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平成26年8月13日(水)昨日:エボラ出血熱の死者が1000人超える=WHO。
8月11日、世界保健機関(WHO)は、西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱による死者数が1013人に達したと発表した。8月9日までの3日間で新たに52人が死亡したとしている。52人の内訳は、リベリアが29人、シエラレオネ17人、ギニア6人。感染者数は1848人となった。
エボラ出血熱は、感染者に接触したり、感染者の体液に直接触れたりして感染する。エボラウイルスは感染者の汗や血液、排泄物、吐瀉物を介しても広がるため、適切な医療施設以外での封じ込めは困難だ。エボラ出血熱の治療法は今のところなく、合併症の治療に効く可能性のある静脈内輸液や抗生物質といった対症療法しかない。ウイルスの感染拡大を止めるワクチンは存在しない。流行を防ぐ唯一の方法は、感染者を特定し、隔離することだ。
だが、医療従事者への信頼がなければ、感染者は病院にやって来ないだろう。現在エボラ出血熱が流行しているアフリカ諸国では、患者は地元の医療制度を信頼していない。それには相応の理由がある。クリニックや病院は職員が不足しており、医薬品や治療設備も不十分だからだ。困難な労働条件下では医療従事者の士気も低い。そうした状況にあるため、人々は伝統的治療法に頼っている。伝統療法はウイルスを退治することはできないかもしれないが、現代医療が見落としがちな気遣いと共感を与えてくれる。エボラ出血熱の流行に見舞われた地域社会は、外国人医師も信頼していない。場合によっては、彼らが病気を持ち込んだとも考えられている。
感染の結末が過酷であることも、医療従事者への信頼醸成を妨げている。患者が病院に運ばれてくるときは末期症状であることも多く、その場合の死亡率は90%にも上るため、入院すると遺体となって帰ってくることの方が多いからだ。患者の家族は感染拡大を防ぐため、看病や伝統的埋葬をしないよう言われているが、医療機関への信頼の欠如は結果として、地域社会が感染を隠すことにつながっている。「国境なき医師団」や赤十字の関係者が支援に訪れても、彼らの活動に懐疑的な現地の人たちから脅迫されたり攻撃を受けたりしている。
言うまでもなく、人々が信頼していないのは医療制度だけではない。エボラ出血熱が流行している国々は政情不安や内戦に苦しみ、国民は役人のことも信頼していない。それが混乱に拍車をかけている。問題は、どうやって信頼を築くかだ。エイズウイルス(HIV)や結核のような他の感染症への取り組みは、感染地域からの声が重要な役割を果たすことを教えてくれた。公衆衛生当局者は、回復した患者や家族に協力してもらい、自分たちの経験ついて語ってもらう必要がある。宗教指導者や伝統的な治療家にも協力を仰ぎ、エボラ出血熱の知識を広めることも大切だ。信頼できる声が届かなければ、エボラ出血熱の流行は拡大し続けるだろう。感染を食い止めるには患者の隔離が必要となる。しかし、外国人の救援者がウイルスを拡散させていると思い込み、家族から離されてベッドで孤独に死ぬのだと信じているなら、誰も隔離には応じないだろう。(ロイター・コラムニスト)
8月13日は、只今作成中 - - - です。
◇ 今日の誕生花・ミソハギ(ミソハギ科)
花言葉は、「切ないほどの愛」。
迎火の消えて人来るけはひ哉 子規
祖を守り俳諧を守り守武忌 虚子
※ 荒木田守武(陰暦8月8日没、戦国時代の連歌師)
沼渡る風溝萩にとどきけり 稲畑汀子
流すべき流灯われの胸照らす 寺山修司
燈籠にしばらくのこる匂ひかな 大野林火
幼子のどうして責めや苧殻焚く 岡山県玉野市 立石はるか
新盆の父母の精霊迎えんと 沼地に咲けるミソハギ摘めり 鳥海昭子
※ みそ萩:盆花の別名のあるミソハギ。「禊ぎ萩」から転じたとも言われ、精霊花(ショウリョウバナ)の名もある。施餓鬼会で洒水をする時に、みそ萩を用いることも多い。
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