旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

こちらは実質閉鎖しております→新住所:http://mangotokyo.livedoor.blog/

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

【2009年/フランス/97min.】

妻子持ちの警官スティーヴン・ラッセルは
交通事故で生死の淵を彷徨った時、「人生に嘘をつかず、好きなことをして生きる!」と心に決め
ゲイであることをカミングアウト。
しかしゲイとして生きるには何かとお金がかかるため、詐欺を繰り返し、遂に御用。
収監された刑務所で、ある日、心優しい金髪青年フィリップ・モリスに出逢い、ひと目惚れ。
猛烈なアプローチの甲斐あり、晴れて相思相愛。
まんまと刑務所を出た後も、スティーヴンはフィリップを喜ばせたい一心で詐欺行為を重ね…。



『キャッツ&ドッグス』などを手掛けた脚本家コンビ、
ジョン・レクア&グレン・フィカーラが、本作品で監督デビュー。
舞台はアメリカで、台詞も英語なので、アメリカ映画だと思い込んでいたら
リュック・ベッソン製作総指揮のフランス映画という括りであった。

作品のベースになっているのは、懲役167年を科せられ
現在もテキサスの刑務所に収監されてる、IQ169の天才詐欺師スティーヴン・ラッセル
人生を描いたドキュメンタリー小説<I Love You Phillip Morris>


映画の主人公は、勿論そのスティーヴン・ラッセル。
模範的に生きてきたが、大事故に遭ったのを機に、自分に偽らない第二の人生を踏み出す。
妻子のいたスティーヴン、実はゲイだったのだ。
ところが、理想的なゲイライフを送るのは、ことの外お金がかかる。
そこで詐欺を働き、捕まり、投獄されるも
そこで彼を待っていたのは、フィリップ・モリスとの運命的な出逢い。
以後、スティーヴンは、愛するフィリップを幸せにしたいがために
ありとあらゆる嘘を重ね、脱獄や詐欺行為を繰り返すのだが、まさかこれが実話とはビックリ。

最初の内は、スーパーの床に自分で油を撒いて転び、賠償金をせしめるという、
訴訟大国アメリカに有りがちな他愛ない(?)自作自演だったのに
どんどんエスカレートして、弁護士に成りすまし出廷したり (しかも勝訴…)
経歴を詐称して企業の重役の座に就くのみならず、巨額を勝手に運用し、横領するなど
さすがはIQ169ならではの知能犯で、感心させられることしきり。


主人公スティーヴン・ラッセルに扮したのはジム・キャリー
自身を偽り、模範的に生きるスティーヴンを演じる前半から、妙な気を発していた。
特に教会でオルガンを弾きながら歌うシーン。
集団催眠にでもかかったかのように浮かべる満面の笑みは、邪気が無さ過ぎて
何の信仰も持たない私には、むしろ空恐ろしかった…。

ゲイをカムアウトしてからのハジケッぷりは、さらに凄かった。
これを見るまで、ゲイを演じるジム・キャリーなんて、ぜんぜんイメージ出来なかったけれど
ヴェルサーチらしきファッションに身を包み、座敷犬を散歩させる姿は (ポスター画像 ↑ 参照)
紛れもなく西海岸系バリバリのゲイで、思わず吹き出してしまった。


恋のお相手フィリップ・モリスに扮したユアン・マクレガーにしても
イギリスのフツーのお兄ちゃんのイメージが強く、これまでゲイ役なんて想像したことさえ無かったけれど
ちょっとオネェな心優しいゲイが、意外にも違和感ナシ。 まさかこんなに芸 (ゲイ) 達者だったとは…!
あのユアン・マクレガーが、オネェよ、子羊よ。 なんか可愛いの。 “守ってあげたい”系。(*^-^*)
やはりあちらでは、ブロンド+ブルーアイのゲイはモテるようだ。


登場シーンはやや少なめだけれど、ブラジル出身ラテンの美男、ロドリゴ・サントロ
スティーヴンのEX-ボーイフレンド、ジミー・ケンプル役で出演。
あのとろけるソフトな表情が、これまたゲイ役にドンピシャ。





あんなに頭が良かったら、真っ当な職に就いても、それなりの財を築きそうなものだが
スティーヴンにとって、嘘をつくこと、人を欺くことは、持って生まれた性(サガ)で
(恐らく生い立ちもかなり影響) 理性より先に本能が働いて詐欺行為に走っている、って感じ。
さらに、ボーイフレンドへの盲目なまでの愛が原動力となり、悪知恵倍増。
あくまでも詐欺行為は犯罪で、決して褒められたことではないけれど
あのレベルにまで達すると、詐欺師も神がかってくるし
あの勢いで尽くされたら、フィリップじゃなくても
冷静に判断する間も無いまま圧倒され、オチてしまう気がする。
すンごい強烈キャラ。 頭だけではなく、相当身体も張っているし、これが実話とは驚愕。

監督作品はともかく、リュック・ベッソンのプロデュース作品は
『TAXI 2』、『YAMAKASI』辺りから(つまりかなり初期から)、失望させられることの連続だったので
本作品鑑賞直前、チラシにヨーロッパ・コープの名を見付けてしまった時は
えっ、そうだったの…?!と一抹の不安もよぎったが
結果的には、ストーリー、キャスティング、そしてその俳優たちの名演 (特にユアン・マクレガーが新鮮)、
様々な面で納得の楽しいエンタメ作品であった♪

閉じる コメント(4)

顔アイコン

ジム・キャリーが実は結構好きな私。
そして、ユアンとゲイ!!
それだけで、見たいと思っていた映画です。
って!!!!
これって実話だったんですか????
オドロキ。
また、一層楽しめる情報をありがとうございます。 削除

2010/3/23(火) 午前 10:52 [ sara ] 返信する

お久しぶりです。
この映画、予告などを見てぜひ観たいと思ってました。
お話も実話ということで興味深いですし、結構ユアンが好きなので。

>ユアン・マクレガーが、オネェよ、子羊よ。 なんか可愛いの
そうですか…早く観たいです!

2010/3/23(火) 午後 11:33 [ c.k ] 返信する

顔アイコン

saraさん:そう、驚いたことに実話ベースなんですよね、この映画。

本当にこんな詐欺行為まで働いたの…?!という驚きも勿論ありますが
アメリカの刑務所が案外簡単に脱獄出来てしまうのもオドロキです。

2010/3/24(水) 午後 9:53 mango 返信する

顔アイコン

ポン太さん: お久し振りです♪

ユアン・マクレガーがお好きなら、必見かも知れません。
彼、本作品で禁断の新境地開拓デス。 ゲイ役、リアル過ぎ。
私は、この映画で、ユアン・マクレガーを見直してしまいました。

2010/3/24(水) 午後 9:58 mango 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事