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平成27年9月19日(金)昨日:都内で安倍首相が葛飾区立葛美中学校を視察―夜間教室。 安倍晋三首相は18日夜、東京都葛飾区の区立葛美中学校を訪れ、家庭の事情で夜の自宅学習が困難な子どものための「夜間補充教室」を視察した。首相は視察後、記者団に「5年間でこうした学習支援を5000校に、(支援要員の)スクールソーシャルワーカーを1万人に増やしたい」と表明した。 文部科学省によると、全国約1万の公立中学のうち、少なくとも約700校が同様の教室を設けている。 首相は、生徒20人が静かに自習する教室に入り、「何の教科をやっているの」などと質問。生徒たちの説明に、「(夜間教室が)役に立つんだね」とうなずいていた。報道陣がいる中でも勉強に専念する生徒の様子には「集中力が持続してすごい」と感心しきりだった。 ※ 「増やしたい」とか感心するとかは、誰でも言える、誰でもできる。政治の貧困の皺寄せが、目の前の現実として厳然としてあるにも関わらず、まるで傍観者のような「感想」でしかない。わが国でも、今後ますます貧富の格差が広がってゆく。そして、貧困は連鎖して抜けがたくなる。ひいては、わが国の基礎体力が萎えてゆく。 2060年には、日本の人口が8,700万人に落ち込むと予想されている。現在、1億2,700万人とされるので、実に4,000万人の国内市場の喪失となる。日本は今まさに、かつての「英国病」に陥っているのだ。この病に特効薬はない。ひたすら空念仏ではない、脚実地を踏む永続的な経済戦略が求められる。 ◇ スコットランド独立投票 「運命の日」投票所から聞かれた“複雑な思い” 英国は分裂するのか。北部のスコットランドは18日、英国の運命を決める住民投票の日を迎えた。質問はたった一つ。「スコットランドは独立すべきか」だ。投票を終えた人々からは、見通せない将来への不安や惧れ、希望など複雑な思いが聞かれた。 「私は英国人であると同時にスコットランド人。どちらも失いたくない。こんな投票は間違っている」 灰色の雲が垂れ込めるスコットランドの中心都市エディンバラのコミュニティーセンターにできた投票所。投票を終えた女性をつかまえて尋ねると、突然泣き出しそうな顔で、こう言った。彼女は悩んだ末、「ノー(残留)」に投票したという。 「ロンドンの政治にはうんざりさ。きょうからスコットランドの新しい歴史が始まる」。ある若い男性は興奮気味に語った。夜は市内のパブで友人たちと一足早い「独立祝賀パーティー」を開くと陽気に話していた。手には、青地に白い斜め十字が入ったスコットランド旗が握られていた。 「どちらにせよ、俺たちの勝ちだ。最大限の自治を勝ち取ったんだから」。「イエス(独立)」に一票を投じたという隣にいた男性もうれしそうに話した。 だが、「ナショナリストは怖い。彼らの約束は嘘だらけさ」「一つの家族を引き裂いてはいけない。このまま独立したら禍根を残すだけ」といった声も。「残留だ」と小声で話し、足早に立ち去る人もいた。 「僕はナショナリストじゃない。でも、ロンドンの『上から目線』には我慢ならない」。こう話した男性は、ナショナリストたちが推進する「独立」を選んだ。 2年前に準備が始まった住民投票は、人口500万ほどのスコットランドの世論を二分してきた。 「どんな結果に終わろうと、北欧のような高福祉国家を建設するという夢は決して消えることはない。独立への動きを止めることはもはやできないだろう」 独立を支持する男性は、落ち着いた様子でこう語った。 本日9月19日、スコットランド独立否決が確実となり、英首相「勝利宣言」。 18日に行われた英国北部のスコットランドの独立を問う住民投票は独立に反対する票が過半数となり、独立否決が確実になった。BBCなど英主要メディアが19日未明(日本時間同日午後)、報じた。スコットランドの独立は回避され英国(連合王国)の一部として残留する見通しとなった。 キャメロン首相は19日、スコットランド独立の反対運動を担ってきた人々を祝福し、事実上の勝利宣言をした。独立賛成派の幹部は敗北を認める宣言をした。 住民投票の登録有権者は約430万人。BBCによると32地区のうち最大都市グラスゴーなど29地区で開票を終えた時点で独立反対は173万7464票(55.4%)、賛成は139万8540票(44.6%)。投票率は多くの地区で80%を超えるなど異例の高さを示し、関心の大きさを裏づけた。 世論調査では当初、反対派が賛成派を大きく上回っていたが、8月中旬から賛成派の支持が急伸し、大接戦となった。賛成派は市民ボランティアによる戸別訪問や集会など徹底した草の根の活動を展開した。 しかし実際の投票では、独立に伴う経済への影響などの懸念から「反対」に票を投じる市民が多かったようだ。スコットランドに拠点を置く銀行大手が、独立した場合は本店登録をスコットランド外に移すと表明するなど、雇用への悪影響が懸念されたとみられる。18日に調査機関ユーガブが投票後の有権者約2600人に実施した調査でも、独立反対派が54%と優勢で、賛成派の46%を上回っていた。 反対派は戸別訪問や大規模な集会を実施。終盤戦ではキャメロン英首相ら与野党党首、ブラウン前首相も相次ぎ現地入りし、「英国に残れば、権限移譲をより進める」と引き留めを訴えた。 独立運動を率いるスコットランド行政府のサモンド首相は、独立後は英ポンドを使用し、欧州連合(EU)に加盟すると主張した。これに対して、英政府は独立すれば、英ポンドの使用は認めないとした。 仮に独立賛成派が過半数を取得すれば、英ポンドが急落するなど金融市場や経済が混乱する恐れがあった。英国の国際的な地位低下は避けられないとの指摘もあった。 ※ 独立を問う選挙が行われたこと自体が、スコットランドにとり大きな福音となった。 イングランドは今回の一連の流れを深く肝に銘じ、公正な国づくりに邁進すべきだ。 ◇ 韓国の“経団連”が対日劣勢の「不都合な真実」を列挙 朴政権への苛立ち 「日本と韓国の経済規模や競争力の格差はいまだ4倍」「日本の科学分野のノーベル賞受賞者は16人で韓国はゼロ」…。日韓経済の圧倒的な実力差を示したリポートが波紋を広げている。驚きなのは、これを発表したのが韓国を代表する経済団体だということだ。まるで「敗北宣言」のようなリポートの背景には、日本経済がアベノミクスで急回復したのに対し、韓国経済が朴槿恵(パク・クネ)政権の反日路線や不十分な経済政策で弱体化したことへの苛立ちがうかがえる。 話題のリポートを公表したのは、韓国の全国経済人連合会(全経連)。日本の経団連にあたる経済団体だ。 18日に公表されたリポートをみると、冒頭では「国交正常化以来、日韓の経済格差は着実に縮まっている」「今年に入って韓国の半導体生産額は日本を抜いて世界2位」など、日本に対して韓国が優位な点を強調している。パナソニックとサムスン電子、トヨタ自動車と現代自動車など両国の製造業を代表する企業を比較して「韓国は前を行くか、大きな違いはないかだ」と、いつもの調子だ。 だが、威勢がいいのはこのへんまでで、先を読み進めるとすっかり意気消沈ムードとなる。 世界輸出市場の占有率1位の品目は韓国の64に対して日本は231もあるなど、「日韓両国のグローバル企業の競争力を比較すると、3〜4倍程度の格差がある」と負けを認める。全体的な経済規模でも、国内総生産(GDP)で日本は韓国の約4倍で外国為替取引の規模は8倍近い。海外直接投資額は約3・7倍、政府開発援助(ODA)の規模も約6・7倍と大差が付いていることを明らかにした。 リポート後半は「製造業よりも科学技術と研究開発(R&D)のギャップが大きい」と続く。科学分野のノーベル賞受賞者数は日本が16人で韓国はゼロ、という数字のほか、研究開発費が1兆ウォン(約1000億円)を超える韓国企業がサムスンとLG電子、現代自動車の3社で、日本企業はトヨタ、ホンダなど29社もあること、「世界100大革新企業」も韓国企業は3社で、日本は28社 … など、韓国にとって「不都合な事実」を列挙した。 事実とはいえ、韓国の人にとってこうしたデータを見せられるショックは小さくないはずだが、全経連があえてこのリポートを公表した意図はどこにあるのか。 「韓国の経済界が日本との関係悪化に強い危機感を持っている証拠だ」とみるのは、『韓国経済崖っぷち』(アイバス出版)の著書がある週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏。 「日本企業の視線は中国や韓国を飛び越えてASEAN(東南アジア諸国連合)に向きつつある。韓国経済が悪化するなか、日本との関係を改善しないと生きてゆけないことを知らせようとしている」と分析する。 韓国の今年4〜6月期GDPは0.6%増と低調で、自動車や造船など主要産業でも減益や赤字企業が続出。今月に入ってスマートフォン製造大手のパンテックが経営破綻するなど厳しい状況が続いている。 朴政権の政策に対する財界の不信感もうかがえる。リポートの末尾で全経連幹部は「日本の企業がグローバル競争力を回復しており、造船など主力産業でも韓国を追い越した。日本と競合するには、企業が競争力強化のために努力して、政府も起業しやすい環境整備に専念する必要がある」とコメント。アベノミクスの成功を強調することで、暗に朴政権の取り組み不足を批判しているようにも読める。 全経連は「日韓格差リポート」を公表した翌日の19日、朴政権の新たな経済政策についての専門家のアンケート結果をまとめたリポートを公表。政策の方向性を評価する声が多かったとした一方、「専門家の多くは日本の長期不況を踏襲する恐れがある深刻な状況と認識している」とクギを刺している。前出の勝又氏は、朴政権の「親中反日」外交が韓国経済に悪影響を与えている状況が問題の根本にあるとみる。 「韓国は経済でも中国依存を強めてきたが、このところ韓国から中国への輸出は伸び悩み、スマホなど製造業でも中国メーカーが韓国を猛追している。韓国経済界は、これ以上中国に身を寄せることは危険だと考えリポートを通じて朴外交を暗に批判し、日韓関係を元に戻そうと布石を打っている」。 朴政権には財界の悲鳴が耳に入っているのか。 ◇ 今日の誕生花・オミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属) 花言葉は、「はかない恋」「親切」。 糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな 子規 ※ 明治35年9月18日午後1時頃の句。絶筆三句を遺す。他に … 痰一斗糸瓜の水も間にあはず をととひのへちまの水も取らざりき(合掌) 子規逝くや十七日の月明に 虚子 ※ 詞書に「明治35年9月19日未明子規没す」とある。享年36の子規、この時、 虚子は28歳だった。碧梧桐に報せるため子規宅を出た虚子、そこには、旧暦八月 十七日の月があかあかと道を照らしていた。ふと、溜息の如く一句なれり … 。 供へある柿の大きな子規忌かな 深見けん二 天涯に風吹いてをりをみなへし 有馬朗人 儚くて深い思いの女郎花 花の黄色の揺れ止まぬなり 鳥海昭子 ※ 別名にオミナメシ(女飯)。黄色い花が粟粒に見え、「女の飯」であるという説。同じオミナエシ属にオトコエシ(男郎花)あり。こちらは白い花をつけ「男の飯」だとか。性差別に根ざした不埒なるネーミング? オミナエシの生薬名を敗醤(はいしょう)と言う。根の匂いが腐った醤油を思わせるところから。 オトコエシの根を乾燥させ煎じると解毒効果あり。 秋の七草:藤袴、葛・萩・尾花、女郎花、桔梗・撫子、これぞ七草。 (ふ・く・は・お・お・き・な〔福は大きな〕、と覚えましょう。) ◇ 秋の七草は山上憶良が詠んだ二首の歌が由来とされる(二首目は旋頭歌) 秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七種の花(万葉集) 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(ヲミナヘシ)また藤袴 朝貌の花 女郎花しほるゝ野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ(源氏夕霧之巻) 露の世にひと夜ばかりの宿を借り 朝を迎ふる遑あらばや(朝靄々廼巻) |

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(1982年)


