旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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【2007年/香港・中国/113min.】
19世紀末期の中国、鶴川の戦いに破れ、部下を全員失った清朝軍将軍・龐青雲は
荒野を彷徨う中、蓮生という女と出会い、彼女との一夜に癒される。
翌朝、龐青雲は、盗賊の姜午陽に襲われそうになるが、気に入られ、リーダー格の趙二虎に紹介される。
貧しい者も誰もが穏やかに暮らせる世を築こうとする龐青雲の理想に共鳴する二虎と午陽。
三人は義兄弟の契りを結び、共に戦うことを誓う。
朝廷を味方に付け、宿敵・何魁率いる太平軍を次々と破る三人の小さな軍隊。
しかし、軍が力を持つにつれ、義兄弟の中にも歪みが生じ…。


血生臭い“イクサもの”には、あまり興味が無いのだけれど、
我が愛しの金城武'主演ならば、鑑賞は私の義務。
興味が薄くてもDVDも所有。ただ私はスクリーン第一主義なので、DVD未開封のまま日本公開を迎える。
想像より早い日本公開
『レッドクリフ』あやかり公開だろうか。


監督した陳可辛(ピーター・チャン)は、香港らしいラヴストーリーのイメージが強い。
なので“イクサもの”でも、意外と女子好みする分かり易いドラマ、…かも?




作品は、元々清朝軍の将軍だった龐青雲と、
彼とはまったく違う生き方をしてきた盗賊の趙二虎、姜午陽が、
天下泰平という共通の願いの下、義兄弟の契りを交わし、共に戦うが、
軍が大きくなるにつれ、三人それぞれの中に野望や葛藤が生まれ、
やがて予期せぬ結末を迎える男たちの悲劇


満清四大懸案のひとつ、“両江総督・馬新貽暗殺事件”がベース。
1973年、ショウブラ全盛期に、
徹張(チャン・チェ)監督が『刺馬〜ブラッド・ブラザーズ』のタイトルですでに映画化。
私は、観よう観ようと思いながら、結局未だ観ていないのだけれど。


この陳可辛版も、当初『刺馬』という仮題で呼ばれていたが、いつの間にか『投名状』に変わっていた。
日本人が『刺馬』という文字を見ると、反射的に“馬刺し(ばさし)”を連想してしまうが(^∀^;)
本当は、“馬(=両江総督・馬新貽)を刺す”の意味。
陳可辛版では、登場人物の名前を変えているので、
よりワクワクどきどきするには、誰が馬新貽に当たる役なのかを知らずに、
暗殺されるまでのプロセスを追っていった方が面白いかも。



私は、“イクサもの”に無関心なこともあり、正直なところ、前半は退屈してしまった。
ところが、800の軍隊で舒城を攻め、5万の大軍を破る辺りから引き込まれていった。
さらに話が進むと、青雲、二虎、午陽、三義兄弟のキャラの違いが際立ってきて、
イクサ以上に人間ドラマとしての見応えが出てくる。




三義兄弟に扮したのは、それぞれが主役級の明星の豪華競演。
年の順に上から、龐青雲=李連杰(ジェット・リー)、趙二虎=劉華(アンディ・ラウ)、
そして姜午陽=金城武

三人の中で、最も意外性が有ったのは、長兄・龐青雲に扮した李連杰であった。
リーダーシップが有り、貧しい者でも誰もが穏やかに暮らせる世を夢見て、懸命に前進する姿は
今までの李連杰のイメージ通りだけれど
大義のためには小義をバッサリ切り捨てる大胆さは、
劉華扮する情に厚い二虎と比べると、無慈悲で、時に悪役にさえ見える。


何がなんでも自分を信じてくれる者たちを守ろうとする二虎は、
<三国志演義>の劉備玄徳のような、理想的なリーダーに思えるけれど、
現実の世界では、政治家でも企業家でも、のちに名を残すような超大物は
この龐青雲のように、非情なまでの割り切りが出来たり、
人間的に尊敬しにくい側面を持っている場合が多いように見受ける。…ちょっと残念だけれど。
そのような点からも、李連杰扮する龐青雲は、好き嫌いは別にして、
ある意味人間臭い、リアリティのある役だったように思う。


金城クンは、実年齢通り、役柄上も最年少の可愛い弟分であった。
初めて敵軍のリーダーを射止めた時、切り落とした頭部を掲げ見せる笑顔(あらあら…)や
二虎の一件で「兄ちゃんの馬鹿、馬鹿っ!」と言わんばかりに
龐青雲の胸を拳で叩く姿など、純真キャラ炸裂。
キラキラした瞳がより映えるススけた顔もワイルドで胸キュン♪



顔がススけていると言えば、紅一点、蓮生に扮した徐靜蕾(シュー・ジンレイ)も随分色黒であった。
蓮生の心は一体どこにあったのだろうか…?!
悪気は無いけれど、直感的により力のある男に惹かれ、感情のまま動いてしまう女性だったのかしら。


登場シーンは短いけれど、蘇州城主・黄文金に扮した俳優がカッコイイ。
誰…?!気になってチェックしたら、郭曉冬(グオ・シャオドン)ではないか。
郭曉冬って、こんなに精悍でカッコ良かったっけ…?!
髪の毛で顔が半分隠れているせいか、まったく彼だとは認識出来なかった。

清朝三大臣のひとり、姜公役で、顧寳明(クー・パオミン)も出ていた。
台湾偶像劇以外で見るは久し振り。







イクサのシーンは、かなり血生臭い。
まるで稲刈りのように、数人の足をまとめて一気にバサーッと切ったのには驚いた。
女性向きというよりは、やはり男性向きの映画に感じるけれど、
退屈した前半から一転、後半の人間ドラマには引き込まれた。
「予想より面白いじゃん」と思いながらエンディングを迎えたところで、
THE ALFEEの歌が流れてくるのって、どーヨ…??!
今、ALFEEか…?!ファンの皆々様には申し訳ないけれど、これには気分を削がれた…。


       
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あっ、今回私は新宿ミラノ3で鑑賞したのだが、系列の新宿ミラノ1のロビーでは、
金城クン着用の衣装が展示されていた。  これ(↑)がそう。
このように置かれていると、若干マヌケな印象だが、金城クンが身に付けるとかっこいい。
ファー付きのお帽子もお似合いであった ♥

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