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平成24年3月3日(土)昨日:日本アカデミー賞、『八日目の蝉』10冠に輝く。 第35回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京都内のホテルで開かれ、『八日目の蝉』が、最優秀作品賞、同監督賞のほか、井上真央さんが同主演女優賞、永作博美さんが同助演女優賞に選ばれ、計10部門で最優秀賞に輝いた。 成島出監督は「こんな『九日目』が迎えられるとは … 。夢を見ているみたいです」と喜びを語った。また、同主演男優賞は「大鹿村騒動記」の公開直後に死去した原田芳雄さんが受賞。同アニメーション賞は、スタジオジブリの「コクリコ坂から」が選ばれた。 このほかの主な最優秀賞は次の通り。 助演男優=でんでん(冷たい熱帯魚)、脚本=奥寺佐渡子(八日目の蝉)、外国作品=「英国王のスピーチ」。 ※ 角田光代に「原作賞」をあげて欲しい。タイトル名が実によく効いている。 3月3日は、星野立子の命日 です。 ◇ 星野立子(1903年〜1984年) 高浜虚子の次女 俳人 虚子の親族では最も評価の高い俳人。女流では中村汀女、橋本多佳子、三橋鷹女とともに4Tと称された。 東京府麹町区富士見町に生まれ、7歳のとき鎌倉に移る。東京女子大学高等学部卒業。1925年に星野天知の息子・星野吉人と結婚。 『ホトトギス』発行所および文化学院に就職。1926年より父の薦めで作句をはじめる。1930年、父の後ろ盾を得て、初の女性による主宰誌『玉藻』を創刊。句集に『立子句集』(1937年)『鎌倉』(1940年)『実生』(1957年)『春雷』(1972年)などがある。 虚子は、子女の中で句作を「私の方から勧めたのは、星野立子一人である」と言う。虚子は、『立子句集』の序文で、「自然の姿をやはらかい心持で受け取ったまゝに諷詠するといふことは立子の句に接してはじめて之ある哉といふ感じがした。写生といふ道をたどつて来た私はさらに写生の道を立子の句から教はつたと感じる」と激賞。 1935年ころからは、それまでの「明るい鏡に写しとつたやうな景色を写生した句」が「作者の感情に動くままに景色を描くといつた句になつて来た」(「玉藻」1925年11月号)と評している。 しんしんと寒さがたのし歩みゆく ままごとの飯もおさいも土筆かな 雛飾りつつふと命惜しきかな 囀をこぼさじと抱く大樹かな 朴の葉の落ちをり朴の木はいづこ 大佛の冬日は山に移りけり 立子は、虚子の唱える「客観写生」「花鳥諷詠」の忠実な実践者だった。口語的な発想の伸びやかな作風であり、虚子の持っていた即興詩的な側面をよく受け継ぎ、しかも出藍の誉れ高し。 ※ 鎌倉を驚かしたる余寒あり 虚子 父がつけしわが名立子や月と仰ぐ 立子 ※ 平成24年3月4日(日)虚子立子記念館を訪ねるも休館!日曜休館なんて … ◇ 下鴨神社で流し雛 災い、清水で払う 桃の節句の3日、ひな祭りの原型とされる「京の流しびな」が京都市左京区の下鴨神社で行われました。暖かな日差しの下、平安装束に身を包んだ男女が、境内の小川に紙の人形を浮かべて流しました。 流しびなは、災いやけがれを払うため、身代わりの人形を川や海に流し、子どもの健やかな成長を願う行事。節句行事への関心を高めてもらおうと、京人形商工業協同組合が毎年催しています。 梅の蕾がほころび始めた境内には、早朝から大勢の観光客らが詰めかけた。昨年結婚した橋本昌幸さん(27)=中京区=、奈々子さん(28)夫妻がそれぞれ衣冠束帯、十二単姿で、藁で編んだ直径20センチほどの小舟に乗せた人形を水面に置くと、藁の舟は静かに流れてゆきました。 ※ 人の世の流すに流せぬ哀しみは こころの中の淀みとならむ ◇ 対イラン攻撃「はったりではない」 米大統領が警告 オバマ米大統領が、核開発疑惑がくすぶるイランに対する軍事攻撃について「はったりではない」と警告した。武力行使に傾くとされるイスラエルとの結束を示し、イランを牽制することを狙ったとみられる。 2日掲載のアトランティック誌の単独インタビューで語った。オバマ氏は、イランの核開発阻止に向けてあらゆる選択肢を排除しないとの考えについて、「米国は、イランの核兵器保有を許容しないと本気で言っていると言うことだ」と強調。イスラエルについても「敵意がある国から国民を守る責任がある」と理解を示した。オバマ氏は、5日にイスラエルのネタニヤフ首相とワシントンで会談する。 ※ 核開発を根拠に米軍のイラン攻撃が正当化できるのであれば、イランも米国を攻撃できることになる。その場合、「テロ」とは言えない筈だ。日本のような非核三原則の国なれば、大威張りで米国を攻撃しようではないか。 とどのつまり、世界秩序を支えているのは決して正義などではなく、武力なのだと言う冷徹な現実が透けて見えてくるのだ。 ◇ 今日の誕生花・モモ(バラ科) 花言葉は、「気立てのよさ」。 匂ふとも見えずゆかしや桃の花 樗良(ちょら) 草の戸も住替る代ぞひな(鄙)の家 松尾芭蕉 紙雛や恋したさうな顔ばかり 子規 白酒の紐の如くにつがれけり 虚子 野に出れば人みなやさし桃の花 高野素十(すじゅう) (『ホトトギス』の4S:高野素十・山口誓子・阿波野青畝・水原秋桜子) 雪国のひなのまつりに届きたる 桃の花束凍りていたり 鳥海昭子 ◇ みよしのの里にも桃の節句かな / 梅室(江戸後期の俳人、1769〜1852) 雛の日に無粋な父のみまかれり(2002.3.3) 雛の日にみまかりし父はや六年 供へまつらむ桃のひと枝(2008.3.3) 吾が身には縁もなかりし雛まつり 考を偲ばむ日とはなりつる(2010.3.3) ※ 考(ちち):亡くなった父、妣<はは>:亡くなった母。 父の忌に叔母の供養もかさなりて 悲しみふかくなりゆく齢(2012.3.3) ※ 卑弥呼の時代には、桃の果実は祭祀での重要な供物で不死をもたらす。 |

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