如何ならむ初山歩みの麻衣

理想がないものは、自己内で理と理が対立して、結論が出せない。

OH鑑

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[今の年寄りが駄目なのを知っていますか]

今年もアニメ「火垂の墓」を昨夜見た。
人間ここまで薄情になれるのか、と思う。
戦争さえなければ、あんな悲劇は起きない、人間の業がなせる技だ。

昔の年寄りは何でもよく知っていた。
歴史も、物事の道理、故事来歴、諺、出典や因縁もよく知っていた。
今の年寄りが若者に教えることが出来るのは世渡り、金もうけ、自分だけ生き残る方法ばかりだ。
何故だか分かりますか?

日本の防空制度は超重爆撃機による長期に渉るしつこい攻撃の前には哀れなほど不適切であった。
勝利の宣伝によって甘やかされていた日本の市民は、都市空襲の圧力のもとでドイツ市民が数年間の航空爆撃の間も持ち続けた「規律」を殆ど、全く示さなかった。(米陸軍航空史より)


空襲に直面すると国民は敗戦の事実を否応なしに悟らされた。
軍部の宣伝や憲兵、警察の取り締まりも無力となった。

20年、7月の「警視庁より見たる社会情勢一班」では
「国民の心底には軍を誹謗し、官に不信頼の念、顕著なるものあり」とし、
「英米は敵ではない、大敵は国民を苦しめる日本政府で強制殺人だ」といった投書が増えていることを揚げている。そしてこれに続けて
「極めて最近に於いては、かかる気力も希望も漸く鈍化し、国家社会のことよりも自己周辺の保身に低迷するという、諦観的無気力の暫時普遍化する傾向あり」と結んでいる。

政府に対して声を上げることが出来ない国民は不信や不満や怒りを内向させ、わが身だけを守るエゴイズムの殻に閉じこもっていた。

こうした中で、民衆は自づからの力と才覚とで身を守ることで精一杯で、他人を押しのけてでも自分だけがなんとか生きようとする、とげとげしい空気が世間に広がった。

戦災の被害者に力を貸したり被災者同士が助け合うゆとりはなく、大打撃を受けたり弱い立場にあって立ち直る力を持たないものは、とりわけ苦しく惨めな生活を強いられた。
敗戦の後も国民自身が戦争責任を問い詰めることはなく、戦災による犠牲は見捨てられたままにされた。
思い出すのも嫌で、人々は口を閉ざしたままであった。(大空襲 今井清一 より)




私はこう思う。

それが国民性だと言われればそれ迄だが、ドイツはレンガ造りの建屋だし木造家屋の日本では逃げるだけで精一杯だと思う。
しかしドイツ人が消火義務を放棄せず、規律を最後まで守ったことは学ぶべきことではなかろうか。
規律が保たれていれば、相互扶助の機能も保たれる筈だ。
この時点で日本人社会の倫理・道徳感は打ち崩されたということなのだろう。

この時代の日本人が本当の日本人なのか、それとも今の日本人が本当の日本人なのか?
同じ状況になったら、又今の日本人も同じ事をするのだろうか?

「規律」があれば、最後まで弱い者を助け、協力しあう人間関係が続けられる。
人間らしく生きたいですね。


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