旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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思宜は、化粧品会社に勤める28歳。
明るく振る舞う思宜だが、彼女が肌身離さず付けている針の止まった壊れた腕時計を見て、
同僚の親友・正男は心配でならない。
実は、この腕時計、思宜の恋人・宏沛が、6年前に彼女のために用意したプレゼント。
しかし宏沛は、それを思宜に直接渡せぬまま、交通事故で帰らぬ人に。
6年も苦しみ続けている思宜を案じる正男は、彼女に腕時計を修理しようと提案。
「この時計の針が動いたら、思宜、あなたも前へ向かって歩きだして…。」

その時計を持って、正男が向かったのは、ヲタクたちの溜まり場。
そこで無類の機械ヲタである古い男友達・書海を見付け、修理を依頼。
酷く壊れた時計を見て、一度は依頼を断った書海であるが、
正男にケナサレたことで、ヲタク魂に火がつき、「やってやろうじゃないか!」と承諾。
早速、家で作業に取り掛かり、苦戦の末、深夜になんとか修理完了。
直った腕時計を試しに自分の腕にはめてみたところ、なんと、どこからともなく一人の青年が出現…!
青年自身、自分がなぜ見知らぬ書海の部屋に居るのか分かっていない。
そして、書海のパソコン上のカレンダーを見た彼は唖然。そこに記されているのは“2015”の文字。
今は2009年ではないのか…?!そう、彼は6年前に死んだ青年の幽霊であった…。


2016年5月半ば、ホームドラマチャンネルで始まった台湾ドラマ
『元カレはユーレイ様!?〜我的鬼基友』が、約4ヶ月後の9月下旬、全20話の放送を終了。
私好みではないと直感しながらも、視聴を開始。
なかなか乗り切れずにダラダラ観続けている内に、なんとかゴール。
一応完走はしたものの、やはり、同局で放送時期が重なった全25話の台湾ドラマ、
『結婚なんてお断り〜必娶女人』より5話の少ないこちらの方が、むしろ長く感じてしまった。

★ 概要

張修誠(チャン・シウチョン)、王士睿(ワン・シールイ)による共同監督作品。

張修誠は、『スクリュー・ガール 一発逆転婚!!〜螺絲小姐要出嫁』の監督さん。
日本未上陸ではあるが、昨2015年、台湾で話題になったドラマ
『C.S.I.C.鑑識英雄〜Crime Scene Investigation Center/i Hero』を、
鯡匏罅淵薀ぁΕ皀鵐献─亡篤弔醗貊錣房螻櫃韻燭里癲△海猟ソだ心篤帖

王士睿の方はカメラマン出身の監督さん。
カメラマンとしては、これまでに台湾、大陸で、数多くのドラマを撮影してきたようだ。


脚本担当は、蜻堂據淵献礇鵝Ε奸璽曠◆李文傑(リー・ウェンジエ)
蜻堂擇蓮⊃裕い離優奪半説<一杯熱奶茶的等待>の作者。
脚本家としての注目すべきお仕事は、映画『サマーズ・テイル〜夏のしっぽ』(2007年)で、
鄭文堂(チェン・ウェンタン)監督と共に脚本を執筆。
この映画、とても観たかったのだけれど、日本ではもう日の目を見ることは無いと諦めていたら、
ディーン・フジオカ人気に乗じて、2016年9月末にDVDが発売。



この『元カレはユーレイ様』が、これまでの台湾ドラマと若干違う試みをしているのは、
テレビでの放送とほぼ同時にネット上で配信された事。
そんな事情もあり、テレビ用に従来の台湾式で、一話90分×全13話の物、
ネット配信用で、一話30分×全39話の物、
そして“國際版”として、一話60分×全26話の物と、3パターンの編集が存在。

台湾ドラマは、現地台湾でもすでに行き詰まって幾久しく、
最近では“氷河期”とまで言われる危機的状態になので、起死回生の策を模索しているのかも知れない。

日本のホームドラマチャンネルで放送された物は、普通に考えると、“國際版”だろうが、
全20話なので、約6話分をさらにカットしたのかも…?

★ 物語

機械いじりが得意なヲタク・書海が、
憧れの女神・思宜の腕時計を修理し、それを自分ではめてみたところ、
6年前に交通事故で亡くなった思宜の恋人・宏沛の幽霊が出現!
奇妙な現象に戸惑う書海だが、現世に未練を残し、天国へ行けないでいる宏沛と、
事故に責任を感じ、宏沛を忘れられないでいる思宜を助けたい一心で奔走する内に、
存命の人間2名+故人1名の奇妙な三角関係に発展するファンタジー・ラヴ・ストーリー



このドラマ、日本で“ラヴ・コメディ”として宣伝されているので、私も一応“ラヴ・ストーリー”と位置付けたが、
実は恋愛要素は薄く、ヲタク・書海と幽霊・宏沛の男同士の友情に重きが置かれている。

そもそも中文原題『我的鬼基友』にある“基友”とは?
広東語の“基”の発音が“Gay”に似ていることから、男性同性愛者を意味する言葉として使われ始め、
今では、広く、“固い絆で結ばれた仲の良い男同士の友人”を指すようになったという。

“鬼”は、お化け、幽霊の意味なので、
“鬼基友”は、親密な関係にある幽霊の男友達。
『我的鬼基友』という原題からして、ヲタク・書海と幽霊・宏沛を主人公にした友情物語であることが判る。

実際、このドラマでは、
亡くなった宏沛をずっと忘れられず、過去に縛られていた思宜が、徐々に書海に心を開き、接近していくが、
だからと言って、書海と宏沛が彼女を巡り、激しく対立することはなく、
それどころか、二人は無二の親友になっていく。


そして、ドラマ中盤には、宏沛の死因に疑問が浮上。
交通事故死したはずの宏沛だが、“事故”ではなく、“事件”だった疑いが出てきて、
物語に、その真相と犯人捜しの犯罪ミステリーの要素が加わっていく。
但し、犯人も、なぜ宏沛を殺そうとしたのかという動機も、
視聴者には容易に見当が付くから、ドキドキ感に欠ける。

★ キャスト その①:ヲタとその鬼基友

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張睿家(レイ・チャン):王書海〜機械いじりが得意なヲタク 思宜が憧れの女神

趣味に合わないと直感したこのドラマを私が観始めた理由が有るとしたら、
それは張睿家が主演だったからに他ならない。
映画『花蓮の夏』(2006年)で一気に若手実力派として注目されるようになり、
「これからは映画中心に活動したい」と意気込みを語っていた張睿家だが、
台湾の映画事情はやはり厳しいようで、結局偶像劇に舞い戻って来てしまったのは残念。
それでも、さすがは張睿家で、このドラマは彼の演技力でもっているといっても過言ではない。
(逆に言うと、他の主要キャストは、演技力に少々難アリ。)
そんな張睿家が、本ドラマで演じているのはヲタク。
身なりに気を遣わない、冴えない変わり者に扮しているけれど、
“根が純真”という点では、張睿家がこれまでに演じてきた役に近い。

私は、冴えない変わり者でもOKだが、世間では、それにトキメかない女性も多いので、
書海は途中で変身するんだろうなぁ〜と予想していたら…

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案の定、イメージチェンジ。
ま、眼鏡を外して、髪の毛を梳かした程度で、実は大して変わっていない気がする。
私は元々地味めな眼鏡男子が好きなので、個人的には、中途半端なイケメンに昇格するくらいだったら、
元のヲタクのままの方が可愛げがあって良かったように思う。
女神が残したパンをビニール袋に入れ、シンナーみたいに匂いを嗅ぐキモキャラを演じる張睿家の方が好き!
…という私のような視聴者は、少数派でしょうね。




劉以豪(リウ・イーハオ):凌宏沛〜6年前に交通事故で死亡した思宜の恋人

知名度、人気ともに、近年急上昇の劉以豪が、“ユーレイ様”宏沛役で出演。
劉以豪は、正統派の二枚目ではないけれど、
真っ白な歯を覗かせ、ニッと笑った時の太陽のような明るい表情と、優しそうな雰囲気で、
“最萌男友”、“陽光暖男”などと称され、台湾女子のハートをワシ掴み。
でも、このドラマで演じている宏沛は、そんな劉以豪の従来のイメージからは、ややズレている。
宏沛は、家柄がそこそこ良いようで、ちょっと上品な雰囲気だし、
22歳で死亡した時から年を取っていないとはいえ、ヲタである相棒・書海との比較で、大人びて見える。
私自身、世間の女性たちと同じで、劉以豪は底抜けの明るさに惹かれていたので、
本ドラマで扮する宏沛には、少々違和感をおぼえた。
従来のイメージに固執するのは、後々“害”にしかならないと思うので、
新たなチャレンジは、もちろん大いに結構なのだけれど、
今の時点では、まだ劉以豪に、素敵なオトナの男性(しかも故人)を演じるだけの演技力が足りておらず、
結果的に、宏沛が視聴者を惹き付ける魅力的な人物になっていない。

髪型もナンだかねぇ…。
劉以豪と言えば、“花椰菜頭(ブロッコリー頭)”と呼ばれるもじゃもじゃヘアがトレードマークだけれど、
本ドラマの宏沛は、(↓)このようにアレンジ。

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南米を中心に広く世界で食べられているスナック“エンパナーダ”を彷彿させる、この前髪ねじねじヘアは、
台湾偶像劇に登場する男性によく見られる髪型。
これのどこが良いのだか、私にはさっぱり分からないけれど、
台湾偶像劇で定番化している事から察するに、台湾ではイケているのであろう。
『LOVE NOW ホントの愛は、いまのうちに〜真愛趁現在』の胡宇威(ジョージ・フー)に比べると、
エンパナーダ度がまだ低めだが、それでも劉以豪もかなり“ねじり”が入っております。
あーぁ、劉以豪まで、ブロッコリーからエンパナーダになってしまったわ…(タメ息)。

★ キャスト その②:周囲の人々

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陳匡怡(アンドレア・チェン):韓思宜〜6年前に事故死した恋人・宏沛を想い続ける28歳

初出演したドラマ『イタズラな恋愛白書〜我可能不會愛你』で演じた“Maggie”こと林美で
日本の中華ドラマニアにもお馴染みの陳匡怡は、國立台灣大學卒業の高学歴アイドル女優。
私が演じる彼女を見るのもまたその『イタズラな恋愛白書』以来。
『イタズラな恋愛白書』で、李大仁に接近する小悪魔Maggieに、
キィィーーーッ!となったお姐サマ方、きっと多いですよね(笑)?!私も同じでございます。
本ドラマの思宜は、あの小悪魔とは大違い。
恋人・宏沛が亡くなったことで、罪悪感に苛まれ、心を閉ざしてしまった女性。
宏沛の母親から理不尽に責められても、反撃せず、ただただジッと耐え忍ぶ姿は、現代台湾版おしん。
『イタズラな恋愛白書』のMaggieにイラついた私なのだから、本ドラマの思宜は好きになるかと思いきや、
Maggie以上に苦手なタイプであった。
いや、好きとも嫌いとも思わせないほど、個性も存在感も希薄、と言った方が正確だろうか。
この思宜を、本ドラマの女性主人公と位置付けるには、あまりも魅力が無い。
嫌われ者のMaggieの方が、よほど個性が際立ち、物語のアクセントとなるキャラになっていた。
ただ、私にとって、『元カレはユーレイ様』は、あくまでも書海と宏沛の友情物語なので、
この思宜が存在感の薄い添え物程度の人物だったとしても、さほど問題は無い。
彼女を巡り、男たちが火花を散らすラヴ・ストーリーを期待している視聴者には、物足りないかも。



九雲(デン・ジウユン):戴正男〜思宜の親友 書海が唯一気を許せる女友達

思宜に覇気が無い分(←役の設定上、仕方が無いのだけれど)、
私の目には、こちらの正男の方が活き活きと魅力的な女性に映った。
名前からして、強烈な印象を残す。なんと言っても、“正男(マサオ)”ですから…!
『結婚なんてお断り!?〜必娶女人』に登場する準主役女性“勝男(カツオ)”にしても、
この“正男(マサオ)”にしても、日本ではまず女性には付けない名前。
かつて、偽造パスポートを使い、東京ディズニーランド目的で来日し、
強制送還された北朝鮮のかの金正男(キム・ジョンナム)とも同じ名前ということは、
朝鮮半島でも、男性につける名前なのかも知れない。
本ドラマのマサオは、“正しいオトコ”という男気溢れる名前の通り、
姐御肌でテキパキしており、同性から見て気持ちのいい女性。
でも、実は幼馴染みの書海を密かに想い続けているという、オトメな一面も。
(基本的にはイイ人だが、、悲劇的な過去に縛られ続けている思宜を新たな恋に向かわせたくて、
彼女にやたら向健豪をプッシュするのは、良かれと思っての行為とはいえ、ウザかったわ…。)



張雁名(チャン・イェンミン):向健豪〜化粧品会社社長 宏沛の親友 思宜に片想い

健豪は、本ドラマ一の悪役。
裕福だが複雑な家庭で育ち、大学卒業後、家業の化粧品会社を継いだ若社長。
親が決めた許嫁・麗莓には興味が無く、学生時代からずーーーっと思宜ひと筋。
しかし、その思宜は、健豪の大親友・宏沛と公認の仲であったため、自分の想いをひた隠しにしてきたが、
宏沛の死後は、思宜にアタック。
…このような経緯からも明らかで、ネタバレになるとはこれっぽっちも思わないので言います、
宏沛殺しの首謀者は、彼の生前の大親友、この向健豪です…!
この向健豪役には、もっと適した別の俳優をキャスティングできなかったのだろうか…?
難しい悪役を演じるには、張雁名では、まったくの役不足に感じた。
見た目もイマイチ。張雁名は、長身でスタイルが良いから、引きで見ると悪くないのだけれど、
アップで見ると、顔立ちにぜんぜん“御曹司感”が無く、どちらかと言うと、“コソ泥系”の顔。さらに言うと…

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ある時から、アンガールズの田中がダブり、以降、健豪がアンガールズ田中にしか見えなくなってしまった。
多分ねぇ、眉毛の形、ポッチャリした頬、顔幅に対して小さ過ぎるオチョボ口、
さらに、そのオチョボ口に締まりが無いという以上4点が、アンガールズ田中と共通だからだと思う。
私には、健豪がもうキモイ系キャラにしか見えない。悪役は、演技力のある素敵な俳優が演じれば、
主人公以上に視聴者から支持される魅力的なキャラにだって成り得るのに、
本ドラマのキャスティングは、残念としか言いようがない。



黃心娣(ホァン・シンディ):鍾麗莓〜裕福な家庭で育ったお嬢様 向健豪の許嫁

麗莓は、健豪の許嫁。
親が決めた縁談だし、お相手・健豪の気持ちが自分に向いていないことも知っているけれど、
それでも麗莓は、一途にLOVE健豪。なので、健豪が片想いする思宜には、一方的に敵意を抱いている。
演じているのは、『蘭陵王』で北周の宇文護に色仕掛けで近付く異民族の美女・玉兔を演じた黃心娣!
『蘭陵王』では、ハニートラップで、ジィ様を嵌めたつもりが、バレて、殺されちゃったが、
『元カレはユーレイ様』で、殺人犯の許嫁になり、北周から現代に蘇ったわけね。

★ ロケ地

ロケ地を2ヶ所だけピックアップ。


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ひとつめは、主人公・書海の家。
アーチ形に突き出た2階のバルコニーと市松模様のタイル、レトロな雰囲気が印象的なこの建物は、
古い診療所を改築した八塊畫室咖啡というカフェ。
元々の家主がアメリカに移住後、放置され、廃墟同然になっていた建物を見付けた
インテリアデザイナーの邱顯仁が、自らの手でリノヴェーションし、2013年にオープンしたお店。
『元カレはユーレイ様』の他、『アニキに恋して〜愛上哥們』等、しばしばドラマの撮影に使われているため、
ロケ地見学を兼ね、お茶を飲みに行く台湾の人々も多いようだ。

八塊畫室咖啡
桃園縣 八市 長興路 46號
Tel:03-368-2636
OPEN 11:00〜21:00



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もう一ヶ所は、思宜の想い出のケーキ屋さん。
化粧品会社を辞職した思宜は、ひょんな事から、宏沛との想い出が詰まったそのケーキ屋さんの店長となり、
得意のお菓子作りを仕事にする。
こちらは、台北のLongtimeago Café で撮影。
水色にペイントされた建物が可愛らしいこのお店も、色々な作品で撮影に使われている。
私が最近観たものだと、映画『オーロラの愛』(2014年)。
楊丞琳(レイニー・ヤン)扮する主人公が働くお花屋さんとして登場。


夢遊咖啡館 Longtimeago Café
台北市 大安區 安和路 一段 21巷 9號
02-8773-3771
OPEN 11:30〜20:30

★ テーマ曲

曲名の前に、まず言わせて。
このドラマ、オープニングもエンディングも、本来有ったはずのクレジットタイトルを全て消去し、
音楽をバックに、歌詞の日本語訳と共に、ただダラダラと映像を流しているだけ。
オープニングに関して言えば、今どき小学生でも聴き取れるであろうサビの英語歌詞
「it's a beautiful day, beautiful day tonight」の部分だけを「すばらしい日だ 今夜は最高」と記し、
他は訳詞さえ付いていない。
こんなただのイメージ映像なら不要。録画を観る時、必ず早送りで飛ばすパターン。
日本で放送される中華ドラマでは、最近になってなぜ急激にこのパターンが増えたのか…?!
まさか、漢字表記をとことん抹消し、韓ドラと見紛わせ、韓流ファンを取り込もうって策か…?
だとしたら、卑屈で安直、しかも、せせこましい。こういうの、もうやめて。ちゃんとクレジットタイトル付けて。



肝心な音楽は、オープニングが嘴哥樂團(Mister Mouth)の<Beautiful Day>
エンディングが、炎亞綸(アーロン)の<妳幸福就好>
どちらも早送りで飛ばしているので、思い入れゼロだが、
エンディング曲は、炎亞綸の事務所から一体いくら払われたんだ?!と疑ってしまうほど、
ドラマの中でも何度も流れ、脳にスリ込まれてしまった。
なので、ここには、そのエンディング曲<妳幸福就好>を。















































テレビでの放送と同時にネットで配信したのは、
テレビ離れ、ドラマ離れがより顕著な若い層を取り込むためで、
物語の中に、SNS上のでコミュニケーションや、ヲタクといった要素をふんだんに取り入れたのも、
彼らを意識したからではないかと想像してるのだが、どうなのでしょう。
でも、大人がアザトく若い子ウケを狙ってやった事って、往々にして若い子にウケないものなのよねぇ(苦笑)。
本ドラマが、中華圏で不発に終わったのは、そんな読み違いも一因だったのでは。






日本の場合は、こういう台湾偶像劇を好んで観るのは、30〜40代の主婦やOLが中心ではないかと推測。
そういう層の日本人女性が、この子供っぽいドラマにハマるだろうか。
ただ、昨今、その層の日本人女性には、台湾や台湾明星を盲目的に崇めている人も多いので、
これがもし炎亞綸(アーロン)主演作だったら、「傑作!」、「面白い!」と手放しの絶賛もありそう。
(…が、実際のキャストは、盲目的に支持される顔ぶれとは言い難い。)

日本版がかなりカットされている事に関しては、
日本上陸を待ち望んでいたファンには(←多分、そういう人はごくごく少数であろう)
ガッカリだっただろうけれど、私は元々“ヲタクと幽霊の友情”などというテーマに興味が無かったので、
全20話でもうおなかいっぱい。これが、あと6話増えたところで、好みのドラマになるとは思えないので、OK。
期待が無かったので、失望も無く、良くも悪くも“想像通り”のドラマであった。
終盤、実は宏沛は昏睡状態で生きながらえていた!という部分は意外性が有って、まぁ良かった。
しかし、大半のキャスト、及び彼らの演技には惹かれるものが無かったし、
演出では、特に音楽に頼り過ぎなのが気になってしまった。
盛り上げたい部分で、やたら炎亞綸のバラード<妳幸福就好>を流すのは安直。
台湾偶像劇にしては大きな制作費を投入し、映画の技術で撮ったという自慢の映像も、
別に目を見張るものは無く、フツー。どこにそんなお金が使われたのか、未だに分からない。

あと、これは台湾側の責任ではなく、日本側の問題だけれど、
前述のように、オープニング&エンディングの処理の他、日本語字幕がやはりこのドラマも、ぜんぜん駄目。
同時進行で観たもう一本の台湾偶像劇『結婚なんてお断り〜必娶女人』がちゃんとしていたので、
それとの比較で、この『元カレはユーレイ様』の片仮名羅列の表記に、益々ウンザリさせられた。
“正男”が“ジェンナン”なんてガッカリだし、他に特に気になったのは、例えば、書海のヲタ仲間“神龍”。
ヲタクらしく、『ドラゴンボール』のキャラクター・神龍を、自分のニックネームにしているのだが、
日本語字幕の表記は片仮名で“シェンロン”。ナゼにわざわざ分かりにくくする…??!
もっとヒドイのは、神龍がネット上で知り合い片想いする女の子“小龍女”。
彼女は、日本でもかなり知られている金庸の武俠小説<神俠侶>に登場する人気キャラ、
小龍女を自分のニックネームにしているわけ。
この小説は中華圏で何度も映画化、ドラマ化され、多くの有名女優が繰り返し演じているため、
小説は読んでいなくても、映画やドラマを通じ知っている日本人は多い。
な、な、なのに、それを“シャオロンニュー”と、まるで“ニュートーキョー”のように表記してしまうって、
どういう感性をしているのだか…。
<三国志>の“曹操”を“ツァオツァオ”と表記するのと同じくらい、やってはならなかった事。
私は、翻訳者を批判しているのではありません。翻訳者は、頼まれた通りにやっただけの事だろうから。
問題があるのは、いつまでも無意味に片仮名表記に固執する“頼んだ側”。



ホームドラマチャンネル、木曜深夜のこの枠は、この後、2016年10月6日から、
王傳一(ワン・チュアンイー)主演の2006年のドラマ『スクール・ロワイアル〜極道學園』を放送。
現地台湾でもまったく話題にならず、“今さら感”しかないこのドラマをわざわざ放送するのは、
ディーン・フジオカが出ているからに他ならない。
実際、オリジナルでは30話有ったものを、
ディーン・フジオカ出演シーンを中心に全20話に編集し直して放送するらしい。
ホームドラマチャンネルでは、「ディーンの原点を知りたくないか?」というCMを流しているが、
うーン、どうなの…??!これはさすがに知りたくないかも…。
今更こんなドラマを放送したところで、ディーン・フジオカにとっても、台湾ドラマ全体にとっても、
イメージを落とすだけで、得する人が居ない気するワ。

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ごぶさたしてます。
うちはCS見られないので、このドラマは未見ですが、私も名前のカタカナ表示は苦手です。なかなか覚えられないし、字数は取るし(^_^;)
最近はBSや地上波(テレビ神奈川とか)で、中国、台湾ドラマが結構放送されてるので、非常にドラマ忙しいです。ついでにNHK BSの『クイーンメアリー』とかも観ちゃったり、観なきゃならないドラマをパソコンで観たり、料理しながらでも観られる気楽なドラマを優先して観てたら、『琅琊榜』が5話くらいから録画がたまりまくってます(+o+) 真剣に観たいと思うと、つい後回しに…
いつか本腰を入れて、じっくりまとめて観てから、mangoさんがアップしてくれた記事をゆっくり再読したいです。
お正月くらいになりそうですが...
『スクール・ロワイアル』は、実は結構おススメしたい(*^_^*)
あのドラマの世界に慣れてしまえば、つじつま合わなくっても、メイクがテキトーでも、ヒロインがあれれ??でも、割と楽しめるかも!?

2016/10/5(水) 午後 8:15 zhenyoumei

顔アイコン

真由美さん:
お久し振りです♪
中華作品の中の名前の片仮名表記はNGだと、
翻訳に携わっていらっしゃる真由美さんから直々に関係者各位に言ってやって下さい!
日本人の名前なら、解読不可能なキラキラネームでも漢字表記にするし、
中国語でも、企業名、地名、歴史上の人物、政治家などは漢字表記なのに、
現代の芸能人/一般人は片仮名にするという妙なルールはナンセンスとしか思えません。
私が韓国人の名前を覚えないのも、片仮名表記されているのが大きいと思っております。
日本は中華圏で漢字文化で繋がっているのに、自ら放棄するのはもったいないです。

ところで『スクールロワイアル』が結構おススメとは、意外な気がいたしますが、
確かに、B級と割り切って観れば、ユルユルだった頃の台湾ドラマを懐かしめ、
下手に進化した昨今の台湾偶像劇より楽しめそうな気がいたします。
『琅琊榜』は、流し観するにはもったいないレベルのドラマなので、
お正月にゆっくり御覧ください…!

2016/10/6(木) 午後 8:11 mango


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