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平成25年5月13日(月)昨今:もう200勝投手は現れない? 2000本と200勝。
昨シーズンは3人が到達し、今シーズンもアレックス・ラミレス、中村紀洋(ともに横浜DeNA)、谷繁元信(中日)の3選手が達成した2000本安打。打者の勲章といわれるこの記録は、毎年のように達成者が出ていて、この先も候補者は少なくない。例えば、日米通算ながら井口資仁(ロッテ)は残り63本に迫り、谷佳知(巨人)も100本を切っている。さらに福浦和也(マリーンズ)、和田一浩、井端弘和(ともに中日)も残り300本を切り、早ければ来年にも達成されるかもしれない。 それに対して投手の勲章といわれる200勝は、2008年にドラゴンズの山本昌が達成して以降、現れていない。現在、200勝に近いのは以下の投手になる。(阿部珠樹)
西口文也(西武/40歳)…182勝
石井一久(西武/39歳)…182勝
黒田博樹(ヤンキース/38歳)…164勝
三浦大輔(横浜DeNA/39歳)…154勝
杉内俊哉(巨人/32歳)…118勝
石川雅規(ヤクルト/33歳)…117勝
上原浩治(レッドソックス/38歳)…117勝
現在、数字的に見れば、最も近いのが残り18勝のライオンズの西口と石井だが、ローテーションどころか一軍メンバーからも外れている現状ではなかなか簡単ではない。 また、コンスタントに結果を残す投手が減っていて、勝ち星を積み重ねることがいかに困難かがわかる。現役投手の中で、5年連続2ケタ勝利を挙げたのは、西口文也(西武/96〜00年)、石川雅規(ヤクルト/02〜06年)、井川慶(現オリックス/02〜06年)、和田毅(現オリオールズ/03〜07年)、ダルビッシュ有(現レンジャーズ/06〜13年)、涌井秀章(西武/06〜10年)、吉見一起(中日/08〜12年)、館山昌平(ヤクルト/08〜12年)の8人だけ。その中で、3年連続15勝以上マークしたのはダルビッシュただひとりしかいない。
では、200勝投手が減っている理由はどこにあるのか。昨年までファイターズの投手コーチだった吉井理人氏に聞いてみた。「先発投手は中6日のローテーションが普通になり、昔に比べて登板回数が減ってきています。いま、シーズン30試合に先発する投手はほとんどいません。エース級の投手でも25試合ぐらい。それに分業制が進んで、先発が早い回で交代するケースも増えました。例えば、0−2で負けていて、3点目を取られた時点で交代という場面をよく見ます。3点差なら、それほど大差といえないと思うのですが。いずれにしても、早い回に交代させらえると、なかなか先発に白星がつくのは難しいですね」。
若い投手たちの中で「勝ち星」に対する意識が変化している
昨年、カープの前田健太にシーズンを振り返ってもらった時、防御率(1.53)はトップだったし、勝ち星も14勝(リーグ2位)をマークしたが、いちばん嬉しかったのは200イニングに達したことだと言っていた。 ひと昔前は、2ケタ勝利、20勝を目標に掲げる投手が多かったが、最近は「何勝したい」というコメントを聞くことがほとんどなくなった。ダルビッシュにしても、これまで勝ち星に関する目標を本人の口から聞いたことは一度もない。 それよりも投球回数とか、クオリティスタート(先発して6回を3失点以内に抑えること)といった目標を口にする選手が増えているように思える。
要は、チームの勝利にどれだけ貢献できるかが問題で、自分に勝ちがつくかどうかは問題ではない。そう考える投手が増えてきたとすれば、200勝は大きな目標ではなくなる。そもそも200勝というのは、名球会の入会資格ということで特別視されてきただけで、時代と野球の変化に合わせた、新しい指標が求められているのかもしれない。
※ 200勝に拘り続けた桑田真澄も173勝141敗だった。メジャーでは1敗のみ。
1989年5月13日、ロッテ・村田兆治投手がプロ野球21人目の200勝投手となる。
1989年5月13日、対日本ハム戦(山形県野球場)で通算200勝を達成しました。王手をかけていた4月16日の対近鉄戦(川崎球場)では延長11回を投げ切りながら敗戦投手になったが、その試合を日本テレビが試合終了まで中継した。通常は「笑点」が放送される17:20 〜 17:39の時間帯の視聴率は、その夜の巨人 vs 大洋戦を上回る22.4%(関東地区)を叩きだした。(但し、全体では10.9%)。同年、39歳にして3回目の最優秀防御率のタイトルを獲得。 翌1990年、若林忠志以来史上2人目となる40歳代での二桁勝利(10勝)を記録したが、同年に惜しまれつつ引退した。
◇ 切磋琢磨した好敵手 村田兆治 VS 門田博光 その対決は不滅の金字塔
終生のライバルは門田博光だった。村田兆治は、若い頃から自信を持って投げることができた球は打たれることがなかった。しかし、自身完璧と思ったスライダーを門田にサヨナラ本塁打されたことで、猛烈なショックを受ける。それ以後、門田にはスライダーを1球も使わず、ストレートを磨くようになった。 一方の門田は、ストレートに負けないよう鉄球を打つトレーニングに励んだ。それを伝え聞いた村田は、さらにストレートに磨きをかけるよう鍛錬に鍛錬を重ねたという。
村田兆治の座右の銘:「人生先発完投」
村田兆治の通算成績:215勝 177敗 33セーブ
先発完投にこだわった武骨な野球人生は「昭和生まれの明治男」と呼ばれた。
◇ つける薬のないお方・守道大監督さまの「お言葉」
中日が今季初の3連勝で広島と入れ替わって最下位を脱出「あと27や!」
< 広島 3―5 中日 > (11日・マツダスタジアム)
守道監督のインタビュー:初の3連勝ですが … 「(30連勝まで)あと27や! 減ってきとるでええやん。最下位脱出したの?」 5位浮上です「ヨシッ!荒木がよく打った」「荒木にもああいうヒットが出るようになったからね。でもまだストライクの見逃しが多いわ。でないと本当に上がってこん」 好投の先発ブラッドリーを6回は1人で代えたが … 「5、6回がずっと鬼門のイニング。でも(投手コーチが)6回も行かせる言うから、先頭を出したら代えると言うとった。やっぱり出したからね。」(中継ぎは、果して信頼できてんのかな?) 中田賢が6回を好救援しました … 「岡田の内容がよくなかったんでね。中田は力のあるボールがある。ああいう球がほしいんだ」
7回も中田賢が続投したが … 「(投手コーチが)左を用意しますかと言うたけど、(左打者を)気にしとったら立ち直られへん。自信を持って行けと行かしたんだ」 8回、田島で無死満塁となったが … 「あれは参ったね。リードが3点あるし、いつも受けとる谷繁を行かせたんだけど…。高めに抜けるんじゃなくてボールがお辞儀してた。あんな投球とは思ってもみなかった … 」 ベンチで田島に声を出したが … 「あのボールじゃあかんってね。いくなら真っすぐで押す投球をせんと。腕が振れてる、振れてないの問題じゃない。昨日は抑えている。でも急にああいう風になるのが、なかなか乗れんとこやないの?」 先制打の和田が7回にも広島を突き放す適時打が出ました … 「ランナーを置いて大きいですよ。状態も一時より上がっているし」。
中日、再び最下位転落 … 高木監督「せっかくのいい流れが逃げた」
< 広島 11―6 中日 > (12日・マツダスタジアム)
中日は投手陣が打ち込まれ、連勝が3で止まった。わずか1日で最下位に逆戻りとなり、高木監督は「凡ミスが多すぎる。せっかくのいい流れが逃げた」と不機嫌そのもの。 予告先発されていた山内が背筋痛を訴えて登板を回避。急遽先発した朝倉は3回まで1失点と粘ったが、4回に満塁弾を浴びた。 「チャンスだと思い、一人でも多く投げようと思ったが … 」とうつむいた。6試合連続でマウンドに上がった3番手の田島も乱調で今季5敗目を喫した。「使ってもらえる内に結果を出したい」と、か細い声を絞り出した。 打線は12安打しながらバントミスや4併殺など拙攻が目立った。交流戦前最後の試合で自ら勢いを削ぐ形となってしまった。
「30連勝しそう」と意気込んでいた高木守道監督の夢は、「10分の1」の3連勝で止まった。急遽登板の朝倉が2年ぶりに先発したが、4回5失点。田島、三瀬の救援陣も打たれ、満塁弾2発を含む2ケタ失点。1日であえなく最下位に落ちた。高木監督は、早くも5敗の田島について「自信ないんやない。何とかせなあかんね」と2軍降格を検討。18打席無安打の井端も「本人は出るというけど、休ませた方がいいんやない? あれだけの大選手はどう扱っていいかわからん」と2軍降格やスタメン落ちの検討に入った。
※ これほどに、選手らのモチベーションを削ぐことに長けた監督さんは居られません。いやはや脱帽する他はありません。 前監督の落合さんは、どれほど言いたいことを呑み込んで、選手らにプレッシャーを掛けないように配慮したことか。マスコミに冷淡だったのも、間接的に選手らに批判が伝わることを嫌った部分も否定できないだろう。ベンチでは完璧なポーカーフェースを堅持した。ゲームに一喜一憂することは皆無だった。常に長いペナントを見据えた采配をした。 翻ってジョイナス・高木は、悉く真反対のことをいたされます。お見事!
◇ 今日の誕生花・ドイツアヤメ〔ジャーマン・アイリス〕(アヤメ科)
花言葉は「虹の使者」「素晴らしい出会い」「燃える思い」「恋の便り」
不二ひとつうづみのこして若葉哉 蕪村
筍のへんてつもなく伸びにけり 子規
※ へんてつの無きにへんてつつけにけり 無季
袷著て仮の世にある吾等かな 虚子
※ 蕪村に「袷着て身は世にありのすさびかな」の句あり、その返句か。
二滴一滴そして一滴新茶かな 鷹羽狩行
母の日のてのひらの味塩むすび 鷹羽狩行
すばらしい今日の出会いの目印を ドイツアヤメはとどめてくれる 鳥海昭子
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