろうとは、なんと憎らしい。お前が祈れば、わしは必ずお咎めを被るであろうし、そうなればわしとてもお前を只では済まさぬぞ。短い間だから、約束どおり貸しておくれ。そうすれば声を返す時に、よい咒禁(じゅごん)法を教えてやるほどに」。

 男はたいそう恐ろしく感じ、かたく約束して別れた。それから三十日の間は声が潰れていたが、また例の異人が来て声を返してくれ、咒禁法を教えてくれた。それはどんな病気にも効いたので、後には謡曲をやめて、まじないのみで安らかに世を送るようになったと言う。

 「耳と口」を借り受け候

 上総の国、東金の孫兵衛という男は、箱を作る職人であったが、ひどく下手くそだった。ある時、異人が訪れて、「おまえの耳と口を三年ばかり貸しておくれ」と言うので、孫兵衛は何となく請け合うと、その日から痴呆のようになり、あまつさえ口がきけない状態となった。周りの人は、急にこうなったことに首をかしげ、神罰ではないかと噂し合った。

 それから三年過ぎたある日、例の異人が来て遠くから孫兵衛を呼ぶのだが、惚けたようになっているため立つのがなんとも遅い。そこで異人は、ひらりと後ろへと廻り、「借りていた耳と口を返しに来たぞ。受け取るべし!」と言うと、掌で背中をしたたかに叩いた。それに驚いて、かれは正気づいたように覚えた。そして、耳が聞こえ、口もきけるようになっていた。

 「このお返しに、おまえが生涯を安らかに送れるようにしてやろう。わしが守ってやる」、異人はそう言い残して去った。このとき打たれた跡が、大きな手形となって、後々まで黒く残っていた。孫兵衛の話を聞いて、人々は大いに驚いた。また、異人の言葉どおりなら、きっと箱をつくる腕が上がるだろうと考えていたが、なぜかますます下手になるばかりで、とうとう注文する客がいなくなった。ところが何を思いついたのか、孫兵衛が成田不動の前町に蕎麦屋を出してみると、それが流行りに流行って、今も繁盛しているとか。

(「仙境異聞」上三より 平田篤胤著/文政五年成立)

 異人とは、いわゆる天狗。孫兵衛が蕎麦屋を出したのが成田不動の前だったのは、偶然ではなさそうです。よく天狗とみなされる修験者が最も崇拝している神格、お不動さまの加護があったのでしょう。


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 ◇ 石灯籠の怪

 相模の国・小田原のとある寺に、幾星霜を経たと思われる石燈籠がひとつ、薮の中に立っていた。元禄年間、この地の天守閣を修理するにあたって、江戸は神田の棟梁・北村某と言う者が工事のため、暫く当地に滞在していた。

 左官の弥三郎という者がこの燈籠を見つけて、「比類なき珍しい燈籠です。手に入れられては」と、棟梁に告げた。棟梁が住職にかけあってみれば、「もともと薮に埋もれていたものですから。どうぞどうぞ」と、心易く譲ってくれた。

 大工たちは石燈籠を作業小屋に運び入れて、笠、火袋、竿、台座に分解し、ひとつひとつに箱を用意し、破損しないよう、隅々には藁をつめた。さらに筵で箱を覆って荷造りすると、船に積みこみ、江戸へ運ぶ準備を着々と整えた。

 ところがその夜、職人の一人が高熱にうかされて、狂気のように口走るのは、燈籠のことばかり。「何故に我が墓標を他国へ送るのか。ここに留めなければ、祟りをなすぞ」。誰もが怖れ驚いて、急ぎ燈籠を元の場所へ送り返した。

 「なぜ急にいらなくなったのですか」、そう尋ねる住職に事の仔細を伝えると、「そういえば、以前も、二、三箇所から所望されて譲りましたが、何日かすると、ただ何となく返しに来ましたっけ。わけも聞かなかったので、気づかずにおりましたが、成る程、左様なことがありましたか。よほど厳しいお方の墓標だったのでしょうなあ」。以来、その五輪塔は二度と動かされることがなかった。


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 ◇ 平将門の首塚(東京都千代田区大手町、旧大蔵省敷地内、都旧跡)

 たびたび将門の怨霊が災いをなし、将門の死後360年の1307年、時宗の真教上人が「蓮阿弥陀仏」という法号を将門に追贈し、供養した時に建てたのがはじまりとされる板碑(南無阿弥陀仏)が前に立ちます。その後、日輪寺が供養し神田明神に祀ることで、ようやく将門の霊魂も鎮まり、東京守護神になったと伝わる。(将門の「体」が訛って「神田」になった?)

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   【斧】という文字、16歳二女を殺人容疑で逮捕

 ◇ 警察官の父の首を斧で切る、16歳二女を殺人容疑で逮捕(9月18日)

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 京都府京田辺市で18日未明、娘(16)が警察官の父親(45)の首に、斧を振り下ろして殺害する衝撃的な事件が発生した。京都府警南署の巡査部長の妻(41)が「自宅で主人が自殺した」と119番通報。捜査員が駆けつけると、既に死亡した巡査部長を発見。返り血を浴びて立ちつくす専門学校2年の二女が殺害を認めたため、殺人容疑で逮捕。「お父さんの交友関係が嫌いだった」と供述。

 「主人が斧で自殺した」。18日午前4時40分ごろ、巡査部長の妻の119番を受けて田辺署員が駆け付けると、ランニングシャツにパンツ姿の巡査部長が、2階寝室のベッド上で体の左側を下に横向きの状態で、首から血を流して死亡していた。

 1階居間には、血の付いた斧(刃渡り約11センチ)が落ちていた。側には二女が黒のワンピース姿で上半身に返り血を浴びて立っており、「顔は洗った」と話した。

 二女は巡査部長の父とパート勤務の母、短大1年生の長女(19)の4人家族。母親らは寝ていて異変に気付かなかったが、二女から犯行を伝えられ、署員が駆けつけた際は1階居間にいた。

 調べでは、二女は巡査部長の首の右側をおので切って殺害した疑い。争った形跡はなく、巡査部長は就寝中に襲われ即死状態だったとみられる。司法解剖の結果、死因は失血死で、死亡推定時刻は午前4時頃だった。

 二女は中学卒業後、奈良市内の美術系専門学校に通っていた。近隣住民らによると、中学では剣道部に在籍していたが、途中で美術部に転部。3年時には副部長を務め、卒業文集ではクラスの表紙に絵を描いていた。

 同校の教頭は「目立つ生徒ではなかったが、勉強も生活面もまじめに取り組んでいた」と説明。専門学校への進学については「趣味を生かした進路に行けたと喜んでいた」と話す。近所の会社員男性も「丁寧な言葉で挨拶する礼儀正しい子だった」と言う。一方で同級生らによると、友達にからかわれて奇声を上げたり、教室で1人で怒り出すこともあり、「カッとなる一面もあった」という。

 二女は次第に落ち着きを取り戻して調べに応じているといい、「動かなくなるまで切りつけた。お父さんの女性との関係が嫌で、この世から居なくなればいいと思った」などと供述。凶器の斧は「ホームセンターで約1週間前に購入した」という。

 遺体は顔から首にかけ2回にわたり深く切りつけられているほか、4カ所に傷があった。田辺署は確定的な殺意を持った計画的犯行とみて、動機の解明を進める。

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 父親は優秀な巡査部長

 父親の巡査部長は昭和56年4月に京都府警に採用され、昨年4月から南署交通課に勤務。17日は公休で、18日は午前9時から日勤の予定だった。南署の岡野敏明副署長は「優秀でまじめな巡査部長。悩みなどは聞いていない」と説明。犯行現場の2階寝室には阪神タイガースの応援着があり「阪神ファンで同僚らとよく甲子園に出掛けていた」と言う。

 二女は中学の卒業文集で、将来の夢として漫画家などを挙げていた。山村の連続怪死事件を描いたゲームソフトで、コミック化もされた「ひぐらしのなく頃に」に登場する少女が、斧を使用する場面があり、ネット上では事件との関連を指摘する声が上がっている。

 二女が書いた卒業文集全文「私的三年間人生論」

 私はこの中学校三年間でいろいろな事を学びました。一年の時、はじめて入った校舎の古めかしさに苦笑いをしましたが、今となってやっと、この校舎の良さがわからなくもないような気がします。そして二年生に進級。気の合う友人と逢い、毎日がめんどうくさいなりに楽しかったです。たぶん目が黒い内の中で、一番楽しい一年だったと私は思います。

 三年生、受験生です。勉強は大嫌いです。でもそんな言(事)、言っているひまもありません。とりあえず三年間のおくれをとりもどそうとがんばるのですが、ナカナカ上手くいきません。体育大会、合唱コンクール等の行事もおわってもうあとがありません。とりあえず夢に向かってがんばっていきます。先生友人クラスメイト学年メイトの皆さん。三年間ありがとうございました。

 ※ コミュニケーション技術の発達と反比例して、若者たちらのコミュニケーションの内容は空疎となり、ワールドワイドのネットを享受しながら、若者らは驚くべき狭い世界で、日々を生きている。閉塞的な日常のほかに、それを忘れさせてくれるはずの非日常が、生理的に扇情するようなメッセージを繰り返し発する時、どんな現象が起るのだろうか。

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 ◇【斧】という文字

 【斧】木を叩き切ったり、割ったりする道具。刃をもつ楔形の鉄に、堅い木の柄をつけたもの。よき。(大辞泉)

 【斧】 木を切ったり割ったりする道具。刃のついた厚い鉄片に柄をつけたもの。片側にくびれを持つか、刃幅の広いものを「まさかり」という。狭刃(せば)。(大辞泉)※「まさかり」:木を切ったり、削ったりするための刃幅の広い斧。武具としても用いた。刃広(はびろ)。

 【父】「父」は「おの+又(手)」の会意文字で、手に石斧を持って打つ姿を示す。
 【斤】「斤」は柄の曲がった斧で、「ちょうな」を示す。

 ※ 「斧」と言う文字に、自分の父への攻撃性をイメージした?
 日頃、虚勢を張る父親像=蟷螂の斧?「嫌い」=父への怨みの集積体


 ◇ 『ひぐらしのなく頃に』(同人ゲーム、漫画、アニメ、小説)
   (この作品の中に、女の子が鉈で人を殺害するシーンが登場する)

 ひぐらしのなく頃に(オープニング)
 http://www.youtube.com/watch?v=XF23HOWkCRQ

 「ひぐらしのなく頃に」 作詞:島みやえい子

 振り向いた、その後ろの(正面だぁれ?)、暗闇に爪を立てて(夜を引き裂いた)

 雨だれは血のしずくとなって頬をつたい落ちる、もうどこにも帰る場所が無いなら

 この指止まれ、私の指に、その指ごと連れてってあげる

 ひぐらしが鳴く開かずの森へ、後戻りはもう出来ない

 ひとりずつ消されてゆく(蒼い炎)、暗闇のその向うに(朝はもう来ない)

 鏡の中で蠢き伸ばしてくる無数の手で、さぁ、誰かをここへ誘いなさい

 鬼さんこちら手の鳴るほうへ、どんなに逃げても捕まえてあげる

 ひぐらしが鳴くけもの道から、聞こえていた声はもう無い

 この指止まれ、私の指に、その指ごと連れてってあげる

 ひぐらしが鳴く開かずの森へ、後戻りはもう出来ない

 鬼さんこちら、手の鳴るほうへ、どんなに逃げても捕まえてあげる

 ひぐらしが鳴くけもの道から、聞こえていた声はもう無い

 ※ かなり誘導性の高いもので、年少者には危ういもの。
 あのヒトラーは「ワルキューレの騎行」が大好きだった。


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 ◇「父親の頭を斧で殴った」と出頭、中学3年男子 (9月24日)

 24日午前2時ごろ、長野県辰野町の女性から「夫が頭から血を流している」と110番通報があった。約30分後、息子で中学3年の少年が近くの岡谷署の交番に「父親の頭を斧で殴った」と出頭してきた。

 岡谷署員が少年の自宅に駆け付けると、父親(44)が頭部に重傷を負っており、県警は殺人未遂の疑いで少年を逮捕した。父親は病院に運ばれたが、生命に別条はないという。京都府では18日、16歳少女が就寝中の父親を斧で殺害したとして逮捕される事件が起きたばかり。

 調べでは、少年は24日午前2時ごろ、自宅で寝ていた父親の頭を斧で数回殴った疑い。父親が寝ていた布団には、大量の血が付着していた。少年は父親を殴った後、斧を持ったまま家を出て、歩いて交番に向かったとみられる。岡谷署が動機などについて少年を追及している。

 少年は両親、兄、姉、弟と7人暮らし。父親との間で目立ったトラブルはなく、少年が通う中学校の話でも、問題行動は特になかったと言う。
 少年らへの不満鬱積(9月18日)

 神戸・高3自殺、別の生徒も金を要求

 神戸市須磨区の私立高校で、7月に自殺した同高3年の男子生徒(当時18歳)が同級生らから金を要求されていた事件で、この生徒が、恐喝未遂容疑で逮捕された少年(17)とは別の同級生から、装飾品を売りつけられ、数万円の代金の支払いを求められていたことがわかった。兵庫県警は、同級生らからの金銭要求がエスカレートし、生徒を自殺に追いつめたとみて調べている。

 調べや関係者によると、生徒は今春、同級生の一人から、ブレスレットを押しつけられ、「ブランド品で、4、5万円するものだ」などと“代金”を要求された。生徒はブレスレットを受け取り、5000円を同級生に渡したが、残金は、「偽物でそんな価値はない」などと拒否したという。その後も同級生は全額の支払いを要求していたといい、県警はブレスレットを押収、価値を鑑定している。

 また、17日に逮捕された少年は、男子生徒に対し、「うそをついた罰金」として、「もう40万円もたまっているぞ。払えよ」などと金額を明示し、携帯電話のメールで脅していたことも判明した。

 少年らは、生徒に対し、これらの「借金」を夏休み中に支払うよう強要。生徒は遺書に「金が払えない。成績も下がり、死ぬしかない」と記していたといい、県警は、支払いを迫られた生徒が追いつめられ、自殺した可能性が高いとみている。

 一方、同校は18日午前8時40分から、順次学年集会を開き、全員で黙とう。校長が事件の経緯などを説明、「心配をかけて申し訳ない」と陳謝。「友だちの心の痛みを理解できる人間になってほしい」と訴えた。また、校長と学年主任の生徒指導部長は遺族宅を訪問して、経緯を説明するという。事件を受け、文部科学省は18日午前、兵庫県に事実確認をするよう指示した。


 ◇ こんな背景があるから、こんな不可解な反応が起る

  「拳銃」向けられた人いない、 高校生ビンタ事件の真相(9月7日)

電車内で悪ふざけした高校生を平手打ちして逮捕された神奈川県警大和署の巡査長について、同県警は9月6日夜、担当記者を集めて当初の説明を変える異例の釈明を行った。巡査長は、高校生に注意せず、いきなり捕まえて行為に及んだというのだ。さらにその後の取材で、車内はガラガラで、「拳銃」を向けられた人はいなかったことが判明。

  巡査長は注意せずいきなり捕まえた

 小磯慶洋巡査長(33)支持の声が上がる中で、県警が説明を変えたという突然の各紙報道は、ネット世論を混乱させた。ヤフーの意識調査でも、「回答なし」とする人が多くなっており、ミクシィの日記では、「『正義感』からじゃなく、『酔った勢い』だったんだね」「口論あろうがなかろうが、しばいて正解ですよ」と意見が分かれるようになっている。

相鉄本線二俣川駅で停車中の普通電車内で拳銃型ライターを持って悪ふざけをしていた男子高校2年生(16)は、小磯巡査長ではなく、車掌から注意された。すると高校生は、「分かりました」と従い、ライターを鞄にしまったという。小磯巡査長は、隣の車両からこの様子を見ていたが、車掌が去った後に高校生が友人と談笑しているのを見て、「反省していない」と思い込んだ。

高校生が次の鶴ヶ峰駅で降り、改札を出て階段を下ると、小磯巡査長は、高校生の髪の毛と鞄をいきなりつかみながら路上に連れ出し、「鞄の中のものを出せ」と言って顔を3回平手打ちにした。高校生は、「怖かったので口答えもしなかった」という。神奈川県警では、小磯巡査長は「注意したというより、因縁をつけて殴った状況」としている。

県警による当初の説明では、小磯巡査長は高校生を注意した、としていた。しかし、その後の9月6日、高校生の母親(36)から、「事実関係が間違って伝えられている」と苦情が寄せられていたという。

県警は、なぜ説明を変えたのか。広報県民課の報道係は9月7日、「(事実関係を)訂正したということではありません。『口論した』と報道する社があるなど、事実がきちんと伝わっていない部分がありました。また、関係者に話を聞くなど捜査をしていく中で、事実関係が分かってきたということです。(当初の説明で)誤解があるといけないので、再度説明しました」と話す。

  車内には友人の他だれもいなかった

高校生に注意したのと、最初から暴力を振るったのではまるで違う。ところで本当に、暴力を振るうほどの迷惑行為が電車内であったのだろうか。相鉄本社に注意した車掌の証言を求めた。すると、高校生が車内にいた当時の意外な状況が分かってきた。同社の広報担当者によると、概略は次の通りだ。

高校生は、友人と2人で二俣川駅に停車中の電車に駆け込んできた。そして、友人が座席に寝転がり、高校生は扉付近でホームに向けて例の拳銃型ライターを構えていた。そこにたまたま、車内巡回中の車掌が通りがかり、「止めて下さい」と声をかけた。高校生は、「すいませんでした」と車掌に謝り、ライターをバックにしまい、友人も起き上がった。特に口論などはなかったという。

火曜日の午後10時半ごろだったが、横浜駅方向に向かう上り線であったため、乗客は少なく、車掌の証言によると、高校生がいた車両は誰もいなかった。電車は急行待ちをしていたが、ホームにもほとんど人がいなかったという。「拳銃型ライターを向けられて困った人がホームにいたわけでもないようです。しかし、拳銃のようなものを持っていたので、当然車掌は注意しました」と話す。隣の車両にいたという小磯巡査長については、車掌は知らないという。

小磯巡査長は、乗客に迷惑をかけたことに憤ったというよりも、高校生が反省していないように見え、その後を追って短絡的に掴みかかったらしい。このような点は、高校生が乗客に拳銃型ライターを向けていたという報道とも違う。前出の広報県民課報道係は、「『身内をかばっている』との声もあるようだが、当初の説明でも巡査長に甘いことは話していない。巡査長がウソをついていたという話でもない」と釈明している。


 ところが、世論にはこんな反応が起った

 高校生ビンタの警察官 ネットでは「理解できる」98%

 小磯巡査長に同情的な声が圧倒的だった。電車内で拳銃型のライターを乗客に向けた高校生を、神奈川県警大和署の巡査長が平手打ちして逮捕された。悪いのは高校生で、警察官の行為は理解できる。ネット上ではこんな見方が支配的だった。「高校生が何も罪に問われないのはおかしい」という声まで上がり始めた。

 「巡査長支持」が大半、メールや電話600件

 各紙の当時の報道などでは、状況は次のようだった。相鉄いずみ野線の上り電車内で9月4日午後11時前、男子高校生(16)が、回転式拳銃の形をしたライター(全長36センチ)を乗客の方に向けるなどしていた。悪ふざけしていたらしい。たまたま、同僚と酒を飲んで帰宅途中だった神奈川県警大和署の小磯慶洋巡査長(33)が現場を目撃した。

 高校生が横浜市旭区の鶴ヶ峰駅で降りたあと、改札を出て階段下付近で「あんなものでいたずらしてはだめだ」などとライターを取り上げて口論となった。その際、小磯巡査長は、この高校生の顔を数回、平手打ちにし、顔面打撲のけがをさせた。

 小磯巡査長は、騒ぎを知って駆けつけた警察官に傷害の現行犯で逮捕された。小磯巡査長は、9月5日朝、処分保留で釈放されたが、県警では書類送検する方針だという。

 けがをさせたとはいえ、悪ふざけを注意した行動だったため、神奈川県警にはその後、巡査長支持などの声が相次いだ。同県警広報県民課によると、9月6日昼過ぎまでに、メールや電話などで600件ものこうした声が寄せられたという。大半が、「逮捕は大げさ」「あまり厳しく処分するな」といった同情的な意見だった。

 「高校生を注意し平手打ちした警察官の行動、理解できる?」との質問に約13万票もの回答が寄せられ、「理解できる」と答えたのは、そのうち98%と圧倒的。「理解できない」「わからない」と答えたのは、それぞれ2000、1000票ほどに過ぎない。

 「理解できる」とした人の回答のうち、多かったのが高校生をヤリ玉に上げる声だ。「この高2の方は無罪放免ですか。はぁー?どうしてだよ、迷惑行為をしていたでしょうが」「警察はこの高校生に対しても処罰しなければ、なにが正義であるか見失いかねない」など。

 この点に関して、広報県民課の報道係は「現時点では、法令違反の部分は出ていません。事実関係を確認しようと、関係者に事情を聞いています。高校生を罪に問えないとは言えませんが、まだ分からない」とだけ話した。

 刑法に詳しい日大大学院法務研究科の板倉宏教授は、「もし高校生が拳銃型ライターを乗客に向け、『席を譲れ』などと命令調で言っていれば、脅迫罪か強要罪になります。乗客に向かって発砲する格好をしていただけなら、そうですね。公共の場所で多数の人に対して、著しく粗野で乱暴な行動で迷惑をかけたとすれば、軽犯罪法1条13項の違反となります。神奈川県の迷惑防止条例に引っかかるかもしれませんね。少年の問題行為なら、非行として補導の対象になります」。

 小磯巡査長は調べに対し「大変申し訳ないことをした」と話しているという。

 ※ 反応の悪かった安倍総理。反応の良すぎるネット世論。
   何れの世も、中庸の徳とは難しい。

珍騒動、二題 (タイ)

 ○ 珍騒動、二題 (タイ)

 ◇ チェンマイの男子大学生、立小便中にまさかの感電死(8月27日)

 8月23日午前5時ごろ、チェンマイ市内の公衆電話横で男子大学生が感電死するという事故が起きた。死亡したのは、ラチャパット大学チェンマイ校に通うパリンヤ君(23)。ジーンズだけを身につけ上半身は裸、そして、裸足のままで倒れていた。所持金は85バーツで、質屋に預けている携帯電話の引換証が財布に入っていた。

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 発見時、身体は感電中で痙攣していたため、駆けつけた警官は触ることもできず、タイ発電公社に連絡して、周辺の電気を一時止めてもらい、ようやく現場から動かすことができた。

 警察の推測によれば、深夜知り合いに電話をしようとしたが、携帯電話は質入しているため、泥酔状態で裸足のまま、友人にバイクを借りて公衆電話ボックスまでやってきた。そして通話中、急に尿意を催したため、受話器を握ったまま電話ボックスの外に出て、鉄条網めがけて立小便に及んだ。ところが運悪く、この鉄条網にぶら下がっていた電線が接触しており、そこから漏電していた。そのため、尿が鉄条網と大学生との伝導体となり、感電したもよう。

 チャンマイ市民によれば、ここ以外でも電線がぶら下がっており、漏電の危険性のある場所があちこちにあるため、地元の新聞社に訴えていたとのことだが、ついに悲しい犠牲者が出ることになってしまった。


 ◇ 不良夫、浮気がバレて妻に性器を切断される (9月4日)

 9月1日、バンコク都内トンロー地区のカミリアン病院から性器を切断された男性患者が集中治療室で手当てを受けているとの通報がトンロー署に入った。この男性は都内パタナカン通りソイ22のサティット・アパートに住むプルンさん(34)。カッターナイフで陰茎を根元から切断されたほか、陰嚢もすっかり切り取られていた。ただ、発見時、泥酔状態であったことから、意識もうろうとした状態で近所の者に病院に担ぎ込まれている。

 プルンさんは、妻のタイさん、そして10歳になる女の子と暮らしていたが、定職がなく、妻の収入に頼り、自分は子供の面倒を見ていた。ところが、ある時、タイさんは、アパートの住民の密告で、失業中の夫が若い女性と付き合っているを知る。そればかりか、タイさんが苦労して稼いだお金をその女性貢いでいることまで発覚。

 このことに激怒したタイは夫を酒に誘い、泥酔するまで飲ませた後、用意していたカッターナイフで性器を切断。その後、逃走した。警察では現在、タイの行方を追っているが、切断された性器はついに発見できず、縫合手術を受けることはできなかった。

 ※ 人間、恩を仇で返しちゃーいけません。プルンさんに少しでも憎めない処があれば、切断された部位を返してくれたでしょうにね。三十年も前の話、山仕事で私の先輩が鉈で指を切り落とした。先輩は急いで山を下りていった。私は切り落とされた指を探して先輩の後を追った。先輩の指は無事に縫合された。このことで、私は長く先輩に感謝されました。きつーい先輩でしたが、憎めない処がありました。
 ◇ 宇宙の超巨大な「空洞」 (2007年9月4日)

 電波の観測から、約10億光年にわたって何もない領域が見つかった。そこには星や銀河は勿論、ガス、そしてダークマター(暗黒物質)さえ存在しない。大きなスケールで見れば、宇宙には泡のように「空洞」が連なっていることが知られているが、今回見つかった「空洞」のサイズはけた違い。

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 ビッグバンからしばらくして放たれた宇宙マイクロ波背景放射には、わずかな温度の「ゆらぎ」がある(右)。それが巨大ボイドを通過すると(中)、「コールドスポット」が観測される(左)。
宇宙にはほとんど物質が存在しない「ボイド(空洞)」が存在し、膜のように分布する銀河団とともに、泡が積み重なったかのような「大規模構造」をなしていることはよく知られている。ビッグバンで誕生して間もない宇宙には、場所によってわずかなゆらぎ(温度差)があり、それが大規模構造へ発達していったと考えられている。

 典型的なボイドは1億光年スケールの大きさがあるが、今回見つかった巨大ボイドの大きさは1桁違う。これほど大きなボイドは、これまで見つかったことがないのはもちろん、ビッグバンから大規模構造が形成されるまでの過程をシミュレーションしても再現できないという。直径は10億光年弱で、地球から60〜100億光年の距離にある。2004年にNASAのマイクロ波観測衛星WMAPがエリダヌス座付近の宇宙背景放射を撮影したときに確認された。

 宇宙背景放射には「ゆらぎ」と呼ばれる、方向によるわずかな温度差があるが(波長の違いとして観測される)、エリダヌス座には目立って温度が低い領域があった。「コールドスポット(冷たい場所)」と名付けられたこの領域の異常は、果たして宇宙初期のゆらぎなのか、途中で何者かの影響を受けた結果なのかは、謎とされていた。

 議論を大きく前進させたのは、米国国立電波天文台(NRAO)の超大型電波干渉計(VLA)による観測だった。VLAは広い範囲の空について、銀河が発する電波を撮影していたのだが、「コールドスポット」と同じ領域に銀河が存在しないことを突きとめた。「何もない」ことが通過する背景放射に影響を与えるのはなぜだろう。その原因となっているのは、「ダークエネルギー」である。

 宇宙には「観測できる物質とエネルギー」のほかに、決して観測できない「ダークマター(暗黒物質)」や「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」が存在する。とくにダークエネルギーは重力とは逆の反発作用、「斥力」として機能していて、それが宇宙の膨張を加速させているらしい。そんなダークエネルギーの中を通過した背景放射は、温度がわずかに高く観測される。しかし、巨大ボイドにはダークマターやダークエネルギーさえも存在しないため、その分だけ背景放射が冷たく観測されるという。

 ◇ 宇宙背景放射とは

 宇宙が高温・高密度状態で誕生して膨張しながら現在の姿になったとする「ビッグバン論」を提唱した米国の理論物理学者ジョージ・ガモフ(1904〜1968)は「宇宙背景放射」を予言した。

 ビッグバンの後しばらくの間は電子と光子が衝突し合って光が直進できない時代があったと考えられている。ガモフは、宇宙誕生から38万年たったころには宇宙が冷えてきて、素粒子から水素原子がつくられて光が直進できるようになると考えた。この時期を「宇宙の晴れ上がり」と呼び、そのころの光を観測できるはずだとした。

 1964年、背景放射は天の川銀河外のあらゆる方向からやってくる電波(マイクロ波)として発見された。宇宙が膨張しているため、ガモフが予言した光の波長は赤方偏移で大きく引き伸ばされ、マイクロ波となって観測されたのだった。

 ※ 宇宙は決して均一ではない。にも拘らず、こんなスケールで均一な空洞が存在するほど宇宙は広大だということか。あるいは、何者かが10億光年の空間の全質量を根こそぎ奪い取ったのだろうか。はたして、何を創るために?

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