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美とは何?
美しいものを見ると視線をはずせない。何故?
思わず、感嘆して賛美してしまう。
横からそれを否定されようものなら腹が立つ。何故?
生きていると、生活苦だ、毎日の生活の中で塵にまみれてしまって不快が積み上がってしまう。
どうしてこうなるの。解ってくれない。悔しい。悔悟。懊悩。嫉妬。貧困。
現実に囚われる自我を否定したい。
そんな時は「美的観照」ですね。
芸術は人間の創り出した唯一の誇れる財産だと思う。
すばらしい芸術に出会った時、没我的境地に達します。芸術における全自我の否定です。我を忘れています。これに近いのは宗教的法悦であり他にはない。(河合栄治郎)
現実からの脱却、その美的没我の世界に浸った時、行きづまった現実の自我は
清められ、深められ、高められます。
創造的世界へと導かれます。魂は高揚し純化され、現実の桎梏から私を解放してくれるのです。
芸術はすばらしい!
道徳や学問、科学では為せない心情を与えてくれる。
美的観照は一時の解脱であって宗教のごとき永久の解脱ではない(ショーペンハウエル)
だが、人間であるからこそ必要なのだと思う。
芸術を理解できない人っているのだろうか?
功利的価値しか認めない、美的価値の何たるかを知らない俗人。カワイソウニ。
芸術家!・・・、全人を傾けるに値する仕事である。
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