スワブのアルバム・レビュー・コーナー

独断と偏見と偏向によるアルバムレビューです。レビューは同時にメイン・サイトの"アルバム・レビュー"に付け加えていきます。

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イメージ 1アルバム『Wee Tam & The Big Huge』の一発目に入っている”Job's Tears”について、レイモンド・グリーノーケン(Greenoaken 以下レイさん)という人があちこちからソースをひっぱり出してきて分析を試みてはるのがおもしろかったのでご紹介したいと思います。まずJob's Tearsには2つの意味があるみたいです。男子名としてのJobは英語読みだと’ジョウブ’ですが、旧約聖書のヨブ記に出てくる、大きな苦難に耐える信仰心の厚いヨブさんのことで、したがって’ヨブの涙’っちゅうのは涙を流しながら「なにクソ〜〜!これしきのことで」と苦しみに耐えるヨブさんというわけです。もう1つの意味はいわゆる’数珠玉’(ジュズダマ)というイネ科の植物で、種子が涙の形に似てるんだそうです。いちおうここでは前者の意味で話が進んでます。オープニングの歌詞「僕たちはまだここにいる/誰も立ち去らなかった/あまりに待ち 行動し 先に延ばす」は、ユダヤ教とキリスト教に共通する来世を暗示させるものはない、ここには生まれ変わり(輪廻)の観念があるとレイさんはいってはります。この歌詞がどうして輪廻なのかよくわかりませんが、つまりは生まれ変わるということは魂だけはずっと現世にとどまるということをいってるんでしょうか?とにかく輪廻という概念はむしろインド、ギリシア、ケルト的であって、いきなり最初からキリスト教から外れたことを歌っているっちゅうわけです。ちなみに輪廻転生は、ロビンとマイクがこのあとハマってしまう新興宗教サイエントロジーの中心的教義だそうです。イタタタタですね。次からキリストのはりつけの描写に入りますがちょっとその前に。レイさん、ロビンが読んでいたというロバート・グレイヴズという英国の詩人・小説家・批評家の詩論『The White Goddess』(白い女神)を、この歌の決定的なソースとして引き合いに出してます。それによるとキリストは古い家母長制を打ち倒そうと家父長制の宗教改革を企てた代理人だったが、残酷な皮肉によって彼は家母長制における聖なる女性たちと同じ運命をたどることになったということらしいです。どういうことかというと、聖なる女性たちはしばしば’地母神’の怒りをしずめるためにはりつけにされていたと。どうもロビンはこのグレイヴズさんの見解に賛同していたようです。『白い女神』ちょっと読んでみたくなりますね。たぶん自分には難しすぎて理解できないと思いますが。で、グレイヴズさんと同じく、ロビンの描写する創造主は女性だそうです。いやあ、ロビンの場合、友人だったバート・ヤンシュの”Three Dreamers”という歌の中で、’愛に引き裂かれたロマンチストの夢追い人’と歌われていただけあって、単なる’女好き’が要因だったような気がしなくもないです。というわけでまだまだ続く・・・

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