如何ならむ初山歩みの麻衣

理想がないものは、自己内で理と理が対立して、結論が出せない。

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〔企業に於ける悪と従業員の責任について〕

1.就業する企業資本に悪が存在する時、従業員はその悪に服従する義務はあるか?
無い、何故ならば悪を承知して就職している訳ではない。
従って服従する義務はない。
但し業務上の義務については当然、服するべきである。

2.では悪の存在に遭遇した場合どうするべきか?
これは雪印牛肉偽装不正請求事件における西宮冷蔵株式会社が真正面から取り組んだ問題であり、この種の難題をよく象徴している。
悪の存在に気づいた従業員と水谷洋一社長の取った行動こそ、あるべき姿を示している。

3.悪の蔓延する現実社会では企業を完全正義のもとに経営するのは困難と言える。
社会道徳上の欠陥があるから、その企業を否定するべきとか、そんな企業に就業して居る以上「悪」に服従するのが当然という論理は間違っている。
その企業に悪が存在するからといって、一々取り潰していたら此の国の経済は成り立たないだろう。
大切なのは「だからどうするか」である。経営者、従業員として改善、改革、再発防止の心がなくてどうする。

4.これらは企業だけの問題ではない。
社会人として、個人人格として考えても同様である。、
人は誰しも皆、欠点の塊ではないか。

欠点があるから、悪い所があるんだからと言って、「悪」に己を服従させるのが当たり前と言う論理は、「悪」の自己正当化に他ならない。


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