歴史探訪

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太宰府も面白そう!2

2012.4.5 太宰府も面白そう!2
 
資料によれば、この「都府楼跡」を発掘したところ、現在の都府楼の70㎝下からもう一つの都府楼の遺構が出てきたそうです。地上の都府楼と同じような、礎石と瓦を持つ朝堂院様式の整然とした配置の遺構だそうで、これが701年に造られ、天慶4年(941)に藤原純友の乱で焼かれた「太宰府」で、いま地上にある「都府楼」は、焼かれた後で建てなおされた物であろう、と九州歴史資料館の館長さんが「つくし風土記」に書いておられますが、701年に造られたものであるなら、「太宰府」ではなく「都府楼」なのではないでしょうか?
 
「神と大神」、「王と大王」など、言葉によって厳密に区別されていたものや、「大兄と太子と皇太子」、「太宰府と都府楼」など、表し方が時代によって違うもの、「支配者としての王と皇子・皇女に対しての王」など言葉の意味が時代によって違ってきているものがあるのですが、そういうことについて、これまでの古代史解釈はあまり注意を払っていないようです。けれど、どんな言葉がどう使われているかは、古代史解釈においては重要なことなのです。例えば、主語の記されていない「源氏物語」では、使われている言葉や敬語の種類や段階によって誰のことなのかを考えなければならないくらいなのですから。
 
二層の「都府楼」の更にその下からも4つの建物の遺構が出てきているそうですが、こちらは朝堂院様式ではなく掘立柱で、瓦も出ていないそうですから、役所などの公的な建物ではなかったのでしょう。都府楼を造るために立ち退かされた家だったかも(^_-)
 
ところで、教科書や歴史本には「道真は左遷され、権帥(ごんのそち)として太宰府へ流された」と書いてありますが、900年代の都府楼は朝堂院様式の建物を並べた立派なもので、しっかり機能していたようですし、太宰帥(大宰府長官)とは皇族が任命される慣例があったほどの格式ある(実入りの良い)地位であって、皇族は遙任であるため、実権を握っていたのは権帥(副長官)だったようですから、そのような良い地位に就くことを「左遷された・流された」というのは変だとは思いませんか?
 
でも実際は、道真が左遷された先は廃屋同然の建物で、食べる物にも事欠いていたようです。太宰府名物の「梅が枝餅」は「菅原道真が左遷直後に軟禁状態で、食事もままならなかったおりに、老婆が道真の軟禁されていた部屋の格子ごしに、手では届かないため梅の枝の先に餅を刺して差し入れたというのが由来」だとされていますが、役人たちは老婆が都府楼に入って来て差し入れするのを黙認していたのでしょうか?それに、築地塀で囲まれ、整然と造られた200×100の都府楼の区画の中にそんな廃屋があったはずはないのですが。
 
道真は左遷されて2年ほどで亡くなっていますから、実際にそういう逼迫した状態だったのでしょうね。 これはいったいどういうことなのだろう?と疑問に思っていたのですが、この謎も解けました\(^o^)/ 
 
道真が送られたのは「都府楼」ではなく、すでに実態が無く廃屋となっていた「大宰府」だったのです。なぜなら、道真を祀る天満宮が造られているのは都府楼ではなく、昔「遠つ朝廷」とその役所があった「太宰府」なのですから。「道真は大宰府に権帥として流された」というのは「都府楼」や「都督府」の役人として赴任したということではなく、実体のない「太宰府」に追いやられたということだったのです(T_T)
 
 
ネコビタイ便り
 
一斉に芽を出してきたチゴユリです。
イメージ 1
 
チゴユリの芽が出る時期とウグイスのさえずりが始まる時期は関連があるかな? 来年まで覚えていたら観察してみましょう(^o^)
 
先日、ウグイスの声のする方を探していたら、電線にそれらしい形が見えたので、あ、いた!と思ってしまったのですが、今日もまだそれが電線についているのを見ると、ウグイスではなかったようです。ウグイスがあんな目立つところに出てくるかな?とその時疑問には思ったのですが。少しでも疑問を感じた時に、確認もせずに「・・・とすればよい」というのは、絶対にしてはいけないことだったのに・・・<(_ _)>
 
ピンクは最盛期を過ぎてしまいましたが、青のチオノドクサは見ごろになりました。
イメージ 2
 
 

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