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平成25年12月10日(火)昨日:入社2ヶ月後自殺、女性の両親がワタミを提訴 。 居酒屋チェーンを経営する「ワタミフードサービス」の正社員だった女性(当時26)が入社2ヶ月後に自殺したのは、会社側が安全配慮義務を怠ったためとして、女性の両親が9日、同社や親会社の「ワタミ」、ワタミ元社長の渡辺美樹参院議員らに損害賠償約1億5千万円を求め東京地裁に提訴した。 訴状によると、女性は2008年4月に入社し、神奈川県内の店舗に配属。休日もほとんど取れず、連日、午後から深夜や早朝にかけての長時間勤務を強いられ、同年6月に自殺したという。残業は月140時間以上に上り、過重労働が原因で適応障害を発病したとして労災認定された。 ワタミは「訴状内容を確認の上、誠実に対応してまいります」とコメント。渡辺氏は交流サイト「フェイスブック」の自身のページで「司法の結論が出た時点で、私なりに誠心誠意の対応を致すことを約束します」とした。 ※ 「誠心誠意の対応」とは、司法の判断と何ら関わりのないものだ。善人面 1952年(昭和27年)12月10日、壺井栄の『二十四の瞳』が刊行 されました。 ◇ 『二十四の瞳』 第二次世界大戦の終結から7年後に発表された小説で、壺井栄は自身が戦時中を生きた者として、この戦争が一般庶民にもたらした数多くの苦難と悲劇とを描いた。 映画『二十四の瞳』 高峰秀子 梗概:昭和3年、普通選挙が実施される一方で治安維持法の罰則が厳しくなった年に、「女学校の師範科」を卒業したばかりの正教員の大石久子(通称=おなご先生)は、島の岬の分教場に赴任する。そこに入学した一年生12人(男子5人、女子7人)の児童の、それぞれの個性にかがやく二十四の瞳を前に、この瞳をどうして濁してよいものかとの感慨を持つ。 若く朗らかな大石先生に子供たちはすぐになつき、信望を集めた。しかし颯爽と自転車に乗り洋服姿で登校するおなご先生は「ハイカラ」であることを理由に、保守的な村の大人達から敬遠される。些細な誤解から面罵され、思わず涙する事も … 。しかし、いつでも子供たちはおなご先生の味方であり、支えでもあった。 そんな折、大石先生は年度途中で子供たちの作った落とし穴に落ちて、アキレス腱を断裂。分教場への通勤ができなくなってしまう。大石先生が不在の中、「おなご先生」を一途に慕う子供たちの姿を目の当たりにした村の大人達の態度も軟化する。大石先生が子供たちにとって、かけがえのない存在であることを理解してゆく。やがて怪我が完治した大石先生は本校へ転任する事となり、村の皆に見送られ再会を約束して分教場を去った。 映画『二十四の瞳』 かつての教え子が戦地に赴く … 1932年(昭和7年)、5年生になった子供たちは本校に通うようになり、新婚の大石先生と再会する。しかし昭和恐慌や東北飢饉、満州事変・第一次上海事変と続く戦争の暗い影は、大石先生を始めつつましく暮らす生徒達のそれぞれの暮らしにも忍び寄る。 1934年(昭和9年)春、戦時教育に憂いを持った大石先生は教え子たちの卒業とともに教職を辞する。12人の生徒たちはそれぞれの運命を歩む。彼らの行く末を案じ、戦地へ赴く教え子には「名誉の戦死などするな、必ず生きて帰れ」と、声を潜めて伝える大石先生だった。 1946年(昭和21年)、船乗りの夫を戦争で、相次いで母親も末娘も亡くした大石先生はふたたび教壇に復帰する。幼い児童たちの中にはかつての12人の児童たちの近親者もいる。点呼を取るだけで涙ぐんでしまう大石先生は、その昔「小石先生」とあだ名をつけられたように、この度は「泣きミソ先生」と呼ばれることとなる。教師の道をえらび、母校に勤務しているかつての教え子の呼びかけで、教え子らは大石先生とささやかな会合をもつ。貧しさから波乱の人生を余儀なくされた者、家が没落し消息を絶った者、誰にも看取られる事なく病死した者、遠い海の向こうで戦死し二度と帰ってこない者、戦場で負傷し失明した者。時代の傷を背負って大人になった彼らは、大石先生を囲んで小学一年生の、あの日皆で一緒に撮った写真を眺めるのだった。 ※ 戦時下の軍国主義一辺倒の世相では、誰しもが本音を洩らすことが出来なかった。「隣組」という互助組織は、反面では互いを監視し合い、密告しあう組織のようにも思えた。実の親ですら、万歳の歓呼の下に吾が子を戦地に送り出さねばならなかった。さもなければ、「非国民」の謗りを免れなかった。 疑心暗鬼で、他人を信じあうことの出来ない社会が現在の私たちにも迫ってきている。そして特定秘密法により、なおさら他人の目を意識する社会になりそうだ。もの言えば唇寒し秋の風 瞼を閉じて耳を塞いで … 、というような閉鎖的風潮が強まるかもしれない。特定秘密法だなんて、イヤな渡世じゃござんせんか。 ◇ 特定秘密法で会見の安倍首相「丁寧に説明すべきだった」(しらじらしい) 安倍晋三首相は9日夕、臨時国会の閉会を受けて首相官邸で記者会見し、特定秘密保護法成立が拙速だとの批判に対し「私自身がもっともっと丁寧に時間をとって説明すべきだったと反省している。今後とも国民の懸念を払拭すべく丁寧に説明していきたい」と語った。ただ、会見は30分間弱で終わり、国民の「知る権利」をどう守るかや秘密指定の恣意性をどう防ぐかなどについての具体的な説明はなかった。 首相は、知る権利を侵害する懸念について「通常の生活が脅かされることは断じてあり得ない。今ある秘密の範囲が広がることはない。報道などで友達から聞いた話をブログで書いたら民間人でも厳罰とか、映画などの自由な創作活動が制限されるということは決してない」と語った。 首相は会見で秘密の指定、解除、保全のルールができたとして「格段に透明性も責任も明確になる」と語った。だが、新設する「保全監視委員会」や「情報保全監察室」といったチェック機関について、官僚が指定する秘密の妥当性を官僚自身がチェックすることで透明性をどう確保できるのか、など具体的な説明はなかった。 ※ 「特定秘密」って、何とも官僚・政治家にとって使い勝手のよろしい法律だ。秘密の範囲についても、各項目に「その他」が含まれており、事実上のオールマイティー、どんな局面でも伝家の宝刀が振るえる重宝なものだ。 だが、真のジャーナリストたるの自覚を有する者は、臆することなく正面突破で不当な秘密を暴き、法廷闘争も辞さずの気概が欲しいものだ。 ◇ 今日の誕生花・フユサンゴ(ナス科)冬珊瑚 別名:玉珊瑚・龍の珠 花言葉は、「神秘的」。 常緑低木、樹高:50〜100cm、果実は直径1cm強の球形で紅色に熟すが 有毒なり、花期:5月〜12月、原産:ブラジル(明治時代に渡来)。 冬川や菜屑流るる村はづれ 子規 焚火かなし消えむとすれば育てられ 虚子 ※ 虚子六十四歳の句。虚子の小説『落葉降る下にて』で、「凡てのものの滅びて行く姿を見よう」と言うことを繰り返し述べている。 消えてしまえば、もはや焚き火でなくなる。俳句を詠まなくなれば、もはや俳人ではなくなる。一つの名で呼ばれ続けるということは、なんと労多くして哀しいことか。しかし、そうではあっても、やはり燃え続けねばならぬ浮世の生業なのだ。だが時として、すんなりと消え去ってしまいたい心地もする齢なのだ。 埋み火や還暦過ぎしこの身には。 駆けて来て父よりも子の白き息 桜井博道(これもひとつの加齢現象) 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ 能村登四郎 冬珊瑚究極の赤こぼしけり 小枝秀穂女 さりげなく今年も此処にフユサンゴ 赤くつぶらな実を光らせる 鳥海昭子 |

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