旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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カナダ・バンクーバー、北京からやって来たツアーの一行から
謎めいた美女・任暁雪が忽然と姿を消す。
ガイドの陸大洪は、彼女を探し回るが、焦りからか運転を誤り、留学生の楊夕に怪我を負わせてしまう。
楊夕の大学の友人で、法律を学ぶ羅毅に詰め寄られ
足の骨折で動けなくなった楊夕の、身の回りの世話をみるハメになった陸大洪。
相も変わらず任暁雪は見付からないままだし、踏んだり蹴ったり。
その頃、陸大洪の同居人・司馬波の紹介で、高層マンションに入居した羅毅は
部屋の窓から望遠鏡で、向かいに居る女性を覗き、彼女が気になるようになる…。


2008年3月15日、ホームドラマチャンネルで毎週放送していた
大陸ドラマ『さよならバンクーバー〜別了、温哥華』が最終回を迎える。
録画しておいたものを鑑賞。
これは、2004年度製作のドラマで、充分耐えられる全22話
ホームドラマチャンネルでは、毎週日曜の晩、2話ずつの放送だったので
録画したものが溜まってしまうと、消化するのが、結構キツかったけれど
その分、一気に観ることができ、まぁ良かっただろうか。



 (語

働く者、学ぶ者、そして不法滞在者。
物語は、バンクーバーで暮らすそんな様々な中国人たちのラブストーリーである。


このドラマには、元々原作本があるらしい。
常琳(チャン・リン)という作家の<雪後多倫多>という小説がそれ。
原作小説については、まったく知らないけれど
タイトルから察するに、原作の舞台は、多倫多(トロント)
それをドラマ化するにあたり、同じカナダの温哥華(バンクーバー)に移したようだ。

実際には、カナダの中国系移民の大半は、恐らく香港などの広東系だと思うが
このドラマの登場人物たちは、皆北京出身者である。
それでも、元々華人の多い国を舞台にしているだけに
中国の視聴者たちは、「もしかして私も異国であんな暮らしを…」と
叶いそうで叶わない夢を馳せ易いのかも知れない。
田村正和サマ主演『ニューヨーク恋物語』が、かつて日本でヒットした事をちょっと思い出した。


現実には、海外にいきなり移住したところで、そう簡単に生活出来るわけがない。
しかし、このドラマの登場人物たちに、中華レストランで皿洗いのバイトをしながら
鼠の出る小さなアパートで細々と暮らすひもじさは無い。
推測できる仕送りや収入では、到底家賃の支払い不可能な、なかなか立派なお宅に住んでいる。
そのリアリティの無さが、中国の視聴者に益々夢を与えるのだろうか。
また、法的に滞在するために、弁護士に掛け合ったり、カナダ国籍を持つ者と結婚したりするのは
逆に、リアリティの有る話かも。


ドラマの中では、異国の狭い中国人コミュニティとは言え、偶然の繋がりがあまりにも多い。
限られた人脈の中で繰り広げられるホレたハレた。
しかし、それは甘い恋愛ばかりではなく、遠距離だったり、片想いだったり、三角関係だったり…。
不倫や家庭内暴力も…??!
特に任暁雪に関しては、謎が多く、ちょっとサスペンスっぽい味付けにもなっている。



最後は、さよならバンクーバーってくらいだから(笑)、皆北京に「ただいま」。


◆.ャスティング

● 羅毅役: 陳坤(チェン・クン)
陳坤演じる羅毅は、どうやら高官の息子らしく、仕送りで生活する留学生にしては、随分羽振りが良い。
後に、父親からの仕送りには、色々事情があったことが判明するのだが
それにしても、あのマンション、どう考えても、留学生の住まいじゃない。
だからと言って、金持ちのドラ息子というわけでもなく、誠実で、友人思いで、女性にも一途。
陳坤って、もしかして本当に英語ができる?
と言うのは、他の出演者たちは皆、短い台詞を「一生懸命暗記しました」という感じに喋っているのに
陳坤の英語の台詞は、他の人たちのものよりも長く、しかも喋りがスムーズだったから。
気のせいか、インド訛りがあるように聞こえた。 パパ仕込みか。

● 任暁雪役: 趙琳(チャオ・リン)
趙琳を見たのは初めて。
嫌味のない美人で、日本の男性にもモテそう。
でも、今回演じる任暁雪は、何やら過去のある女性のため
いつも表情が淋しげだったり、蔭りが有ったりする。

● 陸大洪役: 姜武(ジャン・ウー)
監督としても活躍する大陸の有名俳優・姜文(チアン・ウェン)の実弟。 ソックリ。
兄弟で、同じ苗字なのに、日本での通称が、“ジャン”、“チアン”と異なる不思議。 (^∀^;)
だから、中国語のカタカナ表記には無理が有るのだ。
兄も弟も決してハンサムではないけれど、大陸的な大らかな人柄が伝わってきて、どちらも好き。

● 楊夕役: 李小冉(リー・シャオラン)
近頃観た彼女の出演作、ドラマ『雨のシンフォニー』、映画『中国の植物学者の娘たち』では
物憂げな雰囲気を漂わせていたが、今回演じた役は、快活な女の子で、随分印象が違う。
笑顔も多いし、ガンガンものを言うことも。
ドラマの性質上、ほとんどカジュアルな服装ばかりだけれど、色白で、やはり美人だ。

● 王平平役: 姜易宏(チアン・イーホン)
この平平は、陸大洪が中国に残してきた恋人のため、途中までまったく出番が無い。
陸大洪は、彼女と遠く離れて暮らす間に、近くに居る楊夕と大接近してしまうのだ。
姜易宏、ひと昔前の母親を演じた『玲玲の電影日記』で見た時は、うわぁキレイ!と思ったけれど
丸顔のやや古風な顔立ちのせいか、現代モノで見ると、少々野暮ったい。
恋敵の李小冉と比べると、見劣りしてしまうのが残念 (実際には、充分過ぎるほど美人だと思うけれど)。



このドラマは、総監督が『雨のシンフォニー』趙宝剛(チャオ・バオガン)ということもあり
陳坤、李小冉以外にも、廖凡(リャオ・ファン)馬睿(マー・ルイ)など
『雨のシンフォニー』とカブる出演者が結構居る。
今回廖凡が演じる司馬波は、とっても良い人なのだけれど、『雨の〜』で演じた極悪人が記憶に新しいため
「この善行にはきっと裏があるに違いない…」「その内腹黒いところを見せるに決まっている…」と
ついつい疑いの目を向けながら見てしまった(失笑)。
馬睿、額が広ーっ!






映画でもそうだが、大陸ドラマは、歴史モノだと、衣装や美術もきれいだし、見応えが有る。
しかし現代モノだと、洗練され切れておらず、中途半端な印象の作品がまだ多いように見受けられる。
ましてや、物語の舞台は、まったく興味の無いカナダ。
日本人の私が、そんな大陸ドラマを楽しめるわけが無い、と半ば冷めた気持ちで観始めたが
結構ハマッちゃった(笑)。
ただの恋愛ドラマではなく、分かり易いヒール(^o^;)が何人か登場し、事件を匂わせたり
サスペンスの要素も盛り込まれているからだろうか。
最後は、一応ハッピーエンドだけれど、どこか物悲しさが残った。

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